現在位置ホーム > 市政情報 > 市の概要 > 市長室へようこそ > 市長記者会見 > 市長記者会見 2025年度(令和7年度)一覧 > 4月 > OECDチャンピオン・メイヤー・ミーティングへの出席、フランスからのインバウンド促進に向けた意見交換のため、市長がフランスを訪問します(発表内容) > OECDチャンピオン・メイヤー・ミーティングへの出席、フランスからのインバウンド促進に向けた意見交換のため、市長がフランスを訪問します(質疑応答)

ページID:80055

更新日:2025年4月2日

ここから本文です。

OECDチャンピオン・メイヤー・ミーティングへの出席、フランスからのインバウンド促進に向けた意見交換のため、市長がフランスを訪問します(質疑応答)

令和7年4月1日

 

質疑応答の内容

Q1

昨年8月にもOECDで講演をされまして、2回目の出席になるかと思いますけれども、今回の出席の理由だったり経緯を改めて教えてください。

A1

実は昨年、パリにお邪魔してOECDでキーノートスピーチをさせていただいたのは、チャンピオン・メイヤーのミーティングのくくりではないのですね。それでチャンピオン・メイヤーのチャンピオン・メイヤー・イニシアティブに参加をさせていただいたのが2023年のことでした。そのときはベルギーのブリュッセルで会合に出させていただいたのが初めてでして、チャンピオン・メイヤーズ・ミーティングは今回2回目ということになります。世界のさまざまな都市の首長さんたちと今旬な課題についていろいろと意見を、議論を交わすことができるのは、本市にとっても有益な知見を持って帰ることにもつながりますし、そしてまた仙台市としてのプレゼンスの向上にもとてもいい機会なのだというふうに思っているところです。

 

Q2

さまざまそういった会合に出席されて、今回、ダイバーシティの推進と青葉山グリーン回遊プロジェクトのことについて発信するということですけれども、具体的にどういった内容を説明される予定でしょうか。

A2

会議のテーマが「不確実な時代における全ての人のための都市」という非常にばくっとした大きなテーマになっているのですね。ですから、このテーマでどちらの都市の市長さんたちがどういう話題を持ってくるのかまだ分からないのですけれども、本市としては先ほどもお伝えしたようなダイバーシティ、これからの視点はやはりさまざまな方々、多様な人たちの力が共に発揮できるようなまちづくりが重要なのではないかという視点でお話をさせていただこうと思いますし、もう一つのテーマが「包摂的な都市のためのモビリティの未来」。これもまたダイバーシティにも通じるところでもありますけれども、そういう意味でモビリティの未来、本市がさまざま実証実験を行っていることについてもお話をさせていただこうかなというふうに考えているところです。

 

Q3

その他に意見交換の場もあるかと思うのですけれども、先ほど(フランスからの訪日旅行者は)長期間周遊する傾向にあるというお話もありましたけれども、今後のインバウンドの施策に反映させるために、どういった意見を集められたらなというふうに考えていますでしょうか。

A3

今の話は、チャンピオン・メイヤーズ・ミーティングに出させていただいたその後に、観光施策の重要プロジェクトとして欧米豪という新しい市場開拓ということを掲げ、そしてフランスとも、宮城県、東北、連携して取り組んでいこうということになりました。その一環として旅行会社の方々と意見交換をしたり、また本市とレンヌ市というのは国際姉妹都市なのですけれども、レンヌ市の学生さんたちがさまざまな研究を行っていると聞いております。そのことについていろいろとお話を聞かせていただいて、情報交換をしてこようというふうに考えているということです。

 

Q4

その情報交換の場で、どんな意見だったりどういった情報が入手できたらなというふうに、今のところ何か考えていらっしゃることはありますか。

A4

フランスの方々というのは、働き方も日本の働き方とはずいぶん違いますし、休みということに関しても日本とはずいぶんと違って、長期間のお休みを年に1回は必ず取るという、そういう国民性をお持ちだというふうに聞いているところです。そういう皆さんたちが日本の観光地、どういう観光地を既にご存じで、ご存じないけれどもどういうところだったら行ってみたいのかなど、さまざまなことをお聞きしてツアーのモデルというのを構築できればいいなというふうに思っているところです。

 

