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更新日:2025年7月2日

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その他質疑応答(令和7年7月1日)

富谷市の総合病院公募について

Q1

富谷市の病院公募の件でお伺いいたします。先日、富谷市の方で公募を終えて、2カ所公募に応募したということを公表されました。そのことへの受け止めと、これまでも郡市長ご自身、高齢化率が上昇する中で、救急搬送困難事案の発生も踏まえて、市内の病床不足というか、そこを指摘されていたことがありましたので、そのことを踏まえて改めてご見解をお聞かせください。

A1

まず富谷市の病院の公募について、2者の参加があったというふうに報じられていることは承知をしておりますけれども、詳細は把握しておりませんので詳しくはコメントすることはありません。それからこの間、私も申し上げましたけれども、富谷市による病院の公募というのは知事の4病院再編に端を発するものと捉えています。この間、本市から県に対しましては、その病院移転の必要性ですとか、それからまた妥当性に強い懸念を持っている旨をお伝えして説明を求めてきたところですけれども、いまだにこの件については県からの十分な説明はいただいていない中でございます。加えて、高齢化率の上昇に伴って、医療の環境というのは大変厳しい状況になると捉えておりますし、先ほども熱中症の件で救急搬送の逼迫(ひっぱく)ということもお話をさせていただきました。困難事案の増加というのもあるわけでございまして、そういう意味からも県と本市との認識は違っているわけです。まずは県が、地域医療の現状や課題の認識、4病院再編というその手法の妥当性や進め方について自ら検証し、評価を行うべきではないかというふうに思っています。

 

Q2

公募のあった2カ所の病院に対して、仙台市の方から何かアプローチというか、接触なり協議したりということは予定はしていますでしょうか。

A2

詳細を把握していませんので、特にコメントはいたしません。

 

Q3

先月、県と4病院の件で協議をされたかと思うのですけれども、今後の協議の予定であったりスケジュール感、決まっているものがあれば教えてください。

A3

その点については詳細を聞いていませんので、担当にお聞きください。

 

Q4

(民間病院が)公募に手を挙げたということで、民間の動きで止めにくい中、市として何か手を打つ方法というのを考えているところがあるかどうかお聞かせください。

A4

重ねてになりますけれども、今回の富谷市の病院の公募というのは、県が進められた4病院再編に端を発しているわけです。ですからその点についても、知事は救急搬送時間のことをおっしゃっていますけれども、私どもとしては本市の中においても救急搬送時間が長いところもございますし、また先ほども申し上げたとおり救急搬送困難事案も多くなってきている。加えて、高齢化率が高くなっていくにつれて、医療提供体制というのは必ずしも余裕がある状況ではないと申し上げておりました。個々の病院で手を挙げたということではありましょうけれども、しかしそもそも県と私どもの考えに齟齬(そご)があるわけでして、県としてご自分でもう一度この件についてはしっかりとした検証をすべきであるというふうに思っています。

 

Q5

県の方にまずはこの不足感というのを改めて訴えていくことで、その民間の動きについても何か変えていくような動きを、仙台市として県に働きかけていくというような認識でよろしいでしょうか。

A5

そもそもがそうであるということを申し上げてまいりましたし、また国においても医療提供体制について新たな考え方が示されていまして、県としてもそうした形で、それにのっとった計画の策定に入られるのだろうというふうに思います。やはりこういうことをちゃんとした上でどうなのかということを見ていただきたいと思っております。また本市といたしましても、仙台市民の皆さま方の医療に対する不安にどう応えていくのかということで、本市としての医療の計画というのも新たに作らせていただいているところでもございまして、そういう意味ではこれからの県の動きというのを注視していかなければいけないというふうに思っています。

 

Q6

仙台市長選に3期目の出馬をされるという中で、この医療圏の話だったり医療提供体制の仙台市としての在り方みたいなものを改めて有権者の方に訴えていくというお考えはありましたでしょうか。

A6

市民の皆さま方の命と健康に関することですから、私もその点についてはいろいろとしていかなければいけないと思いますが、これは今、仙台市が進めようとしているところですので、私のこれから先のことについてこの場でお話をするのは避けさせていただきたいと思っています。

 

 

仙台市長選挙について

Q7

市長選の件でお伺いさせていただきます。昨日、共産党の方で郡市長の支援をするかどうかについて記者会見を開かれまして、次の市長選では支援をしないという意向を明らかにされました。そのことに対するまず市長の受け止めと、あと実際に市民に向いた市政を訴えられてこられた中で、その部分が変わってしまったというか、不足しているということで結構強く批判されていたのですけれども、その変化というか、市民(の方)を向いていないのではないかという評価に対する市長の所見をお聞かせください。

