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更新日:2016年10月31日
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市では、8月から9月までブラジル・リオデジャネイロで開催されたオリンピック・パラリンピックでメダルを獲得した選手4人の功績をたたえ、「賛辞の楯」を贈呈しました。
賛辞の楯は、芸術、文化・スポーツなどの分野で優れた功績を残した、市にゆかりのある個人や団体に贈るものです。
10月2日にはウィルチェアーラグビーで銅メダルを獲得した庄子健選手に、5日にはバドミントン女子ダブルスで金メダルを獲得した髙橋礼華(あやか)選手と松友美佐紀選手に、18日には卓球女子団体で銅メダルを獲得した福原愛選手に、それぞれ贈呈しました。
多くの市民の祝福を受け、笑顔を見せる髙橋選手(中央)と松友選手(右)
市役所本庁舎前で行われた髙橋選手・松友選手への「賛辞の楯」贈呈式。約500人の市民が祝福しました
福原選手(右)。「仙台市民の皆さんの前で良い報告ができてとても幸せです」(市役所本庁舎前にて)
庄子選手(左)。「悲願のメダルが取れてうれしいです」(福祉まつり「ウエルフェア2016」にて)
仙台出身の詩人で「荒城の月」などの作品で知られる土井晩翠の業績を記念した「晩翠わかば賞」「晩翠あおば賞」の本年度の受賞者が決定し、10月23日に仙台文学館で贈呈式が行われました。
東北6県と国内姉妹都市の小学生の詩作品を対象とした晩翠わかば賞には、高橋大翔(ひろと)さん(涌谷町在住・現中学1年生)の「盆棚つった」が、同じく中学生の詩作品を対象とした晩翠あおば賞には井上彩さん(仙台市在住・現高校1年生)の「君は」が選ばれました。
市では、長年にわたり地域における防犯活動に取り組んでいる方々を毎年表彰しています。
10月13日に行われた全国地域安全運動第28回仙台市大会で、8団体・155人の方々を表彰しました。このうち、防犯功労団体、防犯功労者、退任感謝状を贈呈した方は、次のとおりです(順不同・敬称略)。
〔防犯功労団体〕
仙台中央地区少年補導員協会、緑ヶ丘防犯協会、富沢地域防犯協会、みやぎ台連絡会防犯防災活動委員会、深松組防犯パトロール隊、洞ノ口防犯指導隊、原町防犯女性部、みずほ台町内会
〔防犯功労者〕
熊谷綾子、村越節男、伊藤隆夫、七海正子、黒田昌彦、関本かつい、鈴木春夫、坂入幹雄、城寳勇、内海睦男、田屋範雄、林優子
〔防犯指導隊退任〕
水戸武雄、髙橋良男
平成26年10月から整備を進めてきた西公園のSL(蒸気機関車)広場が完成し、10月22日に一般開放しました。本格的な開放は、約2年ぶりとなります。
西公園のSLは、昭和43年まで現役で活躍していたもので、国内に唯一現存するC60形です。昭和44年に日本国有鉄道(現東日本旅客鉄道株式会社)より市に無償貸与され、西公園のシンボルとして市民に親しまれてきました。
今回の整備では、外観の塗装や車体の修復のほか、新たに屋根を設置。また、機関車操車場の転車台をイメージし、周辺を円形広場として整備しました。現地に設置した看板にはQRコード(二次元コード)が記載されており、コードを読み取ると当時のSLの映像を動画で見ることができます。
西公園の玄関口で、整備を終えたSLが市民の皆さんを出迎えます
明治時代に築造された煉瓦下水道を見学できる施設「杜の都れんが下水洞窟」を、11月から一般公開します。煉瓦下水道は、平成22年度に土木学会選奨土木遺産に認定され、完成から116年たった今でも使用されています。
地上の西公園SL広場隣りの天窓からは、常時、地下の下水道管をのぞくことができます。また、毎月の公開日には、下水道管内も一部見学できます。
下水道管の側面に、見学用の出入り口を設けました
見学の申し込み
(申・問)建設局経営企画課 電話214・8812
認知症を怖がらないで!
仙台市が政令指定都市となった平成元年、75歳以上の後期高齢者の方は、約2万7千人でした。27年が経過した現在、その数は10万8千人余りとなっており、実に4倍に増えています。町内会等の活動や市民センターの講座、地域のゲートボール大会などでも、たくさんの後期高齢の皆さんにお目にかかるようになりました。
「元気で長生き!」こんなにうれしいことはありません。ところが、多くの方が口をそろえて「これ以上長生きしても、もの忘れが激しくなるのではないかと心配。家族に迷惑を掛けたくない」とおっしゃるのです。
確かに、認知症は年齢とともに有病率も高くなる傾向にあり、65~69歳では2.9%のものが、75~79歳では13.6%、85~89歳では41.4%と推計されています。こうした数字に加え、多くの皆さんが「認知症は怖い」と考えるのは、「認知症になったら何も分からなくなってしまう」という悲観的な先入観ではないでしょうか。
でも、本当にそうでしょうか。これまで認知症については、介護する家族の方々のご苦労が語られることが多く、対応が難しい事例が紹介されてきました。しかしここ数年、ご自分の症状やどんなサポートがあればよいか、自宅で日々の暮らしを営みながらどのように仕事や社会的な活動を続けているかを率直に話してくださる当事者の方が増えてきました。
私も何人かの皆さんの本を読んだり、お話を伺ったりしました。認知症の診断を受けた直後は落ち込んでも、周囲の人に打ち明けて助けをもらったり、最近ではパソコンのメールやスケジュール機能を使って記憶の減退を補ったりと、さまざまな工夫で暮らしの質を保つことが可能なのだと知りました。
仙台市では、認知症について適切な知識を持っていただけるよう、今年3月に冊子「認知症ケアパス」を作成しました。身近にちょっと気になる人がいるという方は、ぜひお近くの区役所または地域包括支援センター等で入手し、ご一読ください。相談窓口や認知症カフェなどの交流の場、利用できる制度などについてご紹介しています。
仙台市長 奥山 恵美子
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