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更新日:2023年11月29日

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「ゼビオアリーナ仙台の改修及び管理運営に関する基本協定」を締結します(質疑応答)

令和5年11月28日

 

質疑応答の内容

Q1

ゼビオアリーナ仙台の改修が終わって開業するめど、改修のスケジュールはこれからということでしたけれども、今決まっている段階でのスケジュール感を教えていただけますでしょうか。

A1

今日協定を締結させていただいて、この後さまざまいろいろ協議を続けていくわけですけれども、現実的には来年度の工事着工を目指しているところでして、使えるようになるのは再来年度の目標ということになっております。

 

Q2

市長としての利用の期待というのはどういったところ、どういうもので利用を期待するところでしょうか。

A2

羽生結弦さんもオリンピックで金メダルを取られた後、いろいろと(練習)環境についてお話をいただきました。特に2度目の金メダルを取られた後は、競技を進めていく上で選手たちの練習環境がもっと整えばいいというようなことを詳細にお話しになられていたと記憶をしております。その羽生さんも仙台を拠点に現在も活動されているわけでございまして、この施設が完成すれば新たな拠点としてご活用もいただけると思います。この間ゼビオホールディングス様とはスポーツを通した連携協定を通していろいろと取り組みを進めてまいりましたけれども、本市にとっても大変ありがたいご提案をこのたびいただきました。ぜひ有効活用してまいりたいと思います。日本フィギュアスケート発祥の地・仙台、そしてまたオリンピックで金メダリストを2人輩出している仙台です。ぜひオリンピックを目指す仙台の若いフィギュアスケーターの皆さんたちにも使っていただけることを期待しているところです。

 

Q3

今市長としては競技者の練習環境の整備、向上というところだと思うのですけれども、お客さんというか一般の方を集めていく上でのアリーナとしての魅力というのはどのようにお感じでしょうか。

A3

羽生結弦さん、特にプロになられてからソロでこの間素晴らしい演技を見せてくださっています。地元の仙台の皆さま方にも間近でご覧いただくような、そういう機会としても活用できるのではないかと思っているところでして、ぜひ早期に整備が終えられるといいなと思うところです。

 

Q4

工事の着工は来年度で運用は再来年度の目標ということでよろしいでしょうか。

A4

(スポーツ振興課長)

具体的な工期スケジュールにつきましては、まずは来月の議会でこの寄付を受領するということが認められましてから寄付者と詰めていくという形になりますので、現時点では明確なものがないというのがまず正しい状況です。その上で寄付の受領が認められました際には、できるだけ早期ということで一つ目標としては来年度の着工、あとは新設ではなく改修ということになりますのでおおむね1年ぐらいで完成するのではないかと現在考えているところでございます。正確には今後その寄付者との調整の中で具体的なスケジュールは決まってまいります。

 

Q5

先ほど羽生さんのお話の中で(オリンピックで)金メダルを取った後に練習環境が整えられればいいというようなお話があったということですが、これは直接何かお話の現場であったという話でしょうか。

A5

これは羽生さんが各報道機関の皆さま方のインタビューに答えるような形でもお話しになられているところでございます。そういう意味で、選手を育てていくための環境整備というのは重要ではないかという問題意識を羽生さんご自身がお持ちになっておられたということだろうと思いますし、羽生さんが仙台で活動を続けておられるわけでして、今後ぜひ皆さま方のご理解をいただきまして、このゼビオアリーナ仙台の改修工事が終わった後の通年型の、それこそ競技に適合するサイズでのアイスリンクでぜひアイスショーなどもやっていただきたいと期待しているところです。

 

Q6

国際規格に適合したスケートリンクということで、そこの意義だったりどういったところに使えるのかというのを教えてください。

A6

泉区にあるアイスリンクは、30メートル✕60メートルという国際競技に適合したサイズからは若干小さいというサイズでございます。そういう意味では、いろいろな舞台で活躍する皆さんたちが心置きなく練習できる環境が整うということにもなろうかと思っています。

 

Q7

市の施設として今後そういう国際大会だとかというのを誘致するお考えとかはあったりされるのでしょうか。

A7

そういうのができたらいいでしょうけれどね。まだようやく緒につくというところでして、これからの話ですから夢は大きく持ちたいとは思いますが。

 

