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更新日:2016年9月20日
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平成28年3月現在、本市における65歳以上の高齢者は約23万人。そのうち約15%に当たる約3万5千人が認知症高齢者と推計されており、その数は年々増加傾向にあります。
認知症は誰でも当事者となる可能性があり、また、介護者等として関わる可能性がある身近な病気です。市では、認知症の当事者やその家族のためのさまざまな支援を行っています。市民一人一人が認知症の特性や対応の仕方、地域における支援制度などについて理解を深め、認知症の方やその家族が地域で安心して暮らせるよう支え合いましょう。
市内認知症高齢者の推移
(※)介護保険第1号被保険者数の推計を基に、厚生労働省の調査による認知症高齢者の割合(15%)を用いて推計
市内で4カ所指定されている「認知症疾患医療センター」の一つ、仙台西多賀病院の武田篤院長に
お話を伺いました。
本病院では、かかりつけ医と連携して、認知症を早期から診断し、相談員が各種支援情報を提供しています。認知症とは「脳の働きが低下し、日常生活に支障をきたす状態」のこと。新しいことが覚えられない、段取りがうまく立てられない、道具をうまく使えないなど、人によってさまざまな症状があります。
「これまでと違う」「不安だ」などと感じたら、かかりつけ医や地域包括支援センターに相談し、検査を受けましょう。早期に対応すれば薬の効き目もよく、進行を緩やかにできる可能性があります。そして何より、今後の生活について自分の意見を反映させることができます。そのままにしていると、車の事故や火事、詐欺などの犯罪に巻き込まれるリスクが高まるため、変化に気付いたご家族や身近な方から本人へ「1度健診を受けてみない?」と声を掛けることも必要です。言いづらいかもしれませんが、ご本人の生活を守るためにも、一歩を踏み出してください。
軽度認知障害(MCI)とは、健常者と認知症の中間の状態です。日常生活に支障はありませんが、そのまま放置すると5年後、約半数の方が認知症に進行するといわれています。早期に適切な予防・治療等を行えば、発症を遅らせることができる可能性が高まります。思い当たることがあれば、かかりつけ医等に早めにご相談ください。
■今何をしようとしていたか簡単に思い出せない
■同じことを何度も言ったり尋ねたりする
■人と会う約束を忘れることがある
■探し物が増えている
■何かやろうとしても「まあいいか」と思ってしまう
■長年の趣味を楽しめなくなってきた
■段取りが下手になった
■買い物で会計する時に小銭が使えない
■今日の日付が思い出せない
■外出することが減った
(※)上記はMCIの状態の一例です
実行委員会による反省会
(問)おれんじドア実行委員会 電話070・5477・0718(平日10:00~15:00)
(問)介護予防推進室 電話214・8317
(問)介護予防推進室 電話214・8317
サポーターの証しであるオレンジリング
認知症サポーターとは、認知症を正しく理解し、当事者やその家族を見守る「応援者」のことです。認知症サポーター養成講座を受講した方がサポーターとなります。市内では、これまでに約4万8千人が受講しています。
(問)仙台市健康福祉事業団 電話215・3711
市内に50カ所ある地域包括支援センターは、高齢の方が住み慣れた地域で安心して生活が続けられるよう、介護・福祉・健康・医療などさまざまな面から支援を行う、地域の高齢者支援の窓口です。認知症に関することや健康づくりなど、お気軽にご相談ください。
(問)高齢企画課 電話214・8168
この特集に関するお問い合わせは介護予防推進室 電話番号:022-214-8317 ファクス:022-214-8191
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