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更新日:2021年11月25日

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質疑応答(令和3年11月24日)

令和3年11月24日

 

4病院再編について

Q1

今日午前中、仙台医療圏の14市町村長との会議がありまして、そのまず受け止めについて伺えますか。

A1

それぞれの自治体の考えを改めて聞かせていただいたということだというふうに思います。私といたしましても、仙台の考えということについてお話しする機会があって大変ありがたく思います。今まで総合病院のなかったところに設置をするということを喜ばれる、また待ち望んでいるという声はそれはそのとおりだというふうに思いますが、私自身今日改めて申し上げましたのは、仙台医療圏全体として考えるという立場で申し上げたところです。どこまで理解が得られたかということについては、もう少しご説明した方がよかったかしらんと思うところもございましたけれども、知事もこの後もああいう会議を持ちたいというお話でしたので今後速やかにまた開催していただくことを期待したいと思います。

 

Q2

その中で知事が来月にも関係者での会議、協議を始めるというお話がありましたけれども、市長がご指摘になっているその医療需要の分析がまだ根拠としてデータとして不十分だという中でこういう協議が進んでしまうことについての懸念だったり、これからこういうふうに協議してほしいというのがあったらお願いします。

A2

その前に議会で、県議会は24日から始まるというふうに聞いておりますけれども、どのようなお話がなされるのか、また本市が示しました疑問ですとか不明なところについて詳細を明らかにしてもらいたい旨お伝えしていることに対しどのような回答が戻ってくるのかということもあるのだろうというふうに思います。重ねて申し上げますけれども、仙台医療圏の皆さんたちにとってよりよい県の方向性ということが示されるのはそれは私自身もありがたいと思いますし、否定するものではないのですけれども、ただ、仙台医療圏というこの広い区域の中で人口あるいは医療需要の7割以上が実は仙台市なのです。ですから、仙台市の医療提供体制をどうしていくのかということを飛び越えて、この議論をなしに進めることはやはりできないものだというふうなことなのだと思います。この点についても改めて県に対してお話をさせていただきたいと思います。

 

Q3

情報提供の在り方というのを市長は重ねておっしゃっておりましたけれども、これからこの協議が県と(該当の)病院と東北大学病院ということで5者会議が始まると思うのですけれども、その協議の内容というのはその都度オープンにしていくべきだというふうにお考えなのか、市長がおっしゃっているオープンな議論というのはどのようなタイミングでどういうふうに行えばいいのかというふうに思っていらっしゃいますか。

A3

全てオープンでされることが望ましいと思います。私どものところでも懇話会を今月末から開催をさせていただくことになりますけれども、これも全てフルオープンでさせていただきます。もちろんその中でもそれぞれの病院の経営に関わる大変ナーバスないろいろな課題がある場合についてはそれは少し控えるところも出てくることはあるのだろうとは思いますけれども、基本的にはやはりオープンにしていただきたいというふうに思います。

 

Q4

懇話会が仙台市でも29日から始まりますけれども、この懇話会の役割ですね。当事者同士の5者協議が始まる中で、懇話会での意見というのはその都度出していくということなのか、今年度中に(意見を)出すということですけれども、何かタイミングとかそのあたりの役割については何かどのように考えているのかというのを伺えますか。

A4

今年度中に何回か開催をさせていただいた上で考え方というものをまとめさせていただいて、県にそれを持ってまた改めて本市の対応、考え方ということについて申し上げたいというふうに思うところです。

 

Q5

午前中の会議は14の市町村のうち13は肯定的といいますか、そういう答えだったと思うのですが、この件について14分の13がほぼ移転について何も異論はないというところだと思うのですが、この点についてはまずどのように思いますか。

A5

仙台医療圏の北部、南部への病院の設置に期待する声は大変大きいというふうには認識をしております。一方で今日配付されました各自治体が事前に意見を出されている中には、県が今回示した方向性だけでは妥当性が判断できないあるいは将来的な仙台医療圏や県全体の考え方を示すよう求めるというようなご意見もあったのだというふうに思います。このご意見をお持ちの自治体も今日は首長さんが自分のところに近いところで総合病院が来ることに対してのウエルカムな気持ちはお話になられましたけれども、全体としてどうなるのか、やはり検討の経過ですとか、再編のメリット、デメリット、各自治体の皆さま方に共有をされて、そして進められるべきものではないかというのをこの資料からも私自身読み取らせていただきました。

 

Q6

以前から開かれた議論、仙台市もその中に入れてほしいというようなことがあったと思うのですが、それはもう県には既に打診はしてその回答というのは得られているのでしょうか。

A6

当初の3病院での再編の話、ぜひ情報の提供も求めたいですし、これから議論が進む中にはぜひ本市もというふうに申し上げたところですけれどもなかなか難しいということで、今回4つの病院になってそのことを改めて申し入れはしたのだったでしょうか。

 

(医療政策担当課長)

