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更新日:2025年8月22日

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その他質疑応答(令和7年8月19日)

 

宮城県知事選挙について

Q1

村井知事の、知事選の立候補の意思を固めた件でお伺いしたいと思います。改めて、6選となると歴代の知事の中で最長の記録となりますけれども、そのあたり事前に知事の方から市長の方にお話があったのかということと、改めて6選に向けて立候補をする意思を固めたことへの受け止めをお聞かせください。

A1

そのようなお気持ちをお持ちになっていらっしゃることは少し前に伺っていましたけれども、その思いを固められたのだなと思って報道を拝見いたしました。

 

Q2

市長選では応援演説に村井知事が駆けつける場面もありましたけれども、今回、知事選では、郡市長ご自身、応援に行きたいなというか、その辺のお気持ちはいかがでしょうか。

A2

まだ何も決まったものはありません。選挙期間中に応援をいただいたということも私自身ありますので、ご要請があればでしょうかね。

 

Q3

シンプルに、村井知事のこの5期20年の評価というのはどのようにお考えでしょうか。

A3

まずは、1期目は産業廃棄物の問題でご苦労されたと記憶しております。2期目については、それこそ東日本大震災の対応に先頭に立って当たられた。そういう意味では、ご本人がどのように感じてこの間やってこられたのかは分かりませんけれども、私自身といたしましては、1期目、2期目含めてすごい一生懸命に頑張ってこられたと思っていますし、また全国知事会長としても強いリーダーシップを発揮されたし、そういう意味で、知事が6期目を目指される決意を固めたというのは、年齢的にもまだまだお若いと思っておられると思いますし、それからやはりご自分でこそこれをやるべきだと思っている、その信念みたいなものがおありなのだろうなと思います。政治家ですので、政治家のそれぞれのお気持ちというのは他人が言うべきことではないと思いますし、この間のお取り組みは評価できると思っています。

 

Q4

恐らく総合的に見て評価されるという今のご発言だったと思うのですけれども、最近特に、震災復興が終えたあたりから、非常にちょっと独善的な面もあるという指摘なんかも一部聞かれたりはするのですけれども、それこそ病院についてもぶつかるような中で、市長からご覧になって、最近の村井知事の発言だったり、ちょっとトップダウンが強いという、そういったところについての側面についてはどのようにお感じでしょうか。

A4

それはそれぞれですので、私から何も申し上げることはございません。政治家は、私は私なりの信念に基づいて政治を行うものですし、村井知事におかれてもそうなのではないでしょうか。

 

Q5

先ほど、(村井知事の意向について)少し前に伺ったというご発言がありましたけれども、もし差し支えなければ、どういった形でどういった場面でお話をお聞きになったのか、お聞かせいただいてもよろしいでしょうか。

A5

それについては、お答えは差し控えさせていただきます。

 

Q6

今回、知事が6期目に当選すればなるわけですけれども、これは市政にとって継続すればプラスなのか、それとも必ずしもそうとは言えないと考えていらっしゃるのか、そのあたりはどうでしょう。

A6

困った質問ですね。それは、まだ知事がその気持ちを固めたというところでありますし、何ら今の質問にはお答えすることができません。

 

Q7

それは分からないという意味ですか。

A7

いや、お答えすることはできません。

 

Q8

5期20年は評価されているということであれば、6期目出馬表明を固めたことに関しても歓迎されていると受け止めてよろしいでしょうか。

A8

多選批判というのもあるとは承知をしていますけれども、私自身はですね、東北地方で人口減少がすごい加速しているわけです。さまざまな課題に直面していて、本市、また宮城県の持続的な成長を東北地方全体に波及させていくということは重要なのだろうと思っておりまして、そういう意味では、これまでのご経験を基に県民が安心して暮らせる地域社会の実現に向けて力を発揮されるということについては期待を寄せているところです。

 

 

富谷市の総合病院公募について

Q9

あと、県とはさまざま協議すべき課題、残っているかと思いますけれども、知事の6選表明を受けて、今後取り組まなければいけない課題として病院の再編があるかと思いますけれども、そのあたり、明日、富谷市の方から選定事業者、誘致する病院の公表があるかと思いますけれども、それについて仙台市として今後の対応についてお聞かせください。

