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更新日:2025年6月3日

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飲食店で食べきれなかった料理を持ち帰る際の留意事項

食べ残し持ち帰りに関する食品衛生ガイドライン

 レストランやホテル等で発生する「食べ残し」による食品ロスを減らすため、消費者と事業者の双方が適量の注文、提供を心がける「食べきり」の取り組みが推進されています。
 その上で、やむを得ず食べきれない場合に、食べ残しを持ち帰る取り組みが食品ロス削減の手段の一つとして着目されています。

 令和6年12月11日に厚生労働省の検討会で「食べ残しの持ち帰りに関する食品衛生ガイドライン」が作成され、同年12月25日には厚生労働省のガイドラインを組み込んだ形で、消費者庁と厚生労働省から「食べ残し持ち帰り促進ガイドライン~SDGs目標達成に向けて~」が公表されました。

 これらのガイドラインは、食べ残しの持ち帰りが、持ち帰る消費者の自己責任であることを前提とした上で、消費者と事業者に対して、食中毒防止、異物混入防止の観点から食品衛生上の留意事項を示したものです。
 一般的に飲食店で提供される食事は店内で食べきることを前提として調理されたものです。
 消費者は一度手を付けた食品を自宅等に持ち帰ることは、一定の食中毒等のリスクがあることを認識した上で、ガイドラインを参考に食べ残しを持ち帰るかどうかを判断しましょう。

食べ残しの持ち帰りに関する食品衛生ガイドライン

 飲食店で提供され、数時間、常温に置かれた料理は、提供後すぐの状態の料理と比較し、食中毒のリスクが高まります。
 食べきれなかった料理を持ち帰る場合は、食中毒のリスクを十分に理解し、ご自身でしっかり管理しましょう。

 

食べきりの促進

 持ち帰りを考える前に、まずは、残さずに食べきるようにしましょう。

 

消費者が気を付けること

  • 自身の責任で持ち帰ること
  • 持ち帰る食品は、事業者が認めた食品のみとすること
  • 生もの、傷みやすいものは持ち帰らないこと
  • 暑い時期や長時間の持ち運びは避けること
  • 帰宅後は速やかに食べること
  • やむを得ず速やかに食べることができない場合は、冷蔵庫に保管すること
  • 単に温めるのではなく、しっかり再加熱すること
  • 匂いや味に異変を感じた場合は食べないこと
  • 食物アレルギーのある方には譲渡しないこと

 

事業者が気を付けること

 HACCPに沿った衛生管理を行った上で、特に次の点に留意しましょう。

  • 持ち帰りの要望があった場合のマニュアルを作成し、従事者の教育を行うこと
  • 持ち帰りに適する食品を検討すること
    (中心部まで十分に加熱されている食品、常温保存が可能な食品、水分含量が少ない食品など)
  • 原則、容器の移し替えは持ち帰る消費者に実施させること
  • 持ち帰りを行う消費者へチラシ等により、持ち帰りの際に気を付けることを伝達すること
  • 食中毒を疑う健康被害情報があった場合には、速やかに保健所に連絡すること

 

参考情報

「食べ残し持ち帰り促進ガイドライン~SDGs目標達成に向けて~」の周知について(PDF:73KB)

【別添1】食べ残し持ち帰り促進ガイドライン~SDGs目標達成に向けて~(概要)(PDF:120KB)

【別添2】食べ残し持ち帰り促進ガイドライン~SDGs目標達成に向けて~(PDF:1,172KB)

 

関連リンク

【厚生労働省】食べ残しの持ち帰りに関する食品衛生ガイドライン検討会(外部サイトへリンク) 

【厚生労働省】食品ロス削減のために外食時にできること(外部サイトへリンク)

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