今回については本市の考えを示しているというところで、具体的に5者、6者の協議に加えてほしいという旨はお伝えはしていないところでございます。

 

Q7

今後も、ではそこ(協議)に入らせてくださいというふうにはならない(ということですか)。

A7

冒頭少し触れましたけれども、広い仙台医療圏の中で本市の人口の割合、それから医療需要というのも7割以上です。そして将来展望ではさらにそれが増えてゆくというふうに見込んでいる中で、仙台医療圏全体のサービスの向上なり病院経営を安定的なものにしていくという議論については、この仙台医療圏が仙台市の医療提供体制を抜きにしてはやはり語れないのだろうというふうに思うのです。ですから、この点について懇話会の中でしっかりと議論をさせていただいた上で県にもお話をさせていただきたいと思いますし、改めてこの5者協議の中でもこの仙台市の置かれている状況について、やはりどのようなことが、県が方向性で示している、偏在と言っておりますけれども、何を根拠として偏在というふうにおっしゃっているのか、その辺の根拠となるものについてもしっかりとお示しをいただきながら議論を進めてもらいたいと思います。

 

Q8

改めてお聞きするのですが、やはりこの2つの病院は市外に移転するというのはちょっと待ってくれというような考えでよろしいのでしょうか。

A8

判断をする材料が、県がお示しになられた方向性の中から判断をできるものではないと思っています。ただこの2つの病院が仮に市外にというふうなことが進むとすれば、どういった影響が出てくるのか、そして仙台市から出ていって、結果デメリットはどうなるのか、そこをどのように誰がどう構築していくのか、そこまでお話がないと賛成か反対かということについて判断はしかねる状況です。

 

Q9

先週市の意見というものを県に提出されて今日もまた知事と会議の場で話すところがあったと思いますが、市としての意見がどの程度県に伝わって県がどう受け止めているというふうにお考えになられましたか。

A9

知事は目を通されたというふうにお話ししておられましたので、ある程度のところについてはご理解もいただけたのではないかというふうに思うところです。詳細についてどうなのかというのはまさに事務方同士でいろいろとまたやり取りが進むものと思います。

 

Q10

懇話会で市の意見をまとめるというのが今年度中にあるとは思いますが、結局それはどういう方向性でまとめていこうというように思われているのですか。つまり市としてはこう考えているというようなものをまとめるだけなのか、懇話会で反対と、これ(2病院)は外に出すのは反対だというような、そういう意見をまとめるような方針なのですか。

A10

いや、これは仙台市の医療提供体制にどのような影響を及ぼすものであるのか、どのように考えるべきなのか、ここで県の方向性に直ちに賛成、反対というふうな意見に集約をするということであるとは私は捉えておりません。加えて県の方で令和6年からの医療提供体制に対する新たな計画、これの作成に向けて、仙台市としてこういう状況であるということも踏まえた上で提案をさせていただきたいというふうに考えているところです。早急に賛成、反対ということについて結論をこの懇話会で導くということになるかならないかについては、ちょっとまだ私としては白紙の状態で臨ませていただこうと思っています。

 

Q11

先ほどこの先はまずは県議会、見守りたいというお話だったと思うのですけれども、仙台市選出の県議会議員というのもいるわけですけれども、仙台市として地元選出の県議会議員に対してこの間発表されたような市の考えを説明するというか、地元の県議会議員とどういう連携を今後図っていくおつもりか、お考えがあればお願いします。

A11

重要な観点だというふうに思います。先日これをまとめました段階では本市の議員の皆さま方にはご説明させていただいたところです。今後はまず各会派で資料を見た上でいろいろとやり取りもされているということも聞き及んでもおりますけれども、本市として正式に説明をすべきというふうなことであれば喜んで参らせていただきたいと思います。

 

新型コロナウイルスワクチンについて

Q12

新型コロナウイルスワクチン、5歳から11歳のワクチン(接種)なのですが、厚生労働省の方から準備をするようにという要請があって来年2月にも(接種が)始まるかもしれないということになっているかと思うのですが、仙台市としてどのように進めるかというお考えがあるのかどうかというのと、現在の準備状況について教えてください。

A12

若年の方々でも接種を希望される方がもし認可がされて(ワクチンを)打てるという状況であれば打ちたいという希望もあるというふうにも聞いているところですが、具体、この話について国の方から何かあるのかどうか、ちょっと私のところまでまだ上がってきておりません。

 

(新型コロナウイルスワクチン接種推進室長)

12歳未満の接種については国から通知が来て早ければ2月にもということではありますが、正式にはまだ決まっていないというところでございます。市医師会さんとも協議を始めているところですけれども、まだ具体にどうというのは全く、具体に言えるような段階ではまだないというところでございます。滞りなくできるようにはしたいと思っています。

 

ベガルタ仙台について

Q13

サッカーのJ1ベガルタ仙台が先日J2への降格が決まってしまいましたけれども、熱烈なファンでいらっしゃる市長、まず個人的なご感想と、あとまだちょっと試合は残っていますけれども今シーズンを振り返ってどのように見ていらっしゃったかということを教えていただけますか。

