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更新日:2021年12月17日

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竜巻の被害から身を守る

竜巻は季節を問わず日本各地で発生が確認されています。現在の観測・予測技術では、竜巻の発生を事前に予測できない場合があり、死傷者や家屋被害などの甚大な被害が発生しています。竜巻の危険性を知るとともに、身の安全を守るための情報や対策などの確認をお願いします。

竜巻による被害

竜巻は発達した積乱雲に伴って発生する激しい渦巻きです。竜巻による被害の特徴として、短時間で狭い範囲に集中することや、移動のスピードが非常に速い場合ということがあり、以下のような被害をもたらします。また、発達した積乱雲からは、竜巻の他に、ダウンバーストやガストフロントと呼ばれる、激しい突風をもたらす現象も発生することがあります。

  • 強風の渦で物を巻き上げる
  • 巻き上げられたもので建物などを破壊する
  • 建物が倒れたり、車がひっくり返る
  • 看板・ガラスなどの破壊と残骸の飛散、倒木などが生じる

竜巻から身を守るために取るべき行動

気象情報の確認

気象庁では、段階的な気象情報の発表をしています。

  • 半日から1日程度前「気象情報」
  • 数時間前「雷注意報」
  • 直前から1時間前「竜巻注意情報」

天気予報などで「竜巻など激しい突風のおそれ」と発表されたら、半日から1日の間は天気が急変する場合があります。その後の情報(竜巻注意情報)に注意しましょう。

竜巻注意情報が発表されたら

竜巻注意情報は竜巻の発生する危険な状況を知らせ、身を守る行動の準備を促すものです。竜巻注意情報が発表されたら、発表から1時間は空の様子に注意し、次に示すような前兆(発達した積乱雲が近づく兆し)に注意します。また、気象庁ホームページの竜巻発生確度ナウキャスト(外部サイトへリンク)等で、竜巻の発生する可能性の高い領域を確認します。

  • 真っ黒い雲が近づき、周囲が急に暗くなる
  • 雷鳴が聞こえたり、雷光が見えたりする
  • ひやっとした冷たい風が吹き出す
  • 大粒の雨や「ひょう」が降り出す

積乱雲の近づく兆しを感じたら

上にあるような兆しを感じた場合、竜巻が発生する可能性があるので、さらに次のような竜巻の特徴に注意します。なお、これらの現象は必ずしも発生するとは限りません。異変を感じたら、早めの退避行動をとることが重要です。

  • 真っ黒い雲の底がろうと状に垂れ下がる
  • 物やごみなどが巻き上げられ、飛んでいる
  • 「ゴー」という音がする
  • 気圧変化により耳に異常を感じる

竜巻が間近に迫ったら

竜巻が発生・接近している様子を確認したら、すぐに次のような退避行動をとります。

屋外にいる場合の退避行動

  • 近くの頑丈な建物に避難する。避難できる建物がない場合は、近くの側溝等やくぼみに身をふせ両腕で頭と首を守る。
  • 物置や車庫・プレハブには避難しない。
  • 電柱や太い樹木であっても倒れることがあるため近づかない。

屋内にいる場合の退避行動

  • 家の最下階の窓のない部屋に移動する。
  • 窓やカーテンを閉め、窓から離れる。
  • 浴槽や丈夫な机、テーブルの下に入り、身を小さくして頭を守る。

予測情報等の入手方法

気象庁のホームページでは、竜巻の発生する可能性の高い領域や発達した雨雲の接近を確認することができます。また、「杜の都防災メール」に登録すれば竜巻注意情報をメールで受け取ることができます。登録の手続きはリンク先をご参照ください。

竜巻について、更に詳しくお知りになりたい方は、首相官邸ホームページをご覧ください。

お問い合わせ

危機管理局防災計画課

仙台市青葉区国分町3-7-1市役所本庁舎2階

電話番号:022-214-3046

ファクス:022-214-8096