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更新日:2016年9月20日
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東日本大震災では一人ひとりが「災害に備える」ということの大切さをあらためて感じたと思います。
私たちは自分の命は自分で守り、そして生き延びていく「自助」ということを強く意識して、これからの災害に備えたいものです。
まずご自宅の耐震化をおすすめします。
古い建物の場合、仙台市では建物の耐震診断と耐震改修を支援しています。
ぜひお勧めしたいのが「自宅内避難所」の設置です。
「自宅内避難所」とは災害が発生したら、自宅が危険な状態でないことを前提に、あらかじめ備えている備蓄品を利用して、自宅の一室を避難所とみなして生活できるようにすることです。
ご自宅のリビングルームを自宅内避難所として指定したなら、リビングルームにはできるだけ背の高い家具などを置かない、家具の転倒防止器具を取り付ける、ガラスの飛散防止対策をする、戸棚の中のものが出ないように飛び出し防止器具をつけるなど、家族がイザというとき集まって安全にすごせる空間にするのです。
余震が続く中、部屋の中が暗いととても不安なものです。
停電に備えて懐中電灯、電気式ランタンなどの照明器具を準備して、「自宅内避難所」をできるだけ明るくするようにしましょう。
情報を得るために携帯ラジオも忘れずに用意します。予備の乾電池も多めに備蓄しておけば安心ですね。
ダイナモ(発電機)付きラジオも市販されています。
鍋料理のときに活躍するカセットコンロは、ガスの供給がストップしたときにとても便利です。
予備ボンベの備蓄もお忘れなく。
水道がストップしたら備蓄しておいたミネラルウォーターが活躍します。
飲料水は一人一日に3リットルといわれています。
家族の人数分より少し多めに用意しておきましょう。
お風呂の水は生活用水に使えますので常に貯めておくように心がけましょう。
食料品も出来れば一週間分以上を備蓄しておけば、スーパーなどお店が回復するまで「自宅内避難所」で生活することができます。
備蓄の方法は前回で紹介した「循環備蓄のすすめ」を参考にしてください。
「自宅内避難所」を設置すれば学校などの指定避難所でストレスを感じることもなく、小さなお子様がいっしょの方、ペットを飼っている方などは周りを気にすることもなく、安心して自宅で過ごすことができます。
各家庭で「自宅内避難所」を設定し、「自助」を強化することで、いつ災害が起きても安心して生活できるように備えておきたいものです。
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