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更新日:2023年12月6日

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その他質疑応答(令和5年12月5日)

次世代放射光施設「ナノテラス」のファーストビームについて

Q1

ナノテラスのことになるのですけれども(12月)7日に予定されているのがファーストビームということで、本格的に稼働開始に向けてやっとそういう段階になったということかと思うのですけれども、改めて市長、この件についての受け止め、どのように今考えられているかというところをお伺いできればと思います。

A1

12月7日にファーストビームが出るということの詳細については、まだ私詳しく聞いていなかったところです。ただ来年の本格稼働に向けて着々と準備が進んでいるということはとてもうれしく思っております。既にこのナノテラスを活用して自社の商品開発あるいは研究に使おうということで皆さま方が準備を整えているようでもございまして、なお地場の中小企業も含めて多くの方々にこのナノテラスを使っていただいてイノベーションを生み出していただくことを心から願っているところです。

 

 

自由民主党政治資金問題について

Q2

連日報道なされていますけれども、国会の方で自由民主党派閥のパーティー券についていわゆるキックバックが行われていて、収支(報告書)への不記載をめぐる問題というのが取り沙汰されていますが、元国会議員のお立場として市長どのように見ていらっしゃるかというところ、ご所感伺えればと思います。

A2

しっかりと記載をすればいいお話なのですけれども、報道で報じられていること拝見はしておりますけど詳細については分かりません。ただ多くの国民の皆さま方から疑問を持たれるような状況というのが生じているということについてはとても残念に思います。

 

Q3

ご自身が国会にいらっしゃった時にこういったパーティー券の問題というのは何か聞こえてきたりということはあったのでしょうか。

A3

このようなお話というのは存じ上げませんでした。

 

 

低所得世帯への物価高対策緊急支援給付金について

Q4

政府の経済対策で低所得者世帯への7万円の給付があると思うのですけれども、仙台市の給付の始まる見込みとかあれば教えていただければと思います。

A4

これは(市議会)第4回定例会に補正予算として計上させていただきます。議会の皆さま方に議決をいただいた後に速やかに準備を整えて、なるたけ早く支給をさせていただきたいと考えております。ただ年内にというのは難しかろうというふうに思っているところですが、なるべく早めに皆さんのところにお届けできるように頑張ってまいります。

 

Q5

今年内にというのを重ねて聞こうかと思っていたのですけれども年内は難しいというところで、そうすると来年の早々1月中にもというところになるのでしょうか。

A5

なかなかものすごい手作業あるいはシステムの改修等々ありまして、簡単にいつまでにとここの場で申し上げにくいところではありますけれども、議会の議決をいただいた後には速やかに皆さま方の手元に届くように努力をさせていただきます。

 

 

SENDAI光のページェントについて

Q6

(12月)8日からSENDAI光のページェントが点灯されると思うのですけれども、改めて市長の今の思いをお聞かせください。

A6

国際情勢がこういうふうに不透明でもあり、そしてまたさまざまな物価上昇等々もあり、(新型)コロナ(ウイルス感染症)が一段落したとはいえまだまだ不安が多い状況だというふうに思います。恒例のSENDAI光のページェント、冬の風物詩です。ぜひ市民の皆さま方にも温かい気持ちになっていただく機会にしていただきと思いますし、また他の所から仙台を訪れる方々にも楽しんでいただけるようなそんなページェントになるといいなというふうに思います。

 

 

年末年始の感染予防対策について

Q7

先ほどのお話に、(新型)コロナ(ウイルス感染症)が落ち着いてというのがあったと思うのですが、これから忘年会、新年会のシーズンに合わせて(食べきりキャンペーン)「ペロリでキラリ」も始まっていると思うのですけれども、そもそも忘年会、新年会を開催することについて、今(季節性)インフルエンザ等もはやっておりますが、市長のお考えといいますか、どういうふうに市民に忘年会、新年会を含めてどういうふうにしてほしいかというのがあったらお願いします。

A7

年末、クリスマス、それから、忘年会、また新年会と、親しい方々お集まりになる機会が多くなっていくのだろうというふうに思います。新型コロナ(ウイルス)の感染状況につきましては比較的落ち着いていまして、先週の水曜日の公表時点でも定点医療機関44施設からの1週間の定点当たりの患者数の報告が0.86人と、定点報告が開始された5月以降で最も低い数値になっているようです。ただ季節性のインフルエンザ、これはずいぶんと流行が続いているようで、定点当たり38人と警報レベルの30を超えております。そういう意味では感染症に対する対応というのは十分に皆さま方で心しながら会食等々も楽しんでいただければというふうに思います。基本的な感染予防対策、そしてまた体調管理、これには十分に留意をされた上でお楽しみをいただければと思います。

 

 