A7

この間も市民の皆さま方お一人お一人のお話を伺った上で市政を担ってきました。そしてまた議会の皆さま方、どこかの党に沿うということではなく、皆さま方のご意見をさまざま丹念に聞かせていただいた上で市政に取り組んできたというふうに自負しております。それこそ市民の皆さま方に寄り添うということで施策を進める中にあって、共産党の皆さま方にもお認めをいただいたところもたくさんございましたし、それからまたいろいろご提言いただいた中の取り組みも幾つかあったというふうに承知をしておりますので、そのようにご判断されたのであればそういうことなのでしょうけれども、私としては本当に一党一派に偏ることなく取り組んできたものですから、私はこれまでどおり変わらずにやってまいりたいというふうに思っているところです。

 

Q8

一方で、これまで「市民党」を掲げてこられた中で、昨日の会見では「しみん(市民)党」から「じみん党」に変わったというふうに結構強い表現で、市民(の方)を向いていないというところをすごく指摘していたのですけれども、そう考えるとやはり自民党なり、オール与党体制に対する批判というか、そこに対する不満みたいなものもくすぶっているのですけれども、その点についてはどのように見ていますか。

A8

もとより市議会の皆さま方は市民の代表の方々です。それこそ真摯(しんし)にいろいろなご意見を戦わせながら、議会においても議案の提案をさせていただき、そしてまたさまざまこれもお認めをいただいてきたところが多かったろうと思います。また市長就任以来、私も市民お一人お一人のお考えというのはとても大切で、誰しもが活躍できるまちづくりを進めるのだということを第一に考えて、いろいろな方々のご意見も聞かせていただきながら、この間2期8年やってまいりました。そういう意味で、市民の皆さま方には、3期目を考える中で、多くの方々にこれまでの取り組みについてご評価をいただき、温かいお励ましもいただきましたものですから、それを熟慮する中で、こういうふうにお考えいただいているのだなと、この間取り組んできたことをやはり続けていく責任というのは私にあるなという思いで、今般、引き続き責任を果たしたいという気持ちをお伝えさせていただいたわけです。1期目に市長に就任して以来、それは私自身の中で何ら変わるものではございません。もちろん市政を運営していく中で、あれもこれも全てができるというわけではございません。そういう意味では何を優先し、何をちょっと待っていただくのか。あるいは、これは本市として必ず皆さま方の幸せにつながるものだということで推進していかなければいけないというものもございますし、一方でこれは少しお時間を頂戴するというものもあろうかと思います。持続的にこのまちが、私たちのこの仙台市が持続的に発展していくということを考えた上で取り組ませていただいてまいりましたので、これはこれから先も変わらぬものだというふうに認識をしております。

 

Q9

伊藤ゆうた市議が立候補者の擁立に向けて政治団体を立ち上げられて、今後7月上旬までに立候補者を選定するということを明らかにされております。その中で、公約の中に音楽ホールの計画中止というのが含まれておりますけれども、音楽ホールの整備を進める中で、まだ市民への説明なり議会への説明が不足しているのではないかというご指摘もありますけれども、その点についていかがでしょうか。

A9

仙台国際音楽コンクールが5月24日から始まりまして、この日曜日に全ての日程を終えて、入賞者記念ガラコンサートも開催をさせていただきました。とても高い評価をいただくコンクールに育っています。またそのコンテスタントを支える演奏をしてくださっている仙台フィルに対しての評価も非常に高くなっています。今般私どもは、震災の経験を経て、これから先も災害が起こったとしても、それを乗り越える力をつけていくためにも、仙フィルがあの震災の直後から励ましのコンサートを各被災地に向かって開催をしていただいた。1,000回を超えるコンサートもございました。そういうものも合わさって、この中心部震災メモリアル拠点と仙台フィルの本拠地となる音楽ホールというのは大変親和性もあり、しかし世界にただ一つしかない大きな施設になると思っています。本市の誇りと、そしてまた貴重な施設だというふうに思うものですから、着実に進めてまいりたいと思います。この点についても、実は世界で活躍する音楽家の先生方からも期待の声も寄せていただきまして、私も大変うれしく思ったわけです。それから、もちろん市民の皆さま方のご理解というのが一番だというふうに思っておりまして、この間も、先月から市民ワークショップを開催しております。このワークショップ、設計者の方も参加をして開いているものでして、設計者の方も市民の皆さま方のご意見、思いというのを酌み取って、今設計作業に入っているものと思います。そういう意味では、コスト意識もちゃんと持ちながら、市民の皆さま方にご理解していただけるように、これからも丁寧な説明も重ねながらですけれども、しっかりと着実に進めていくべきと考えています。

