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更新日:2023年3月24日

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令和5年3月開催「地元企業チャレンジマルシェ」レポート

地元企業チャレンジマルシェ 市内事業者の新商品・サービスの展示販売会を開催

マルシェの画像

 仙台市中小企業チャレンジ補助金を活用して新たなサービスや商品を生み出した事業者らによる販売会「地元企業チャレンジマルシェ」が3月11、12日の両日、ララガーデン長町(太白区)で開催された。これは、市がララガーデン長町と連携し、市民に市内事業者の取り組みを紹介することを目的として開催されたもので、会場を訪れた人たちは気に入った商品を購入したりワークショップを楽しんだりした。

 

オリジナル時計の販売とワークショップを実施(株式会社後藤)

株式会社後藤

 時計卸売業の株式会社後藤(青葉区)は、オリジナル時計の販売と腕時計をデザインするワークショップで出店。以前は卸売り専門だったが、補助金を活用してUVプリンターを導入しオリジナル商品の制作を始めた。デザイナーや福祉事業所とコラボした商品の販売や、家族写真などをアクリルパネルに転写し置時計にするサービスを展開している。

 今回は腕時計のベルト部分を自由にデザインするワークショップを実施し、20組以上が参加。親子が協力して模様を描いたり、子どもから家族へメッセージを書き込んだりする様子が見られた。

 後藤大輔社長は「以前は時計店向けのみの商売だったが、市の補助金制度のおかげで自社オリジナル商品をユーザーへ直接販売できるようになり仕事の幅が広がった」と喜ぶ。細かな絵柄や文字も転写できるUVプリンターの特性を生かし、今後は記念品や贈り物、地域性やメッセージ性の高いデザインなどさまざまな商品展開を構想している。近年若者を中心に「腕時計離れ」が指摘されるが、「愛着の湧く時計を提供して、腕時計文化を再び盛り上げたい」と意気込む。
 

地元にまつわるモチーフを配したグッズを販売(株式会社Macaroni)

株式会社Macaroni

 輸入衣料・インテリアのセレクトショップを運営する株式会社マカロニ(青葉区)は、補助金を活用して立ち上げた自社ブランド「tutee(トゥッティー)」を出店した。

 宮城、仙台にまつわるモチーフを配したTシャツやトートバッグ、缶バッチを販売。イラストはすべて仙台在住のイラストレーター・山本重也さんが手掛け、仙台の工芸品・松川だるまがフィギュアスケートのポーズを決めていたり、大観音像やホヤがストリートジャズを演奏していたりと、地元を知る人ほどクスリと笑えるユーモアが特徴だ。

 「お土産にもおすすめですが、地元の人に着てもらい楽しい会話のきっかけになれば」と、スタッフの佐藤みのりさん。既存の店舗以外での出店は今回が初めてで、「普段とは異なる幅広い層のお客様にも関心を持ってもらえた。どのようなデザインが喜ばれるか勉強にもなった」と手応えを語った。

 

(令和5年3月取材)

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