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更新日:2024年9月9日
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ユウガオは、一年生のつる植物で、茎は分岐して20cmに達します。観賞用に栽培されるヒョウタンとは同一種で、ヒョウタンの苦み(ククルビタシン類)の少ない品種が食用のものとして選別されたものがユウガオです。大きな果実を実らせることが特徴で、実を長く剥いて加工したものがかんぴょう(干瓢)であり、広く食用に利用されます。
毒性成分 | ククルビタシン類 |
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中毒症状 | 唇のしびれ、吐き気、おう吐、腹痛、下痢 |
発病時期 |
摂食直後から数時間に現れる。 |
ヒョウタンとの誤植がある他、まれに高ククルビタシン含量のユウガオによる中毒もあります。苦みの強いものは絶対に食べないでください。また、同じウリ科のスイカ栽培のための接ぎ木台木としてユウガオを利用した場合、台木から実ったユウガオの果実にはククルビタシンが多く含まれ、中毒を起こす場合があるため摂食しないようにしてください。苦みが強いユウガオを食べて体調不良となった場合は、医療機関を受診してください。
発生日時 | 自治体名 | 原因食品 | 発症者数 |
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令和6年6月27日 | 長野市 | ユウガオの汁物(推定) | 2名 |
令和6年7月22日 | 宮城県 | 家庭で調理したユウガオの炒め物 | 3名 |
令和6年7月30日 |
山形県 | ユウガオと挽肉のめんつゆの煮付け | 2名 |
令和6年8月20日 | 北海道 | ユウガオの炒め物 | 3名 |
令和6年8月25日 | 千葉県 | ユウガオの炒め煮 | 1名 |
令和6年8月29日 | 福島県 | ユウガオ炒め煮 | 1名 |
令和6年9月5日 | 宮城県 | 家庭で調理したユウガオの炒め物 | 2名 |
厚生労働省ホームページ 自然毒のリスクプロファイル:高等植物:ユウガオ(外部サイトへリンク)
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