せんだい都心再構築プロジェクトについて

Q8

仙台市のビルの建て替えとかが相次いでいる件でお伺いしたのですけれども、改めて仙台市内中心部でそういう建て替えの話であったり再開発の話というのが結構各地で上がっていると思うのですね。なので仙台市民の方々もどういうふうに変わっていくのだろうかというところに対して期待だったりいろいろな気持ちがあるかと思うのですけれども、改めて今こういう再開発が進んでいるというところに対して、市長の期待感とかであったりという点が1点と、改めて市としてどんな取り組みを続けていかなければいけないかという考えについて、この2点伺えますでしょうか。

A8

東日本大震災が発災をして、本市では震災からの復旧・復興というのをまず第一に取り組みを進めてまいりました。そしてハード面での整備を終えて次は、というふうになった時に、全国の各都市ではやはり同じ時期に建てられたビルが更新の時期に入ってきたわけです。本市においてはそういう意味では少し遅れてしまったところもあるかと思って、(せんだい)都心再構築プロジェクトを立ち上げて老朽化した旧耐震のビルを含めて新しいビルに建て替えることをぜひ応援をしたいということで取り組みを進めてまいりました。そのような中でようやく第1号案件(アーバンネット仙台中央ビル)が今月の8日の日だったでしょうか、(竣工式が行われる)ことになっておりますし、その他このプロジェクトを活用して建て替えを進められるビルが次々生まれてくる。また大規模な区画整理も含めて動いていくということ、このことはとても仙台にとって新たな活力を生み出しますし、私としては大いに期待を寄せているところです。

 

 

Q9

改めて今後の取り組みみたいなところで、もちろん今あるプロジェクトに取り組んでいますけれども、改めて今後どういうふうに取り組んでいきたいかという点も一言お願いいたします。

A9

この(せんだい)都心再構築プロジェクトにつきましては当初の期間よりも延長させていただきました。次々こうした案件が出てきて、そしてまた目に見える形で動いていくということは、さらなる波及効果が出てくるのではないかと思って期待をしています。

 

 

Q10

今のビルの建て替えの件でお伺いしたいのですけれども、他の地域よりも震災の影響で少し遅れて、これからスタートしていくと思いますが、仙台市として他の地域と比べて違う部分、ビルを建てるに当たって、例えば環境の部分であったりDXの部分であったり、そういった違う部分、まちづくりという部分でこれから進めていきたいところをお聞かせください。

A10

福岡では天神ビッグバンというふうな名目で次々新しいビルに建て替えが進んでいて、素晴らしいまちづくりが行われているというふうに思っています。仙台市でも、少し遅れましたけれども、こうした形で新しいまちづくりが動き出すということはとてもうれしく思っているところです。勾当台公園、定禅寺通も含めてですけれども再整備が進められていきますが、本市としては特に、昨日、第一生命様とも協定を結ばせていただきましたけれども、定禅寺通を今回の脱炭素先行地域のエリアとして国からも認定をいただいているところでして、このビルの脱炭素化というのは全国的に見ても大きな課題になっている。その中で仙台市が率先して取り組むことで、ぜひ全国のモデルになるようにしてまいりたいと思います。そういう意味でも昨日の第一生命様との協定というのは大きな意義があったと思っていますし、脱炭素化に向けても本市としての強みをぜひ波及させたいというふうに思います。

 

Q11

都心再構築プロジェクト、期間の延長であったり、結構ぞくぞくと申請が見込まれるであろう建物、昨日(発表された)ものもありましたけれども、当初、予算が100億円程度、100億円を超えるぐらいとされていましたが、恐らくもう超えてくるのではないかなと思うのですが、そこの例えばどのくらい増えてくるのかという見込みであったりだとか、財源というのはどのようにしていくのでしょうか。

A11

詳細については(担当に)直接お問い合わせいただければというふうに思います。ただ仙台は本当に今、大きなまちづくりの転換点にあるというふうに捉えております。そういう意味では民間のビルの皆さま方の建て替えもしっかりと支えていきたいというふうに考えております。

 

 

大阪・関西万博について

Q12

大阪万博について2点ほどお伺いしたいのですけれども、よく報道されておりますけれども、パビリオンの建設が遅れておったりとかいろいろな資材高騰なんかで予算が膨らんでいるというような課題が指摘されておりますけれども、1点として、まず市長としてはこの大阪万博について開催の是非を含めてどのような今お気持ちで受け止めていらっしゃるのかという点をまず1点。あとあわせて復興庁の方で震災の復興の歩みを伝えるブースを出展するということで、その中で仙台防災枠組で示されたビルド・バック・ベターを主題として設定して、そういったものを世界に発信していくというようなものを考えているようなのですけれども、これについての意義と期待感というのを教えていただければと思います。