Q8

観客席数とかというのはどのぐらいの規模になるのか。

A8

今ある建物を改修するということですから、現在4千席ちょっとだったと思います。それをどのように増やせるのか増やせないのか、これもまたいろいろとご相談をした上でになるのだろうと思います。

 

Q9

競技をする方とか選手とかに特化したアイススケートリンクになるのですか。例えば一般の方に何か。

A9

(今のところ主には)それは考えていないということでいいのだろうと思います。

 

Q10

では今後そのあたり。

A10

はい。

 

Q11

今回仕組みとして、(アイス)リンクの整備をゼビオ(ホールディングス)さん側がされた上で、アリーナの建物丸ごと所有権を市に移すということ(ですか)。

A11

そのとおりです。ご寄付をいただく。その場合の条件といいましょうか負担が(付いており)指定管理をゼビオ(ホールディングス)さんがなさるということです。

 

Q12

ではこの整備費用に関しては市として財政支出はないということになるのですよね。

A12

はい。

 

Q13

ちなみに整備費用は幾らぐらいなのですか。

A13

(スポーツ振興課長)

整備費用も結局どういった改修をしていくかということで変わってきますので、現時点ではまだ明確にこの金額というところは出ていないところでございます。

 

Q14

今アリーナでバスケットボールとか何かいろいろ他のこともやっていると思うのですけれども、あのアリーナに氷を張ってどんなふうに他の競技と併用するのか、ちょっとイメージがつかないなと思いまして。

A14

(スポーツ振興課長)

ゼビオホールディングス様は八戸市に同じような形で施設を持っているのですけれども、こちらの施設がもともとベースとして土間の上にアイスリンクが付設されていて、これは通年でアイスリンクがある。例えばバスケットボール競技を行うとなりました時に、その氷の上に断熱材のシートであったりとか床材を敷いて床に切り替えて、今度はバスケットボールであったりコンサートができるような、そういうふうにハイブリッドな形で多目的化していくという施設をゼビオ(ホールディングス)さんは八戸市に持たれていて、今回ご提案をいただきましたのは、現状のあすと長町のゼビオアリーナ仙台はバスケットボールやコンサートという床としての使用だけですけれども、八戸市と同じようにまずは通年の氷を張っておいて必要に応じて床にも切り替えられるというような施設に改修すると伺っています。その意義としては、アイスリンクもさらに構えることによりまして、先ほど市長から羽生さんのアイスショーというお話もありましたけれども、国内では例えばディズニー・オン・アイスとかさまざまそういうアイスリンクを活用した興行というのはありますけれども、そういったものをあすと長町の地区でも開催できるようになってくる、より集客性が高まっていくと、そういうものが期待されると伺っております。

 

Q15

つまり今バスケットボールをやっているところが氷になって、今度はじゃあバスケットボールをする時はその上に何か載せますよという発想で、要するに別のスペースに(アイス)リンクがあるわけではないという、そういうことでいいのでしょうか。

A15

(スポーツ振興課長)

おっしゃるとおりです。同じその床の上で、氷と床とを使い分けていくというものになります。

 

Q16

ゼビオ(ホールディングス)さんにとってはもちろん社会貢献的な意味合いもあるのでしょうけれども、何かそれ以上に税金的なメリットがあるとか、何かゼビオ(ホールディングス)さんのメリットがちょっと金銭的な面であるのでしょうか。

A16

とにかくゼビオ(ホールディングス)様はスポーツを通じて仙台のまちを元気にしていこうというお気持ちを強く持っておられる企業でございます。社長様ともいろいろお話をする中ですごく熱い情熱をお持ちになっていただいているなと思っています。細かいことは分かりませんけれども、仙台が(日本)フィギュア(スケート)の発祥の地であり、そしてまた男女でオリンピックの金メダリストがいる、そしてまた今も若い皆さんたちが仙台から巣立っていこうとしている、こういう状況をご覧になった上でぜひご協力をということで今回のご寄付のお申し出があったものと私は理解しております。その上でゼビオホールディングス様にとってどのようなメリットがあるのかどうかということについてはちょっと私は詳しいところは承知しておりません。

 

Q17

次の(仙台市議会)第4回定例会に諮るのは、この負担付き寄附を受領するかというところだけであって、何か施設を使うための条例とかになるのですかね、そういうのはまだその先だという理解ですか。

