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更新日:2017年4月3日

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新年度最初の会見に当たって(発表内容)

平成29年4月3日

 

今朝の訓示で、平成29年度の仙台市の事業において私が考える大きな3つのポイントを話しました。

まずは復興に関連しますと東部地区の再生があります。海岸公園のフルオープンや、集団移転跡地利活用の方針については検討委員会からご意見をいただき決定しましたが、これを受けたヒアリングから公募に至るまでのプロセスを進めていくこと、また、蒲生北部地区における事業者の公募。それらを通して東部地区の海岸に人のにぎわいが戻るという点についてしっかりと力を入れていきたいと思っています。

また併せて、メモリアル施設として、震災遺構となる旧仙台市立荒浜小学校のオープンを予定しています。市内外の多くの方々に見ていただけるようにPRも含めて取り組んでいきたいと思っているところです。

次に、急激な高齢化に伴い地域の支える力の減衰といったことが危惧されますので、本年度はコミュニティの力をさらに強くしていきます。コミュニティの中でもう一度しっかりと元気づくりをしていくという点から、区の担当も課長レベルで配置をしましたので、そうした力を得ながら、区ごとにふるさと底力向上プロジェクトとしてしっかりと立ち上がるように進めていきたいと思っています。

併せて地域課題としては、震災以降進めている避難所の開設を地域の力で行っていくことや、また特に介護・福祉の関係では新しい総合事業の開始ということがありますので、その点に配慮しながら進めていきたいと思います。

そしてにぎわいづくりという観点では、4月16日に荒川さん・羽生さんのフィギュアスケートモニュメントの除幕が行われます。そこを皮切りに春から夏にかけて東北絆まつりや、例年行っている青葉まつりも、記念すべき政宗公生誕450年というこの年に向けて事業を拡充しますので、そういったにぎわいづくりについてしっかりと進めていければと思っているところです。

いずれにしましても、昨年度から取り組んできた東北をけん引するためのさまざまな動きをさらに力強く前に進めるということで、文化観光局が2年目となる本年度、しっかりとした取り組みを進めていきたいと考えています。

 

仙台市長 奥山 恵美子