 

Q10

市長選の公約のところでお伺いしたいところがありまして、スタートアップの創業400社というのを公約の中に掲げられていると思います。私が調べた限り2023年くらいで百数十社ぐらいだったかなと記憶しているのですが、まずこの目標がいつまでの目標なのかというのと、あとどれくらい足りないと認識されているのか。また、多選に向けて何が課題と認識されているか。このあたりをお願いします。

A10

ごめんなさい、今日は公約についての説明ということについては、この会見はそういう場ではないというふうに認識をしておりますので、お聞きになりたいときには別にしていただけませんでしょうか。ということで、この場は控えさせていただきます。

 

Q11

公約に関してということでなくとも、スタートアップ事業としては市政に絡むところでありますので、別に400社というところに限らず、何が課題かというところだけでもお願いします。

A11

この場はそういうことについての報告、私の方からコメントをすることは差し控えさせていただきます。とりわけ公約に深く関わっているところですので、申し訳ありませんが場所を変えて、そういうことであればお聞きいただければというふうに思います。

 

Q12

市長選に立候補の意思を示していらっしゃる方が、未定の団体もありますけれども、人数で言えば郡市長を含めて現在4人程度見込まれている中で、前回よりも人数としては多いと思いますが、この状況をどのように見ていらっしゃるか、受け止めを伺いたいと思います。

A12

いろいろ選挙戦に入って議論が活発化するということは、それは望ましいことではあろうかなというふうに思います。私自身は、これまでの取り組みと今後に向けて真摯(しんし)にお話をさせていただくというつもりでおります。

 

Q13

6月13日の市議会で立候補を表明された時に、村井知事から3期目への挑戦へのエールというか激励するコメントが出されました。そのコメントというか激励を受け取って、どのような受け止めをされたかということと、今後、村井知事に支援の要請をする予定があるのかというのをお聞かせください。

A13

村井知事がそのようにご評価いただいたということは率直にうれしく思うところでありますけれども、選挙の進め方についてもこの場で申し上げるものではないというふうに思っておりますので、お許しいただきたいと思います。

 

Q14

伊藤ゆうた市議が候補の擁立の動きを始められているということも含めて、複数の方が今手を挙げられております。いずれも、少なくともお二方については、現状の郡市長のスタイルというか市政運営について批判的な、特にいじめの問題だったり、あとは音楽ホールの関係について、大型公共事業の進め方というところについて、とりわけ否定的な意見を述べられていると思います。この対立候補がこういったイシューを掲げられているということについての受け止めを改めてお聞かせいただけないでしょうか。

A14

複数の方が出馬の動きがあるというのは、報道を通して(承知しています)けれども、詳細な内容というのは把握しておりませんので、私からはお話しすることはできません。いじめについては、この間、本市が取り組んできたことを重ねて申し上げれば、それこそ1期目、初めにいじめの防止等に関する条例を制定し、外部の方々のご意見も聞きながら、困った場合には相談できるS-KETをつくって、そこでご相談を受け付けたり、学校現場にもいじめ対応の専任の教諭を置くなど、これまでにない取り組みを着実に進めてきたものというふうに思っております。いじめの芽を早期に発見をするということで、認知件数は確かに多いのですけれども、現場の先生のお取り組みのたまものというふうに思っておりますし、そうした評価もいじめの検証委員会、専門家の方々もされているところです。加えて、いじめの解決率も全国平均よりも高くなっています。しかしながら一方で、お困りをまだ抱えているお子さんがいらっしゃるというのも事実なのだというふうに認識をしておりまして、さらなる取り組みは、これはしっかりとやっていかなければいけないと認識をしているところです。

 

 

参議院議員通常選挙について

Q15

参院選が近々ありますけれども、そのときの動きというか、今予定されているものがあるのかどうかというところをお聞かせください。

A15

参議院議員選挙は、自分の選挙も控えているということもありますし、いろいろご要請というのも、受けられるもの受けられないものというのがあるのだろうなというふうに、ぼんやりですけど思っております。

 

Q16

現時点で、特定の候補だったり団体だったり集会というものに何かご参加される計画とか予定というものはございましたでしょうか。

A16

特に予定はございません。

 

 

仙台市長 郡 和子