更新日:2022年3月15日
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六郷東部地区は5つの町内会から成り、学区民運動会や夏祭りなどの地域交流が盛んで住民同士の結びつきが非常に強い地域でしたが、東日本大震災により発生した津波で甚大な被害を受けました。
震災当時、六郷東部地区にお住まいだった方々は、引き続き現地にお住まいになられる方、集団移転により新たな地で生活を営まれる方など、様々な形で生活再建を図られ、「一つの地域」としての結びつきが希薄になってしまいました。
「六郷東部地区をかつてのように、賑わいのある場所にしたい」「懐かしい場所で、たくさんの人たちと交流することで、地域も人も元気になれる。そんな時間を作りたい」という思いの元、地域交流の場を設けることを目的とし、六郷東部地区の交流や賑わいの再生を願って、2014年(平成26年)10月にプロジェクトが立ち上がりました。以来、ふるさとの「にぎわい再生」や移転された皆さんとの「再会」「交流」の場を作る活動を続けています。
プロジェクトメンバーは、六郷東部地区にお住まいの方、お住まいだった方、生まれ育った方々を中心に、この地区にゆかりのある方々や思いを寄せている方々で構成されています。
地域の思いをくみ取りながら、私たちにできることを考えて実現していきたい、元気な姿を発信していくことが、震災の記憶や復興の歩みを伝えていくことにもつながると考え、月1回程度、六郷市民センター(事務局)を会場に話し合いを重ねながら活動を展開しています。
プロジェクトが発足して、現在も継続中のプロジェクトですが、これまでの活動内容をまとめた動画を下記リンクからご覧いただくことができます。
「わたしのふるさとプロジェクト」これまでの歩み(外部サイトへリンク) (YouTube 仙台市市民センターチャンネル)
動画でもご覧いただけますが、代表的な活動である「ふるさとにつどう 鎮魂の花火」をご紹介します。
六郷東部地区にゆかりのある方々が集うきっかけとなり、震災で亡くなられた方々へ思いを馳せる場を設けたいとの思いから、2015年(平成27年)1月にスタートしたのが「ふるさとにつどう 鎮魂の花火」です。
震災により廃校となった東六郷小学校跡地に六郷東部地区にゆかりのある方々が集い、おしるこを食べながら、思い出話に花を咲かせる交流会の後、旧東六郷小学校の鐘の音を合図に六郷東部の冬の夜空に花火を打ち上げます。
2022年(令和4年)2月は、新型コロナウィルス感染拡大防止のため、規模を縮小し、花火の打ち上げのみを行いました。
鎮魂の花火の打ち上げ費用は、この活動を知った様々な団体の寄付や多くの方々の募金によって賄われています。
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