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更新日:2016年9月20日
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東日本大震災を経験して、家庭(自助)の災害対策のみならず、自主防災組織(共助)の必要性や重要性が明らかになりました。
地域の安全・安心を高めるために、地域ぐるみで自主防災組織を活性化させ、地域防災力の強化を図る必要性があります。
そこで、仙台市では、平成24年度から仙台市独自の講習カリキュラムに基づき、仙台市地域防災リーダー(SBL)の養成を開始しました。
仙台市地域防災リーダー(SBL)の方には、平常時は、町内会エリアの地域性を考慮した防災計画づくりや効果的な訓練の企画などを期待しております。
災害時は、地域住民の避難誘導や救出・救護活動の指揮を行っていただくなどの役割を期待しております。
仙台市は、仙台市地域防災リーダー(SBL)が活動しやすいように、平常時から支援いたします。
SBLとは、(Sendaishi Chiiki Bousai Leader)の略です。
下記の内容について、講義・実技を2日間受講していただきます。
自助・共助の活動支援、リーダーの役割及び地域との連携についての基礎知識
地域特性を踏まえた防災マップの作成、地域防災力診断
避難誘導の基礎知識、初期消火、救出・救護等の実践訓練
自主防災計画づくり、災害時要援護者の避難支援、さまざまな防災ゲームの紹介
避難所生活の体験談など
避難所運営の基礎知識
地域で実施したい防災活動についての意見交換、理解度チェック
講義のようす
救助訓練のようす
DIG(災害図上訓練)のようす
講習修了者には
仙台市地域防災リーダー(SBL)認定証及び地域の防災活動で使用していただくためのオリジナルヘルメット、ビブスを提供しています。
修了者数(平成25年10月11日現在)
平成24年度 50名(うち女性6名)
平成25年度 147名(うち女性36名)
仙台市では平成27年度末までに、市内に全600名の仙台市地域防災リーダー(SBL)を養成する予定です。
避難所運営リーダーとして連合町内会で小学校の体育館にて避難所運営訓練(トイレ・テント式プライベートルームの組立て及び発電機取扱い訓練)や留学生とともに炊き出し(アルファ米)訓練を実施しました。
避難所運営委員会を設立し、地域版避難所運営マニュアル・自主防災計画を様々な団体と協力して策定しました。
若者が参加する地域防災活動シンポジウムを開催し、幅広い世代で問題意識を共有し、もしもの時に助け合えるよう、連合町内会の防災について活動発表しました。
地域版避難所運営マニュアルの作成を目指して、避難所運営の個別場面(避難所において実施する準備→運営→閉鎖の時系列的な流れの個別場面)25項目の1つ1つを再現し訓練で検証しました。
町内会の秋祭り前に、津波からの避難訓練を実施しました。町内会独自の避難ルートを確認し、仙台東部道路西側に避難しました。今後、地域住民が安全安心に避難できるよう町内会全体で取組みたいと思います。
人をつなぐ・地域をつなぐことの重要性について女性3名で研修会を開催しました。「女性防災活動」の発表、わがまちに起こりうる災害像をより具体的にイメージする「DIG」、気づきを学ぶ「クロスロードゲーム」を実施しました。
町内の小学生・中学生・高校生も防災訓練に参加し、防災教育と地域防災訓練のタイアップを図りました。「自分の命は自分で守る」という事を、若い世代に伝えていくことが、これからの減災につながっていくのだと思いました。
地域の文化財を守るために消火訓練を実施しました。訓練や防災講演会時には、提供されたヘルメット・ビブスを着用して活動しております。
自宅から指定避難所まで町を探検し、自分達の住んでいる地域のAED、井戸、病院、公衆電話などを見つけ、親子防災マップを作成する講師を務めました。
顔の見える関係作りの構築が災害に強い街づくりには重要であることを認識しました。
東日本大震災の経験の反省から、自主防災組織の重要性を再認識し、自主防災活動マニュアルを策定しました。地震の際、家族が無事であれば玄関前に「元気じるしの黄色いはちまき」を掲出する、異常がなかったことの確認のルール作りをしました。
このように各地域で仙台市地域防災リーダー(SBL)の方々が災害時に対応できるよう共助の精神で平常時から様々な防災・減災活動を行っておりますが、「自分たちのまちは自分たちで守る」という意識を共有し、地域に住んでいる方も是非協力して、災害に強いまちづくりを構築してくださいね。
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