A17

そのとおりでございます。

 

Q18

先ほど羽生さんからは練習の環境を整えてほしいというような報道機関へのお答えというかが何回かあったということですけれども、今仙台市内でスケートを練習している方々からそういったお声みたいのは聞いていたりするのでしょうか。

A18

具体的にはお聞きはしておりませんけれども、本市では今泉区にあるアイスリンク仙台さん1つの施設だけですので、競技の練習用でもあり、そしてまたアイスホッケーの練習だったり大会だったり、あるいはまた一般の方々のスケート教室であったりと、過密な状況になっているということもあって、練習をされたい方が存分に練習できる環境にはないということを羽生さんはおっしゃられていたのだろうと私は理解しているところです。そういう意味でのびのびと練習できる環境が整うだろうと期待しています。

 

Q19

この寄付のスキームというのは、いわゆる企業版ふるさと納税のようなものを使うということなのでしょうか。

A19

(スポーツ振興課長)

今ご質問のありました企業版ふるさと納税のスキームにつきましては、条件として寄付の対価を得てはいけないという条件がついています。今回のゼビオホールディングス様からの提案に置き換えた時に、例えば改修した施設を単に寄付しますということですと企業版ふるさと納税の適用余地が出てくるわけですけれども、今回は条件として指定管理を担いたいという形での、ある意味対価を求める形になっていますので、企業版ふるさと納税を適用するということはスキーム的に難しいと考えております。

 

Q20

現状仙台市内に通年で使えるスケートリンクはアイスリンク仙台のみというところ(ですか)。

A20

そう承知しています。

 

Q21

そうなると通年で使える国際規格に適合したアイスリンクの整備は今回が初めてということになるのですか。

A21

はい、そのとおりです。

 

Q22

これは県内広く見た時にも初めての整備ということになりますか。

A22

(スポーツ振興課長)

県内でも通年型の国際規格はなかったと承知しております。

 

Q23

企業版ふるさと納税のような形での寄付ということではないということで、税制の優遇の話をもうちょっと詳しく聞きたくて、現状ではそういった対価があるということで単に寄付という形になっているという認識でいいのですか。

A23

本市で寄付として譲り受けて本市の施設として皆さんにお使いいただくことになるわけですけれども、それを指定管理者としてゼビオ(ホールディングス)さんが運営をしていくということで、それに対して本市から指定管理料というものをお支払いするということになります。

 

Q24

今後は幾らになるかは分からないですが指定管理料を市から毎年拠出して運営してもらうという形になる(のですか)。

A24

そういうことです。

 

Q25

その額はまだ決まっていないという認識(でいいですか)。

A25

(スポーツ振興課長)

この間、改修の工期であったりとか改修内容も含めてですけれども、その指定管理料というものも、どういった施設を最終的に出来上がって維持管理していくかということによってその金額というのが決まってまいりますので、その辺具体的なところは、12月にまずはこの負担付き寄附を議会側で受領して構わないというふうに認めていただいてから詳細を寄付者と詰めていくという形で想定しております。

 

Q26

市長として、練習環境の不十分さみたいなものの課題として認識した時期というのは、先ほどご紹介のあった羽生さんが(オリンピックで)2度目の金メダルを取った頃からの認識ということでいいのかということと、市としてリンクを整備するということの、それが実現できなかったハードルになっていたものはどういったところなのかというのを教えていただけますか。

A26

本市に、国際規格に適合した、しかも観客が大勢入るアイスリンクが欲しいというご意見は多方面からいただいていたところでもございました。また金メダル獲得、2度のパレードの記者会見の時にも、羽生さんからは厳しいスケート環境の状況について訴えておられたと記憶をしております。一方でアイスリンクの整備というのは本市のスポーツ施設整備における課題として認識はしつつも、多額の費用負担もありますし具体的な対応について検討を進めてきたけれどもなかなか場所も含めて進まなかったのも事実でございます。そうした中で今回ゼビオホールディングス様から本市に対してこのようなご提案をいただいたということで、認識している課題解決と、それからまた羽生さんが訴えておられたことについても結果として合致に至る状況になるなと思いまして、大変ありがたくお申し出を受け止めたところでございます。