A9

知事も今回その病院再編の話を挙げておられたのですか。一部の報道でそのようなことも見たところではありますけれども、まずは富谷市への4病院再編の問題はもうこれ、なくなっている話であって、富谷市がどこかということで応募されたわけですよね。それがどのようになるのかは明日ということなので、今、私は申し上げる立場でもないと思っております。ただ、この4病院再編の問題というのは、私の立場と知事の立場も違うということもあるのかもしれませんけれども、私どもは、丁寧にデータを基に、いろいろこの間、県に対してお話をさせていただいたところです。それに対する回答がない中でそういう状況にあるのは、どう言ったらいいのでしょうか。これから先、人口減少が進んでいく中にあって、また高齢化も進む中でどのような医療需要が生まれてくるのかということについては、いま一度しっかりと検討をすべきではないのかしらとは思っているところでございます。ただ、知事が企業誘致についても強い意欲をお持ちになっていらっしゃることについては歓迎をするところでございます。そういう意味では、連携をして取り組むところ、あるいは仙台市として、私としても物申さねばならないところ、いろいろあると思っております。

 

Q10

今のところは東北医科薬科大学の若林病院が手を挙げていて、恐らく認定されるだろうという流れというふうに大勢が固まっていると伺っていました。もしそうなった場合、市長として率直に、この若林病院、若林区唯一の病院になるわけなのですけれども、そちらが移転となった場合、どのようなお受け止めをされるのか、それについて何か対応策というのを考えている部分があるのかどうかお聞かせください。

A10

そうした報道は目にしておりますけれども、詳細は何も分かりませんので、コメントすることはできません。

 

Q11

ちなみに、これまで若林病院に対して何か働きかけというか、そういったものというのを行ってきたのかどうかというところはいかがでしょうか。

A11

それについても、報道では目にしていますけれども、詳細は分かりませんので、コメントできません。

 

Q12

病院側に対するアクションというのは特になかったということでよろしいのでしょうか。今まで応募者の情報というのは出ていたと思うのですけれども、それを受けて市側から何かアクションを起こしたかどうかというところを確認したかったのですけれども。

A12

それについても差し控えさせていただきます。

 

Q13

それはなぜでしょうか。何かアクションがあったのであれば、市としてこういうことをやったということを市民の方にも知ってもらえることだと思うのですけれども、こちら、何か市側として対応を取ったかどうかというところについてはお答えできないということでしょうか。

A13

まだ若林病院がそうだということを正式には聞いておりませんので。

 

 

津波警報発表時の避難率について

Q14

7月の津波警報の発令の件でお伺いさせていただきます。弊社の取材だと、仙台市の発令時の避難率が58.9%と、結構自治体の中でも高い方だったのですけれども、(地震の)揺れがない中での発令でそういった比較的高い避難率だったことについて、郡市長、どのように受け止めていらっしゃるのかということと、あと、揺れがない中での避難の呼びかけという点では、今後、今回の課題だったりとか何か検証されて、それを踏まえて何か対応されるのかという点をお伺いしたいと思います。

A14

7月30日に発生したカムチャツカ(半島)沖の地震による津波警報ですけれども、自治体ごとに事情もさまざまだと思いますので、一概に論ずることは難しいと思っています。本市の沿岸地域にはさまざまな集客施設もございます。つまり、市民のみならず、市外の方々も訪れていらしたということも想定もされるわけでして、そのため定量的な評価というのは差し控えたいと思います。担当局からは、避難所や避難施設など安全な場所に避難した方が多数おられたと報告は受けております。これは、各メディアの報道もさることながら、本市による沿岸地域への避難広報が一定程度効果があったものとは思っているところです。市民や事業者の皆さまの冷静かつ適切な避難行動の結果であるとも思っています。

 

Q15

市外からいらっしゃっている方への避難の呼びかけについては、津波の危険性を発信するという難しさもあるかと思うのですけれども、夏休み期間中でお子さんも多かったということもありますけれども、その点について、改めて今回何か課題なり出てきたものか、何か分析されているものがあれば教えてください。

A15

まず避難エリアの商業施設、さまざまございますけれども、その施設の方々も、前回の津波、東日本大震災を経験されていた方々も多くいらっしゃいますし、それからまた津波警報だということで、商業施設の皆さんたちも的確にお客さまの避難を誘導されたのだろうとも思います。また、本市でも津波注意報が出た段階から広報ドローンを飛ばしまして、これもまた適切に避難を誘導できたものと思いますし、それから各メディアの皆さま方も、揺れがなかったにもかかわらず、あれだけ津波の報道をされていたということも功を奏した部分があったのではないかと思います。課題として見えてきたこととして挙げるとすれば、やはり避難の丘に避難された方が熱中症で救急搬送されたという、すぐによくなられたようでしたけれども、これは、炎天下の中の長時間の避難というのには、避難の丘は少し、もう少し考えなくてはいけないなというところはあったということです。