A13

残り2試合ですか、待たずして降格という結果になったのはとても残念でございました。震災10年という大きな節目でありましたし、監督、選手も全力を尽くして何とか希望の光にということで立ち向かってこられたのだと思いますけれども、新型コロナウイルスの影響もあってさまざまな制約もございました。チームの皆さんたちを後押ししたいサポーターもなかなか大声を出して声援を送ることがかなわず、歯がゆい思いをされている皆さんも多かったのだろうというふうに思います。J2ということになりましたけれども、ここは監督も替わられる方向だというふうなことが発表になっていますが、ぜひ来年はJ1に戻れるようにサポーターの皆さま方からも満員で大声も上げながら応援できるようなそういう環境になることを願いたいと思いますし、J1に復帰できるように願いたいとそう思うところです。

 

Q14

ちょっと細かいというかマニアックというか、もしお答えいただければなのですけれども、今年のベガルタ仙台を見ていてどういうところがちょっと足りなかったのかなというところだとか、あと来年J1に戻るため、来年1年で戻るためにはどういったことが必要だというふうに1ファンとしてお考えか。

A14

選手のけががあったり、それからまたさまざまな補強の状況でうまく回らないところがあったのだろうというふうに思います。それもまたクラブにとっては大変な痛手でもあったのだろうというふうに思うところです。私自身は、もうそれこそ富田選手ですとか関口選手だとかもう大ベテランですけれども、率先して走って率先してチームを盛り上げるということもやっていた姿というのは大変涙の出るような思いでありましたけれども、それになかなか攻撃力がついてこなかったという、ここは非常に残念だったなというふうに思います。来季どのようにチームが編成されていくのか、ホームタウン協議会も含めていろいろと考えていかなくちゃいけないと思いますし、経営母体の方でもしっかりとした対応を取っていかれるものと期待したいと思います。

 

Q15

経営の部分なのですが、仙台市としては株主でもありますし経営に参画されているというお立場です。ベガルタ仙台は非常に経営が今債務超過で苦しいというところで、仙台市として経営面も含めてどのようにサポートをされていくのかというところ、お考えを教えてください。

A15

これまでもベガルタ仙台のホームタウン協議会を通して市民交流の支援ですとか、それからまた施設使用料減免などの対応でそれこそチームに対してさまざまな支援も行ってきたところです。これはJ2に降格したとしてもこれは同じ対応を取っていかねばならないというふうに思っておりますし、加えてこれからどういうふうな形を取っていくのか、これはやはり取締役会の中でさまざま経営についてどうするのか、増資についてどうするのか検討がされていくものと、そのように認識をしております。

 

Q16

ベガルタ仙台の予算規模、経営規模がやはりJ1のトップクラスと比べるとかなり下の方かなという印象もあるのですけれども、やはり市民クラブとして立ち上がってきたこれまでの経緯とJ1をメインとしたJリーグの予算規模のどんどん高騰している現状、それを踏まえてベガルタ仙台の球団として今後どうあるべきか、お考えがあればお伺いしたいのですけれども。

A16

ベガルタ仙台の成り立ちというのは県民の皆さんや市民の皆さま方の署名活動から始まったというふうに承知をしておりますし、広く県民、市民に支持をされてここまでやってこられたクラブチームでございます。市民に親しまれる、そしてまた市民と一体となったそんなチームであるというふうに思いますが、今回の結果も踏まえまして、やはりクラブとして経営的なことをさまざま検討がなされるものなのだろうというふうに思います。

 

Q17

見方としては、やはり仙台市とか宮城県が結構株主の上位にいる状況というのが他のJリーグのクラブと比べてもなかなか珍しいのかなと。そうなるとその経営自体の体制を変えなきゃいけないのかなという見方も出てくるかもしれません。その点についてお考えがあればお伺いしたいのですが。

A17

これもいろいろなご意見がきっとあるのだろうというふうに思いますけれども、仙台市としては今申し上げましたようにこれまでの歴史なりいろいろな関わりがございます。それらも含めて、経営母体で取締役会などでさまざまなご議論が進められていくことを期待したいというふうに思います。市民クラブということの是非については、いろいろなこれもご意見があるのだろうというふうに思いますので、それも経営陣に委ねたいというふうに思います。

 

Q18

今、債務超過額が3億8,000万円ぐらいということで、方法として減資するということも考えられると思うのですけれども、5分の1に前回したものをさらに小さくする必要があるのではという声が株主からも上がっていて、かつ、また増資をするということになると思うのですけれども、そのとき市としてはさらに出資をするという選択肢は頭の中にあったりするのでしょうか。

A18

これも仙台市として欠かせないプロサッカーチームですので、いろいろな議論を踏まえた上での対応になるのじゃないでしょうか。

 

仙台市長 郡 和子