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八木山動物公園スタッフブログ「八木ZOO通信」
5月11日、動物園の開園に合わせたかのように、アビシニアコロブスの赤ちゃんが生まれました。
お母さんは昨年上野動物園からやってきた「フローラ」です。
八木山の群れに仲間入りした後、交尾は確認できていましたが、お腹も大きくならず、今回は妊娠の期待はしていなかったので、嬉しいサプライズでした。
はじめての子を抱く「フローラ」
「フローラ」は初めての子育てなのですが、上野動物園にいたころに弟が育つのを近くで見ていたおかげか、しっかりと赤ちゃんを抱き、大切にしているようです。
アビシニアコロブスの赤ちゃんは、大人とは異なり、全身真っ白。この目立つ色は群れの中で、ここに赤ちゃんがいますよという目印になっているそうで、他のメスたちは自分の子どもでなくとも一緒にお世話をします。
昨年「アポロン」を生んだ「リゲル」も、赤ちゃんを抱きたくて仕方ない様子で、「フローラ」に(いつもはそんなにしない)毛づくろいを熱心にしては、すきを見て赤ちゃんのお世話をしたりしています。
すきあらば抱きたい「リゲル」(左)
コロブスの赤ちゃんの白い姿を見られるのは、生後2カ月ほどです。徐々に黒い毛が生え、大人と同じ容姿に変化していきます。
今しか見ることができない真っ白でかわいらしい姿を、ぜひ見にきてください。
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電話:022-229-0122
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