案内窓口 022-229-0631
ホーム > ブログ・SNS > 八木山動物公園スタッフブログ「八木山ZOO通信」 > アビシニアコロブス 展示場をリニューアル!(3月3日)
ページID:52861
更新日:2021年3月3日
ここから本文です。
八木山動物公園スタッフブログ「八木ZOO通信」
2月1日から5日にかけて、アビシニアコロブス展示場内の組木を交換する工事を行いました。
この展示場では天然の木を使って組んでいるので、定期的な更新が必要です。
交換前の組木は、コロブスによって木の皮がはがされていたり、雨風にさらされて破損した部分が目立ってきたりしていました。
最近では昨年生まれた「アポロン」が成長し、展示場内を跳ね回っていたので、劣化した枝がぼっきり折れてしまった部分もあり、危険な部分の補修を行ってきました。
かじられたり、風化してしまっている交換以前の木
2月1日の朝からフェンスの一部を撤去し、既存木の解体が始まりました。
当初、新しい柱となる高さのある木を重機で運ぶことを考えていましたが、立地の関係で重機を展示場の近くに寄せることができなかったため、人力で搬入・設置していくことになりました。
太さも高さもある相当な重さの木を、大人数で掛け声をかけながら運んでいきます。ロープで大きな木を吊って微調整していく様子は、まさに職人技です。
大きな木を人力で運び入れます
次に柱から柱へ横木を渡していく作業へうつります。
飼育担当者が集まって、ビューポイントからの見え方やコロブスが枝を渡るルートを想像して組み方を考えていきます。
こっちの枝の方がいいんじゃないか、あっちにかけた方がインパクトあるよね、と議論が白熱しました。
大体のレイアウトが決定し、造園業者の方に枝を組んでもらいます。
枝を組む職人さんたち
フェンスを元に戻し、金具や針金などの最終チェックを終えたら、いよいよ動物たちを新しい展示場に出していきます。
最初は展示場内の変化に戸惑っているようでしたが、徐々に枝を渡ったり飛び移ったり、新しいルートを探索していきます。
想像していたルートをコロブスが通ると、こちらも「よしよし!」と心の中でガッツポーズです。
「アポロン」はさっそく、よくしなる枝を見つけて、びよんびよんと楽しんでいます。大事に使ってね……
「………………」最初は戸惑っていましたが……
びよんびよんする「アポロン」(左)
コロブス展示場は、アフリカゾウの「メアリー」の運動場とアフリカ売店を結ぶ道の途中にあります。
新しくなった枝で動き回るコロブスを、ぜひ、見にいらしてください。
お問い合わせ
仙台市建設局 八木山動物公園 飼育展示課
電話:022-229-0122
ファクシミリ:022-229-3159