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更新日:2016年9月20日
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〔奥山恵美子 仙台市長〕
仙台市が誘致活動を進めてまいりました「第3回国連防災世界会議」につきまして、本日、内閣府の亀岡政務官にお越しいただき、開催地として決定した旨のご報告をいただいたところでございます。
これまで多くの皆さまのご協力を賜りながら準備を進めてまいりましたが、こうした関係者の思いがひとつとなり、実を結んだものと考えております。これまでご協力をいただきました多くの皆さまに改めて御礼を申し上げます。
国連防災世界会議は、ご承知のとおり国連の主催により、向こう10年間の世界の防災戦略を方向付ける大変重要な会議でございます。
地元への大きな経済波及効果が期待されますほか、本市はもとより東北の復興を後押しし、世界に強くアピールする上でまたとない機会になると考えております。
会議の開催都市として、「3.11」の経験から得ました知見や教訓、被災地での取り組みなどを世界に向けて発信するとともに、仙台・東北の復興の様子をご参加の方々に直接見ていただけますよう、運営や企画において、工夫や調整を行ってまいりたいと考えております。
会議開催を通して、「これから」の防災・減災のために貢献していくことこそ、被災地最大の都市である仙台市の使命であると受け止めているところでございます。
本日、開催地として選ばれたわけですが、真価が問われるのはまさにこれからだと考えております。
今後、宮城・岩手・福島・青森の東北の各被災県、県内の被災自治体、大学、経済界、関係団体、そして何よりも地域の皆さまと連携を図りながら、準備に万全を期してまいりたいと考えております。
〔亀岡偉民(よしたみ) 内閣府大臣政務官 兼 復興大臣政務官〕
今、市長からご発言がありましたけれども、本年2月に国連防災世界会議開催地の公募を行ったところ、いろいろなところから要請はありましたが、最終的には仙台市と新潟市の二つになりました。
両方とも開催に対する意欲と条件はしっかりしていましたが、特に仙台市の方は、被災後しっかりと復興に取り組まれて、ここまでがんばってこられた経緯、そしてまた取り組みへの意欲、これはすばらしいものがありましたので、今日の閣議で決定がされたところです。
市長が言われたように、被災4県を含めて、本当に仙台市が取り組んできた今の姿と、これから近隣地域との連携を深めながら、まさに東日本大震災からの復興という体験を、この国連防災世界会議の中で生かしていけるということで、最終的に決定させていただきました。
国連防災世界会議の中で、多くの国々に防災・減災の経験をしっかりと踏まえながら伝えることができる、また、新しいプラットフォームの取り組み(新たな防災戦略)についてしっかりと議論ができる場になるだろうと期待しております。
政府としても、これから仙台市と連携をとりながら、しっかりとこの防災会議に向けて準備を進めていきたいと思います。
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