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更新日:2023年3月10日

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マダガスカル出張報告〈その1〉(3月10日)

八木山動物公園スタッフブログ「八木ZOO通信」

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マダガスカル出張報告〈その1〉

令和5年1月22日から1月31日まで、出張でマダガスカルへ行ってきました。

八木山動物公園では平成20年よりマダガスカル共和国の国立チンバザザ動植物公園と協力して、生物多様性保全に貢献すべくさまざまな活動を行っています。過去の活動の様子は当園ホームページでも紹介しています(別画面が開きます)。

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八木山動物公園とチンバザザ動植物公園の飼育スタッフ

 

これらの活動は、「八木山動物公園」と当園を管轄する「仙台市」、「チンバザザ動植物公園」とそれを管轄する「マダガスカル共和国高等教育・科学研究省」の間に締結された協力協定書に基づいて実施されてきました。

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仙台で行われた協力協定書の調印式の様子(平成20年)

 

当園では平成20年に協力関係を結んだ当初、マダガスカルからの動物導入も計画しており、それは両園の協力の内容の一部になっていました。しかし、共同実施体や輸送を担う航空会社の事情により令和2年度にはこの導入事業を終了することになりました。
今回の出張の大きな目的は、こうした経緯の説明と、両園協力の当初からの目標である「マダガスカルの生物多様性保全への貢献」に変更はないことを、協定締結相手であるマダガスカル側関係省庁と確認することでした。

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マダガスカル共和国高等教育・科学研究省事務次官への説明

 

この訪問に合わせ、出張前からチンバザザ動植物公園とは協力協定書の内容の改定についても相談してきました。そして、マダガスカル滞在中に現状に合った新たな協力協定書の調印式を開催することができました。

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協力協定書を取り交わすブリジット園長と門馬園長

 

訪問前にメールで交わしたさまざまな意見、調印を行うまでのさまざまな苦労を通じて、マダガスカル側も当園のこれまでの活動については高く評価しており、今後も協力関係を維持していきたいという強い思いが伝わってきました。10年以上にわたる両園の交流や連携協力の積み重ねによって築かれた絆も感じられました。
今後も両園で協力して、マダガスカルの生物多様性保全に向けた新しい取り組みへ一歩を踏み出すために、準備をすすめていきたいと思います!

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新たな協力協定書の締結のために尽力したチンバザザ動植物公園職員らと

 

次回は、現地訪問期間中に出会ったマダガスカルのおもしろい生き物たちを、写真とともにご紹介したいと思います!

 

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お問い合わせ

仙台市建設局 八木山動物公園 飼育展示課
電話:022-229-0122