ホーム > ブログ・SNS > 八木山動物公園スタッフブログ「八木山ZOO通信」 > アフリカゾウに「お薬」を(3月15日)
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八木山動物公園スタッフブログ「八木ZOO通信」
この冬は寒い日が多く、動物たちの体調も崩れがちでした。
寒さに弱い動物は、お腹の調子が悪くなると糞がやわらかくなったり、食欲がなくなったり、動作が緩慢となります。
動物たちは、獣医師が良くなるように投薬や注射をしてくれているなんて思っていませんので、苦い薬は吐き出しますし、痛い注射は嫌いです。
ですから、飼育員は獣医師と協力し、動物に薬を確実に飲ませるために、さまざまな工夫をしています。
普段から与えているリンゴやバナナに穴をあけて薬を詰めたり、普段は与えない、動物にとって魅力的な果物や野菜などを使ったりもします。
先日、アフリカゾウのベンが調子を崩しましたので、獣医師が薬を用意しました。
写真の薬が1回の量で、300錠です。
ベンの身体の大きさを考えると1回の投与量だけでも、ビックリするぐらい多くなります。
そして、これをしっかりと服用してもらわなければなりません。
これで1回分!
投薬方法は、普段は与えていない黒糖を使いました。
黒糖の甘さで薬の味をカモフラージュ
薬と黒糖を手のひらに乗せて、ベンの口の中に放り入れました。甘さで薬に気づかれないようにします。
はい、口を開けてね~
すかさず、投薬!
今回は、特に警戒しないで薬を飲んでくれましたが、次回もこうとは限りません。
いつも、症状や薬の種類に応じ投薬方法を工夫して、とても頭の良いゾウに気づかれないように薬を与えています。
特に寒い日は、動物が体調を崩す前に早めに収容することもありますので、ご了承ください。
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仙台市建設局 八木山動物公園 飼育展示課
電話:022-229-0122
ファクシミリ:022-229-3159
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