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更新日:2025年3月13日

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補助金活用事例集volume37:株式会社アンフィーユ・ベル

事業者紹介

かず葉の外観の写真

事業者

株式会社アンフィーユ・ベル

「酒肴かず葉」所在地:宮城県仙台市若林区六丁の目元町14-12

活用補助金

業務改善助成金(配膳ロボット)

IT導入補助金(オーダーシステム)

既存事業 和食居酒屋

 

活用事例集:スタッフの人手不足を解消!「配膳ロボット」と「オーダーシステム」の同時導入で、店舗運営の効率化とお客様の使い勝手を両立

「酒肴かず葉」は、市場直送の新鮮食材で、近隣で働くサラリーマンの胃袋をつかむ個室居酒屋です。六丁の目にオープンして、17年になる人気店ですが、近年はスタッフを確保するのに苦心していました。そこで、補助金をどのように活用したか、取締役の沼倉美由紀さんに伺いました。

 

 活用事例集volume37(PDF:2,309KB)
 画像をクリックすると活用事例集volume37が開きます。

 

インタビュー記事

──はじめに事業概要について教えてください。

当店は、昼はボリュームたっぷりのランチ、夜はお刺身や揚げ物などをおつまみにお酒を楽しんでいただく居酒屋です。場所柄、近隣で働くサラリーマンの方々に多くご来店いただきます。皆様のご愛顧により、オープンから17年を迎えました。

週に2、3回来るお客様もいるので、飽きがこなくて、おなかがいっぱいになる料理をお出しできるように工夫しています。

仕事の合間にリフレッシュできるのはランチの時間くらいかと思います。そのため、お客様が午後の時間も頑張るぞと思えるような、活力に繋がるランチの提供に力を入れています。近隣のビジネスホテルに泊まっている方もいらっしゃるので、牛たんや金華サバなどといったご当地の名物も提供しています。

 

提供するお刺身の写真

 

当店の客席はすべて個室で、4名から30名まで対応できるので、会社の懇親会などでのご利用も多いです。個室ということで、コロナ禍でもお客様が減ることはありませんでした。視線を気にせず、ゆっくり過ごしていただくことを大切にしています。

 

かず葉の内観の写真

 

──助成金は何に使いましたか?

近年、最低賃金が上がったことにより、その対応を行いましたが、一方で「扶養の範囲」内で働きたい人の勤務時間が短縮しました。

そのため、扶養の範囲内で勤務を希望するスタッフが多い当店では、スタッフの確保に苦心していました。ホールスタッフは最低4人いないと営業が厳しかったのですが、その人数を確保するのも困難な状況でした。そのため、オープンできない日が発生してしまうかもしれないという危機感を抱いていました。

そこで、人手不足の解消に向けた取組みとして、配膳ロボットの導入を進めました。

 

──配膳ロボットを導入してみて、いかがですか?

思ったよりも違和感なく、便利に活用することができています。お客様に受け入れられるかどうかが心配でしたが、近年導入するお店が増えていることもあり、混乱なく使っていただいています。

ホールスタッフの手間も格段に減り、以前より少ない人数で営業することができるようになりました。これまでの4人から3人での対応が可能になりました。その分、調理やサービスにも時間がかけられるようになり、ゆとりを持った料理提供に繋げることができています。

 

導入した配膳ロボットの写真

 

──オーダーシステムも導入したと伺いましたが、いかがですか。

配膳ロボットを導入したすぐあとに、オーダーシステムも導入しました。お客様にスマートフォンでQRコードを読み取っていただくことで注文ができるシステムです。どのテーブルから注文されたのか、簡単に把握できるようになったので、ロボットによる配膳もスムーズに行うことができます。オーダーシステムと配膳ロボットを同時に導入したのはとても良かったと思います。

また、お客様からも、宴会の際に周囲の雰囲気を気にせずに、各自食べたいものを気軽にオーダーできるようになって良かったという声をいただきました。

店舗運営の効率化とお客様の使い勝手を両立できたのは、とてもうれしいですね。

 

ランチの写真

 

これまでは、ご案内→注文のお伺い→配膳→下膳→会計の工程を、すべてスタッフの手で行っていましたが、オーダーシステムと配膳ロボットの導入により、ご案内→下膳→会計のオペレーションのみで済むようになりました。注文や会計の際に、お客様にお待ちいただくことも格段に減り、サービス向上に繋がったと感じています。

 

配膳ロボットを設定する様子

 

──補助金を検討している企業にアドバイスがあれば教えてください。

当店では、業務改善助成金とIT導入補助金を使い、配膳ロボットとオーダーシステムを導入しました。どちらかひとつだけでは、人手不足の根本的な解消には繋がらなかったと考えています。

まずは理想とするイメージを描き、そのためにどのような補助金が使えそうか検討するのが大切だと思います。どちらもスムーズに運用できるか心配ではありましたが、実際に使ってみると、スタッフからもお客様からも問題なく受け入れてもらえることができて、安心しています。

 

沼倉さんの写真

 

──本日は貴重なお話をありがとうございました。

 

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