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更新日:2025年8月5日
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2025年5月22日の読売新聞社説に「博物館の収蔵庫「満杯」で貴重な資料守れるか」という記事を読んだ。立体的に保存ができるコピーがある。現物を保存する方法ではないか。そうすることで「満杯」が解消されるのではないか。
令和7年5月
頂戴したご意見では、資料の「立体的なコピー」による保存のアイディアをお示しいただきました。替えのきかない博物館資料にとって、現在の状態を記録することはとても大切であり、データによる保存に留まらず立体物を複製して普及活動に活用できるなど、多くの利点があります。
一方で、当博物館で保存している資料には、時に複合的な素材が用いられ、また細かなデザインや筆致・色調などの繊細な表現がなされ、実際に使用されたことによる様々な痕跡も残るなど、デジタルデータへの置き換えが難しい面が多くあります。更には、資料を納めるための箱や付属文書といった多様な付属物を含めて、かつての人々の活動を映し出す多くの情報が込められております。このような博物館資料は、市民の皆さまにとって地域の歴史を示す大切な財産ですので、私ども仙台市博物館では、今後も実物資料を適切に保存しながら博物館活動を行っていきたいと考えております。
収蔵庫の容量不足はやはり課題となりますが、当館では大規模改修を経て収蔵環境を改善したほか、これからもさまざまな方法でご心配を解消できるよう努めてまいります。
令和7年6月
教育局博物館
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