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更新日:2018年1月4日

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年頭所感(発表内容)

平成30年1月4日

 

新年明けましておめでとうございます。市民の皆さま、報道関係の皆さまもよいお年をお迎えになったことと思います。

私にとって仙台市長として初めて迎えるお正月でした。就任して4カ月余りがたち、今年こそ私にとっての本格的な始動の年になります。市民の皆さまと手を携えて、市政を取り巻くさまざまな課題にチャレンジしなければならないという決意を新たにしたお正月でもございました。

来年度の予算編成も佳境に入ってきます。市民の皆さま方とお約束させていただいた事柄をどこからどのように進めていくのかについて、考えを深める良い時間も過ごさせていただきました。最優先にとずっと申し上げてきましたいじめ問題につきましては、3つの委員会や議会におけるご議論が進んでいまして、今年はそれぞれのご意見やご提言なども順次頂くことになると思いますが、こうしたご意見等を踏まえて仙台市の課題を全体的に把握して、実効性のある施策を打ち出していくための体制整備についても、いろいろと思いを巡らせているところです。

先ほど訓示でも述べましたけれども、さまざまな現場に足を運ぶ中で、人口減少社会における地域づくりを進めるに当たっては、やはり地域の皆さま方が主役となるんだということ、多様な人々がつながりあって大きな力が発揮されるということ、そうした視点を持って取り組むことが重要であるということを改めて実感いたしました。地域で行動する市民の方々や事業者の皆さま方の活動が芽吹いているところもありますし、思いを持っている方々も大勢いらっしゃいます。私も市役所もそうした方々としっかりと関わりをもって、自ら考えて行動していくということを職員にも話してきたところです。

東日本大震災からは7年を迎えます。今年は東部沿岸部の復興が一段と形になってくると思っています。多重防御の要となるかさ上げ道路や津波避難道路といった重要なインフラ整備が完成することになりますし、春には防災集団移転の跡地の具体的な利活用方法が決まってまいります。大きな被害を受けた仙台の海辺の新しい魅力、にぎわいが戻るように一歩も二歩も進めてまいりたいと思います。

本庁舎の建て替えについてですけれども、有識者会議が立ち上がって基本構想に向けた議論が加速してきます。新たな杜の都の市庁舎にふさわしい災害対応機能を備えて環境にも配慮した、そんな新庁舎となるように、市民の皆さまや議会の皆さまなどのご意見を伺いながら取り組んでいきたいと思っています。

それから年末に大変うれしいニュースが飛び込みました。明成高校の皆さんのバスケットボール男子日本一はグッドニュースでした。私は個人的にスポーツ観戦がとても好きで、私の大きな気分転換にもなっていますが、今年は平昌(ピョンチャン)オリンピックもありますので、宮城・仙台ゆかりの選手たちに仙台から大きな声援を送りたいと思っています。年末にはパラバドミントンで世界一を確固たるものにされた鈴木亜弥子選手に賛辞の楯を贈呈させていただきました。東京オリンピック・パラリンピックに向けても期待をしたいと思いますし、ベガルタ仙台や東北楽天ゴールデンイーグルス、仙台89ERS、もちろん女子のスポーツもいろいろございます。マイナビベガルタ仙台レディースやセンダイガールズプロレスリングの選手とは市政だよりで対談をさせていただきましたけれども、そうしたプロスポーツの皆さんにも頑張っていただいて、大いに仙台が盛り上がる1年にしていただきたいと思います。もちろんスポーツだけではなく、たくさんのことで市民の皆さま方と喜びを分かち合えるような、そんな1年になるといいなと思っています。

仙台市としても積極的にさまざまなことを情報発信して、市民の皆さま方とともに市政を進める上で、この記者会見もとても大切なところだと思っていますし、報道関係の記者の皆さま方にはこの1年もご協力をお願いしたいと思います。今年もどうぞよろしくお願いいたします。

 

仙台市長 郡 和子