Q5

観光施策の件なのですけれども、今年、欧米豪へのプロモーションをやっていくということで、意見交換というところでニーズ調査の一環でもあると思うのですけれども、現状どのようなニーズ調査をされているのかということ、新年度始まったばかりで(まだ)ないところもあるかもしれないのですけれども、予定されている調査の実施状況、あるいはこれからどんなことをやっていくかといったところについて伺えますでしょうか。

A5

今も申し上げたように、今年度から宮城県、そして(一般社団法人)東北観光推進機構、東北各県と連携して、フランスを中心にお客さまを呼び寄せましょうということで取り組みを開始することにいたしました。その中で、今回せっかくパリに伺わせていただくものですから、訪日客にぜひ仙台、東北に来ていただこうということで、旅行商品の造成のみならず、いろいろとどういうニーズがあるのか、そのことについてお話を伺っていきたいと思っています。

(インバウンド・MICE推進課長)

市長からも申し上げましたとおり、今年度からフランスを中心に欧米からの訪日旅行者の獲得に動いていこうということで、今年度いろいろ調査をしていきたいというふうに考えておりますので、まだ具体的なこういった調査をしますというようなことは申し上げられる状態にはないのですけれども、今後積極的に進めていきたいと考えているところです。

 

Q6

現状、市長としまして、相手方との意見交換などの学生に対する意見交換とかの場で、東北あるいは仙台のどういった魅力を伝えていきたいというふうに、今はどのようにアピールしていきたいというふうに考えていらっしゃいますでしょうか。

A6

多分、西の方について、東京、大阪、京都等についてはよくご存じなのかもしれません。フランスにおいて仙台というところの知名度がどのぐらいなのかということもよくまだ分からないのですけれども。ただ前回、OECDの会議に呼ばれたときに、フランスの方々もアニメがお好きでいらっしゃって、特に日本のアニメにはお詳しい方々が相当おいでだなと思いました。例えば「ハイキュー!!」のあの場面は仙台のあの場所ですよとか、あるいはジョジョなんかもそうですよとか、そのほかにも「BLUE GIANT」もそうですよとかいろんなものもあるのだと思うのです。それをPRするということも一つ、もしかすると知っていただく大きなきっかけというか、来ていただける可能性が高いコンテンツなのかなというふうに私自身は思ったりもしているところです。

 

Q7

観光施策のところで1点お伺いしたいのですけれども、インバウンド促進というのは非常に取り組まなければいけない大きな課題だと思うのですが、それと並行してオーバーツーリズムの問題というのも今各地で起きておりますけれども、その辺のバランスをどう取りながら施策を進めていくお考えなのか、教えていただけますでしょうか。

A7

外国人観光客が予想以上に増えているところでは、そういうオーバーツーリズムの課題がいろいろ出ているのも承知しているところです。一方で、東北一円においでいただけている観光客、昨年はこれまでで最高だったというふうに聞いていますけれども、それでも今、日本に来てくださっている方の1.4%にすぎないのですね。なのでオーバーツーリズムにもいっていない、まだ伸びしろは相当あるというふうに認識をしているところです。その上でどういうような課題が出てくるのかについては、その折々にやはり見ていく必要があるのだろうと思っております。今はまだそこまでいっていない、この1.4%をいかに増やしていくかという、そういう状況だと思っています。

 

Q8

そういったオーバーツーリズムの話になりますと、フランスなどはもうそういった影響が出ているところなので、今回の意見交換の場でもいい情報が得られるかもしれないと思っていますので、いろいろ情報収集のほうをよろしくお願いいたします。

A8

ありがとうございます。

 

Q9

宿泊税の件で、先日も11月という開始時期が出たり、県の方が足並みがそろわないようだったら遅くなるかもしれないというところだったのですが、そういった視点で、宿泊税の使途だったりそのあたり、このオーバーツーリズム問題だったり、観光の方に使うところだと思うのですが、年度が始まって初め(の会見)なので、そのあたりの今年度の宿泊税に関する思いというところを改めて聞かせていただきたいなと思うのですが、いかがでしょうか。

