泉区内の市立中学校が実施した修学旅行の行程中、引率していた教員が、生徒の個人情報が記載された「修学旅行のしおり」を紛失する事案が発生しました。

　現時点で情報の流出は確認されていませんが、対象の生徒および保護者の皆さまにご迷惑をおかけしましたことをおわびいたしますとともに、個人情報の記載された資料の適切な管理を徹底するなど再発防止に努めてまいります。

1　事故概要

　泉区内の市立中学校が実施した大阪・京都方面2泊3日の修学旅行（4月14日（日曜日）～16日（火曜日））において、16日（火曜日）の帰路中、引率教員が、東京駅の東北新幹線ホームにおいて生徒の氏名（3年生184名分）や、アレルギー対応（17名分）が記載された「修学旅行のしおり」を紛失していることに気づいた。

　当該教員は直ちに同行していた管理職に報告し、乗車していた東海道新幹線車内に置き忘れた可能性も考え、JR東海およびJR東日本に問い合わせを行ったが所在を確認できなかった。引き続き捜索を続けたものの、見つからなかったため、4月23日（火曜日）に、警察に遺失物届けを提出した。現時点で発見には至っていない。

2　紛失物

　修学旅行のしおり2冊（教師用1冊、生徒用1冊）

　※個人情報に当たる内容は以下のとおり

（教師用）学校名、学年、学籍番号、氏名184名分、アレルギー状況17名分（アレルギー原因食品、保護者連絡先）

（生徒用）修学旅行実行委員氏名17名分

3　対応等について

　4月23日（火曜日）から24日（水曜日）にかけて、生徒に対しては学年集会で、保護者に対しては電話や文書等により事案の説明と謝罪を行った。

4　再発防止策

（1）当該校において、教職員に対し個人情報の適切な管理や取り扱いについて改めて周知する。

（2）教育委員会から、全ての市立学校長および幼稚園長宛てに、学校における個人情報等の管理について定めた情報管理指針の遵守(じゅんしゅ)を指示する内容の通知を発出する。また、今後、修学旅行や野外活動等を実施する学校も多くなることから、学校外での活動時における個人情報の適切な管理についても注意喚起を行う。

（3）学校の情報セキュリティ担当者の悉皆研修会において、本事案を含む具体的な事案を示した上で注意喚起を行い、各校において周知徹底させる。