 

Q16

その課題について何か今後対応策を練られたりとかという予定は特にはないのでしょうか。

A16

避難の丘についてはもう既に危機管理局といろいろな話はしているところです。

 

 

戦後80年を受けて

Q17

戦後80年の件でお伺いさせていただきます。今月15日、戦後80年の節目を迎えましたけれども、改めて仙台市として平和への発信をどのように考えているのかということをお聞かせください。

A17

80年という大きな節目で、さまざまなメディアも特集を組まれていたと思います。私たちのこの今日の平穏な暮らしというのは、多くの犠牲があった上に成り立っているのだということを改めて思いを強くいたしました。特に仙台大空襲があった7月10日、これは本市においてもずっと戦没者戦災死者合同慰霊祭を執り行っているところです。今年も執り行わせていただきました。80年になります。とりわけ被爆者の方々が、ノーベル平和賞を受賞したということもあるわけですけれども、この80年ということに対して多くの発信をなさっているということが非常に印象的に思います。戦争の悲惨さ、愚かさ、そして平和の尊さというのはずっとこれからも訴え続けていかなくてはいけないことだと思っています。

 

Q18

その訴える場所として戦災復興記念館があると思うのですけれども、来館者の小中学生、こどもたちの利用者が低迷している状況というのを弊社の取材で分かりまして、そういったこどもたちへの伝承については、なかなか来場者が少ないというところではなかなか課題もあるのかなという気はしますけれども。

A18

戦災復興記念館に対しての小学生の来場者が少ないということについては聞いておりませんでしたけれども、仙台市内の小学校では、さまざま、戦争を体験された方々の体験を聞く会等々も開催をされていると理解をしています。ただ皆さん高齢化されていますし、じきに戦争を知っている世代がいなくなってしまうということにもなるのだとすれば、やはり平和教育の大切さというのはいま一度考え直すべきだと思っておりますし、今回、戦災復興記念館でも新しく、防空壕を作られていたという、その内部の展示も行われていたかと思います。そういうものも含めて、やはり戦争の悲惨さ、愚かさというのは伝えていくべきことだと思っています。

 

Q19

その記念館について廃止の方針ではあるかと思うのですけれども、そういった戦争の悲惨さを伝える施設として今後の何か新たに考えられていることですとか、あと、廃止されることで、残った資料も今後どういった活用の方法があるのかというのも検討しなければいけないのかなという気はするのですけれども。

A19

これは廃止の時期というのは決まっているのですか。決まっていないですよね。ただ、老朽化していくというのは間違いのないことだと思います。

 

Q20

老朽化して廃止する方針だということで、今後の戦争の悲惨さを伝える場所というのがなかなかなくなってしまうということで、今後の伝える伝承という点ではなかなか難しくなってくるのかなという気はしますけれども。

A20

申し訳ないけれども、まだいつ閉館するということなども決まっていない中で、今のようなご質問にはお答えできません。

 

 

クマの出没について

Q21

全国的にクマの被害が相次いでいる中で、仙台でも連日のようにクマの目撃が相次いでいるということで、その現状をどう見ていらっしゃるかというところと、あと市民に呼びかけたいことがあれば教えていただけるとありがたいです。

A21

仙台市でもLINEでクマの出没については皆さま方に、登録をしていただいた方々にお知らせをしております。これも結構、連日のように報告が上がっているのだなと思います。今年は特に山の状況があまりよくないのでしょうかね。そういう意味では、クマも生きる上で餌を求めて人里にということもあるのかもしれません。そこでぜひ、例えばごみの出し方にしてもそうですし、ご自分でしっかりと命を守るような取り組みというのはしていただかなくてはいけないなと思います。具体の、駆除についてどういうふうにするかなど、まだそういう事例は本市においてはなかったですよね、この夏。なのでそういう状況にはまだないと思いますけれども、ただ他の地域での状況を見ますとやはり深刻になってきているなということもあって、対策というのは引き続き考えていくべきなのだろうなと思います。

 

仙台市長 郡 和子