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更新日:2025年3月27日
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昭和26年に仙台伊達家から寄贈された資料群(伊達家寄贈文化財)の保管・展示・研究のために、仙台城三の丸跡に昭和36年に開館。昭和61年には同地に全面新築、現在に至ります。
延床面積10,800平方メートル(総2階)、鉄筋コンクリートの建物です。
ユネスコ「世界の記憶」に登録された「国宝 支倉常長像」など3点を含む国宝「慶長遣欧使節関係資料」や、重要文化財の伊達政宗所用具足・陣羽織、豊臣秀吉所用具足、三沢初子所用帯などのほか、仙台伊達家からの寄贈資料をはじめ、江戸時代を中心とした仙台藩に関わる歴史・文化・美術工芸資料など約100,000点を収蔵しています。常設展示は季節ごとに展示替えを行っています。
「ローマ市公民権証書」や「支倉常長像」など、支倉常長がヨーロッパから持ち帰った遺品24件47点の資料は、「慶長遣欧使節関係資料」として2001年に国宝に指定されました。
そして、2013年には「慶長遣欧使節関係資料」の中から、「ローマ市公民権証書」、「支倉常長像」、「ローマ教皇パウロ五世像」の3点がユネスコ「世界の記憶」に登録されています。
<登録物件>
国宝「慶長遣欧使節関係資料」のうち、「ローマ市公民権証書」、「支倉常長像」、「ローマ教皇パウロ五世像」
ユネスコ「世界の記憶」とは、世界のドキュメント遺産を保存し利用することによって、ドキュメント遺産を保護・促進することを目的として1992年に始められた事業で、登録物件は、2年毎に開催される国際諮問委員会で審議され、ユネスコ事務局長により決定されます。
2022年8月現在、アンネの日記やフランスの人権宣言、ゲーテの直筆文学作品など429件が登録されていますが、日本ユネスコ国内委員会からは「慶長遣欧使節関係資料」と「御堂関白記」が2013年に初の登録となりました。
ユネスコ「世界の記憶」・国宝 支倉常長像