仙台市東部沿岸部の集団移転跡地の利活用に係る事業者を募集します（発表内容）

平成29年9月6日

震災で大きな津波被害を受けた東部沿岸部の防災集団移転跡地について、利活用を希望する事業者の募集を開始しますので、お知らせします。

移転跡地の利活用については、民間の自由な発想や提案を活かして、この地域に新たな魅力や価値を生み出していくことを目指しています。これまで市民の皆さまや地域の方々、専門家や事業者の皆さまなど多くの方々にさまざまなご意見をいただき、参画をしていただきながら、アイデア募集や検討委員会の開催などのプロセスを経てきましたが、このたび具体的な土地利用条件などを応募要領にお示しして事業者を募集する運びとなったところです。

募集対象は荒浜、藤塚、南蒲生、新浜、井土の五つの地区、29区画です。選定された事業者に対して仙台市が土地の貸し付けを行い、事業を実施していただく予定です。

事業者の選定にあたっては外部の専門家を含めた選定委員会を設けて、3月に公表した利活用の方針に沿って、まちづくりへの貢献や周辺環境への配慮、地域との連携や経済波及効果など事業提案書の評価を行います。評価結果を踏まえて来年3月に仙台市が事業者を決定する予定です。

また進出をいただく事業者へのサポートといたしまして、借地料の減免、造成工事の支援を行うほか、荒浜地区については仙台市において避難施設の整備を行う予定となっています。ぜひ多くの意欲ある事業者の皆さまのご応募をお待ちしています。

被災された皆さま、市民の皆さまのこの地域に対する思いというものをくみ取っていただきながら、東部沿岸の新たな土地利用が具体化していきますよう、引き続きしっかりと取り組んでいきたいと思います。

仙台市長　郡　和子