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更新日:2017年3月31日

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市政だより2017年4月号・防災環境都市 仙台

仙台発の国際的な指針「仙台防災枠組」を理解しよう

「仙台」の名を冠した世界共通の防災指針

平成27年3月に仙台で開催された第3回国連防災世界会議において、世界の防災の取り組み指針「仙台防災枠組2015―2030」が採択されました。
この枠組には、女性や若者のリーダーシップの重要性や、市民・企業・NPO等さまざまな主体による防災の取り組みの必要性など、東日本大震災の経験や教訓が盛り込まれており、世界各国の防災対策の指針となっています。

身近な防災・減災の取り組みの参考に

写真:仙台防災枠組を分かりやすく解説した冊子

市役所本庁舎1階市民のへやで配布しているほか、「防災環境都市・仙台」ホームページでもご覧いただけます

仙台防災枠組の内容は、私たちの身近な防災・減災の取り組みにも当てはまります。
例えば、優先すべき行動として挙げられているのが「災害のリスクを理解し、共有すること」。私たちの生活に置き換えてみると、地域内で過去に起きた災害の記録を集め、将来の災害に備えて、家族や学校、地域の中で情報を共有することが大切です。
市では、この仙台防災枠組を分かりやすく解説した冊子を配布しています。

一人一人の取り組みが防災文化の発展に貢献

市は、東日本大震災を経験した100万都市として、世界の防災文化の発展に貢献する「防災環境都市」を目指しています。
市民一人一人の防災・減災の取り組みが、市全体の防災力の向上につながります。仙台防災枠組への理解を深め、防災の未来をともに考えていきましょう。

地域の防災活動に生かす仙台防災枠組

写真:女性防災リーダーネットワーク宮城野・代表 大内幸子さん

女性防災リーダーネットワーク宮城野・代表 大内幸子さん

昭和61年の水害をきっかけに地域で自主防災組織が立ち上げられ、私自身も約15年前から地域の防災・減災活動に携わっています。
昨年、「仙台防災枠組」を学ぶ連続講座を受講しました。女性がリーダーとなって地域の防災・減災に関わることや、地域と学校が連携して子どもたちに防災教育を行うことなど、今まで自分たちが取り組んできたことが重要なことだったと知り、背中を押されたような気持ちになりました。これからも「自分たちの地域は自分たちで守る」という意識で、地域で「仙台防災枠組」を活用しながら、活動を進めていきたいです。

写真:「仙台防災枠組」を学ぶ連続講座

「仙台防災枠組」を学ぶ連続講座

お問い合わせ
防災環境都市推進室 電話214・8098、ファクス214・8497

知って役立つ!ワンポイント防災講座
日頃の備えが被害を軽減!

イラスト:ご自身の防災対策やお住まいの地域の特性を確認しましょう

新生活が始まる4月。ご自身の防災対策やお住まいの地域の特性を確認しましょう。
まずは「わが家と地域の防災チェック表」で地震に対する備えを総点検。また、「津波からの避難の手引き」で、津波の浸水区域や避難場所、速やかな避難のための行動なども確認しましょう。いずれも市役所本庁舎1階市民のへや等で配布しているほか、市ホームページでもご覧いただけます。

(問)減災推進課 電話214・3109、ファクス214・8096

ごみ減量・分別の豆知識
おいしさキープ!野菜の鮮度を保つ保存方法

ロゴ:ワケアップ!仙台

傷みやすい野菜は、ちょっとした工夫で、鮮度を保ち最後までおいしく食べ切ることができます。

イラスト:ペットボトル2本をカットし、底の部分を組み合わせた容器に入れる
  • 葉野菜は、霧吹きなどで軽くぬらしてポリ袋等に入れ冷蔵保存
  • 長ねぎ等上に伸びる野菜は、ペットボトル2本をカットし、底の部分を組み合わせた容器に入れて冷蔵保存(右図参照)
  • キャベツ等芯のある野菜は、芯をくりぬき、ぬれたキッチンペーパー等を詰めて冷蔵保存

(問)家庭ごみ減量課 電話214・8229、ファクス214・8277