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更新日:2018年11月8日

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産後間もない時期の母子支援を行う二つの事業を開始します(発表内容)

平成30年11月6日

 

出産後間もない時期の母子に対する支援の強化ということで、年明け、平成31年1月から、新たに「産婦健康診査の費用助成」、それから「産後ケア事業」、これを新たに始めることにいたしました。

仙台市では、区役所と総合支所の母子保健の担当課を「子育て世代包括支援センター」に位置付けて、妊娠してからの総合的な子育て支援に取り組んでいますけれども、今回の新しい事業は、母体の回復期であるということ、そしてまた、この時期というのが子育てに対する不安を抱えやすいということもあって、出産後間もないこの時期の子育て家庭のサポート、これを充実したいという思いで立ち上げるものでございます。

初めに、出産後の心身の健康状態をチェックいたします産婦健診の費用の助成についてであります。産後2週間頃と1カ月頃の2回の健診につきまして、1回あたり5,000円を上限といたしまして助成をいたします。対象は、仙台市内にお住まいの方で、来年1月1日以降に出産される方となります。県内の産婦健診登録医療機関におきまして受診できることとなります。受診のための助成券ですけれども、12月3日から、母子健康手帳を交付する際に一緒にお渡しをいたします。すでに母子手帳をお持ちの方には、助成券を郵送させていただきます。心身の不調を早い時期に発見をして、必要な支援につなげていきたいと思っているところであります。

それから二つ目の「産後ケア事業」についてです。これは、十分な家事や育児のサポートが受けられず、心身の不調や育児に対する不安を抱えている、生後4カ月未満の乳児をお持ちのお母さんに対して、宿泊または日帰りで、病院等で母体の回復支援や育児指導等を行うものであります。お住まいの区の区役所や総合支所に申請をいただきまして、利用施設を決定の上、母子一緒にサービスを受けていただきます。利用できる施設は、現在、病院・診療所は10カ所、助産所6カ所を予定しているところであります。

出産後の母子が孤立することなく、この二つの事業を通じてきめ細かな支援を行うことで、妊娠から出産、子育て期にわたる切れ目のない支援の充実を図って、子どもを安心して産み育てることができる環境づくり、これを一層強めてまいりたいと思っております。

 

仙台市長 郡 和子