A12

2025年の大阪万博まで、いろいろ紆余(うよ)曲折あるようですけれども、着実に実施されることを私は希望しています。あの大阪万博には、それこそ空飛ぶ自動車も含めて日本の先端技術の粋を世界に見てもらおうという取り組みですとかさまざま盛り込まれていると思います。加えて各国からもさまざまなご自慢のものが日本の多くの方々に見ていただける環境になるのだろうというふうに思います。期待をしているところです。ただ、いろいろなこの間の国際情勢の流れですとかそれからまた物価高騰、人材の確保の難しさなどあってご苦労が多いようですけれども、成功されることを期待しています。あわせて復興庁の取り組みについて紹介がありました。詳細は聞いておりませんけれども、大きな意味を持つものだというふうに考えております。東日本大震災の折の全国、世界各地域からの支援にもお応えしていく。そしてまた日本が学んだこと、被災地が学んだことについて発信をするということは重要なのだろうと思っています。それとは別に、東北でできれば(東北)絆まつりを万博に出展をできないだろうかということも検討を始めているところでございます。

 

Q13

最後ご紹介いただいた(東北)絆まつりの出展については今初めてお伺いしたのですけれども、どのような内容でというのを現時点で決まっているものがもしあれば、ないと思いますけれど。

A13

まだ確実にということではありません。調整が必要ですけれども、そういうこともできればいいのではないかというふうな話をしているという段階です。

 

Q14

話をしている主体としては仙台市を中心に東北の自治体まとまってというようなイメージでしょうか。

A14

はい、そのとおりです。

 

Q15

仙台市の呼びかけに5県の各県庁所在市長さんたちも前向きに既にお答えいただいている段階という受け止めでいいのですか。

A15

来年は仙台で東北6県の(東北)絆まつり、6県のお祭りが大集合して3巡目をスタートすることになっているわけなのですけれども、そういった話の中で内々に、万博にも出展、まず東京オリンピックに出展をしたいというお話もあったものですから、その流れの中でそういうこともあるわねということを各6市長も認識をしながらということです。まだ確実にどういうふうになるかはこれからだというふうに承知をしています。

 

Q16

この(東北)絆まつりの出展できないかというお話は、まだ実際に復興庁であったり万博の方の担当者にお伝えしているということではないということなのでしょうか。あくまでも郡市長がやりたいなというお考えの段階で止まっているということか。

A16

私はやりたい、やれたらいいだろうなというふうに思っておりますし、他の市長さんたちもそのような意向をお持ちになっておられるというふうに思っています。

 

Q17

復興庁や万博側へのアプローチというのはされている(のか)。

A17

それは担当がいろいろと動くことになるのだろうというふうに思っていまして、詳細はまだということでご理解いただければと思います。

 

Q18

あくまでも郡市長、他の5つの市長の方も前向きに検討されているというところですね。

A18

そうですね。

 

Q19

まだ決まっていないとは思うのですが、復興庁ですとか万博の運営主体に伝えるというのは、スケジュールとして来年度中にはお伝えするような感じになってくるのですか。

A19

私のこの周りだけのお話なものですから私が答えられるのは今お話ししたところだけで、それ以外のことについては、どのように進められるのかについてはまだこれからですので、ご理解いただければと思います。

 

Q20

市長がご構想していらっしゃるのは、各県のお祭りを披露するような場所が、仙台市で大々的にやると思うのですけれど、あれのミニバージョンみたいなものが万博に移動して行うというようなイメージですか。

A20

それも含めて詳細についてはご提案をさせていただく段階の時に固まるというふうに理解をいたします。

【補足】

大阪・関西万博への「東北絆まつり」に関する出展については、宮城県・仙台市の連名、東北6県および県庁所在地6市参加の内容で、11月17日付け「自治体参加催事企画書」を公益社団法人2025日本国際博覧会協会に提出しています。

 

 

敬老乗車証制度の見直しについて

Q21

敬老乗車証制度についてお伺いさせていただきます。まだ途中ではありますけれども説明会が今開かれていると思うのですが、私も何会場か拝見して、利用されている高齢者の方からかなり反対の声が大半を占めているなという印象です。一方でインターネットの書き込み等見ますとかなり賛成の声も多いですし、パブリックコメントもまた違う結果になるのかなとは思うのですけれども、現状で市民の声がかなり割れているなという印象なのですが、そのあたりについての市長のご所見をお伺いできますでしょうか。

A21

今回の見直しのご提案については、高齢者の皆さま方にとっては負担が大きくなるものですからさまざまご不安やご懸念もあるのだろうというふうに思っています。しかしながら、この制度を末永く利用していただくためにはこの見直しというのはやむを得ないというふうに思っておりまして、心苦しいところではありますけれどもぜひご理解をいただいてまいりたいというふうに思っています。説明会について反対のご意見が多いというのは、私もそのように報告を受けておりますけれども、しかしながらいろいろな賛成のご意見も含めてさまざまな声があるということ、このこともございますので、丁寧に説明は続けさせていただきたいと思います。

 

Q22

今賛成のご意見もあるというふうにおっしゃられて、私も賛成の意見も耳にはしているのですけれども、今市長がおっしゃられた賛成の意見というのは、例えば現時点で集まっているパブリックコメントのご意見とかなのか、あるいは一般の市民の方から聞こえてくるご意見ということなのか、確認できますでしょうか。

A22

私はパブリックコメントの中身をまだ見ておりませんので分かりません。実際に私のところに入ってきたお声でございます。

 

 

仙台市長 郡 和子