A9

やはり人口減少が日本の中でも相当早いスピードで進んでいるこの東北地域において、交流人口を拡大するということは、地域の活性化、経済の持続的発展にも重要な施策だというふうに思っております。そういう意味で観光関連の産業というのは裾野が広いということですから、それぞれに潤っていただくためにはやはり観光需要をしっかりと取り込むということなのだと思っています。宿泊税も頂戴しながら、これまでにない魅力創出、さまざまな整備に向けて使っていきたいというふうに思っているところです。まだ開始時期について、いつというふうに確定してはおらないところですけれども、おいでいただいた方も楽しんでいただき、そして迎え入れるこちら側も潤うような、そういうような対応になるようしっかりと徴収の時期まで皆さま方のご準備のお手伝いもさせていただきたいというふうに考えているところです。

 

Q10

宿泊税について、先週の金曜日も公の場としては初めて宿泊事業者さんと意見交換会をされていましたけれども、実際に意見を聞いて何か新たに感じたことだったりとか、意見交換会のご感想といいますか、お願いできますか。

A10

さまざまな業態の宿泊事業者の方々からの意見を、お一人お一人お聞きすることができて、とても有意義だったなと思っております。例えばラーメンを活用したPRというのは、ああそうかというふうに大きな気づきにもなりましたし、それからまた(宿泊税を)ぜひ活用して取り組みをしっかりとしてもらいたいというお話もいただいたのだと思います。宿泊事業者の方々との会議体をつくることについても、皆さんウエルカムという気持ちでお聞きいただけたというふうに思っておりますし、それらの仕組みをうまく活用しながら皆さんに喜んでいただけるような施策になっていくように努力したいと思ったところです。

 

Q11

今回、大体1時間半ぐらい(意見交換を)されて、まだ意見を言い足りないという事業者さんもいたそうなのですけれども、今後何か、日程とかは決まっていなくても、郡市長ご自身で何かまた意見交換会をやりたいといったご意思とかはありますか。

A11

新年度、先ほどもちょっと申し上げましたけれども、宿泊事業者の方々との協議体を設けることにいたしました。協議体の場でいろんなことが、また膝詰めでいろいろ話が出てくるのではないかというふうに想定をしております。これまで同様に密に連携を図りながら取り組んでいくことが何よりも重要だろうというふうに思っておりまして、私としましても、機会を捉えて直接そういう場にも出向かせていただくのは考えているところでもございます。

 

Q12

先日の知事会見の際に村井知事が宿泊税の(導入)時期に関して遅らせる可能性もあるというふうなお話がありましたが、これから県と調整していく中で郡市長のお考えを聞かせてください。

A12

私の気持ちとしては、準備が整い次第、徴収できるといいのだがなというふうに思って、11月をめどにとにかく準備を急ぎましょうねということでやってまいりました。ただ知事のご発言をお聞きしておりますと、やはり県内には秋の繁忙期でなかなか難しいという意見もあって、知事のあのご発言につながっているというふうに思います。そういう意味では、仙台市だけ初めにやるとすれば、県税になる部分も後でまたということになると宿泊事業者の方々は混乱をするだろうというふうに思っておりますし、実際事業者の皆さんたちもそのような声を出してくださっています。ですからこれは歩調をそろえていくのがベストだろうと考えています。

 

Q13

歩調を合わせるということですけれども、11月から遅れた場合に仙台市もそれに合わせて後ろ倒しというか、遅くさせるということも検討の一つであるということでしょうか。

A13

今申しましたように、仙台市は準備が整ったからじゃあ徴収開始いたしますとしても、県が間に合わなければ2段階にシステム等も含めて手続きがかかってしまいます。そうなりますと、宿泊事業者の方々は大変な負担になりましょうし、混乱も起きるかもしれません。そういう意味では県と歩調を合わせてやっていくということがベストなのだというふうに思っているところです。これはあと事務方同士でいつごろだというふうなことできっと調整が図られるのだろうなと思います。

 

Q14

遅くなった場合に、市長としてはいつぐらいがタイムリミットというか、なるべく準備が整い次第というお話もありましたけれども、いつまでに導入ができればなと考えていますか。

A14

私の気持ちとしては、準備が整ったらぜひというふうに思っているのですけれども、県の方では、県内の事業者の中で秋は繁忙期で難しいというふうにおっしゃっているということですから、そうすると繁忙期ではないところから始めるということなのかしらと想像しますが、知事からもいつというふうにも聞いておりませんし、今後調整をさせていただくということになるのだろうと思います。