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更新日:2025年10月15日
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知事選が告示されましたけれども、早速もう論戦がスタートしていて、いろいろな候補者に関して応援なんかも入っておられる状況ですけれども、郡市長は以前、村井知事に期待というか歓迎という所感を述べられておりましたけれども、今後、応援の予定とか、何か特定の候補に対して支持する予定があれば教えてください。
知事選がスタートしているところでございます。いろいろな課題について5人の候補者による論戦が行われているところ、まさに始まったばかりだろうというふうに認識をしておりまして、さまざまな課題について議論の行方を見たいな、見極めていきたいなというふうに考えているところです。
特定の候補の応援に入ったりとか、何かマイクを握ったりとかの予定はありましたでしょうか。
始まって議論が活発になっているところですので、それを見ていきたいというふうに思っています。
特にこの課題とか、県政課題についてこういったところをよく注視していきたいなという分野等あれば教えてください。
これもいろいろあるのだろうというふうに思っています。東北は人口減少が加速しておりまして、さまざまな課題もあるわけです。宮城県、そして本市がどのように東北地方全体の活性化に寄与できるのかという点なんかも大きいのではないかなというふうに私自身考えているところでございまして、そういった中で、どのような論戦が繰り広げられるのか見てまいりたいと思っています。
現職の村井知事が非常に病院問題について積極的な発信をされているようなのですけれども、そういった積極的に言及されている現状についてはいかがお感じになっていますでしょうか。
直接、私はお話をお聞きしてはいませんけれども、報道などではそのようなことはおっしゃっているのだなというふうには受け止めております。
何かそこに対して思うところというのは特にありませんか。
これは私自身もこれまで言ってきたとおりでございまして、県として、村井候補はそのような思いなのかもしれませんけれども、これはまた県と仙台市、どのようにそれぞれの医療提供体制について考えていくべきなのかということについては、いろいろあるのだろうなというふうに思っています。私としても関心の論点の1つではございます。
郡市長として新しい知事に期待すること、また知事としての素養というか資質というか、必要な部分というのはどういうことだと考えていらっしゃいますでしょうか。
私自身は、先ほども申し上げましたけれども、東北地方は人口減少が他の地域よりも著しく加速しているわけでして、さまざまな課題に直面しております。そういう中で、本市と県とが持続的な成長を東北全体に波及させていくために、県と連携して取り組むということは重要になってくるのだろうというふうにも思っておりまして、議論の行方というのを見てまいりたいと思っているところでございます。
そうすると、知事の力というか、求めることとしては、例えばリーダーシップとかそういう意味ですか、東北を引っ張っていくというのは。
いろいろな、今マスコミの皆さま方がお取り上げになっている他にも5人の候補の皆さま方が公約をいろいろとお出しになっておられるのだろうというふうに思います。それをしっかりと見てまいりたいというふうに考えているところです。
今、県と仙台市の連携のお話もありましたけれども、病院問題とかではいろいろ意見の食い違いもあると思いますけれども、現状で県と仙台市の関係性というのは、今どういうふうになっていると認識されていますでしょうか。
ご質問の趣旨がよく分からないのですけれども、宮城県は広域自治体であって、仙台市は基礎自治体というふうに、この二層性があるわけですよね。国、広域自治体、基礎自治体という、この中に入っているということで、これまでもさまざまなことを県にお願いしなくてはいけないこともございますし、また県と連携して進めていかなくてはいけないこともあるわけです。また、本市が独自にやっていかなくてはいけないこともある。そういう中でやっているので、いいとも悪いとも。何をお聞きになりたいのか、私はちょっと理解が進みませんでした。ごめんなさい。
単純にいい悪いではないのかもしれないですけれども、お互いに話ができる関係とか、ちゃんと知事と市長が向き合える関係とか、そういうことが連携には必要なのかなというふうに思ったので、今現状ではどういう関係性にあると認識されていますか。
今までがどうであったかということについては、それこそ連携すべきところは連携し、しかし、しっかりと意見を言わなくてはいけないところは言わなくてはいけないという、これは基本的なところだと思っております。その意味ではその基本どおり、関係性を構築しているということに尽きるのだというふうに理解をしておりますけれども。
市長選で村井知事から市長は応援を受けられたと思うのですけれども、そういうことも踏まえて、現状として知事から応援の要請だったりは来ているか来ていないかでお答えいただきたいのですけれども。
これは何とも、今こういう状況の中で、当初の構図、私がお話をしたときの構図、いろいろな方々が出ていらっしゃるということもございます。例えば和田さんについては、国会議員の時代に本市としてもいろいろお世話になったところもございますし、また遊佐さんについても、私自身も個人的なつながりも過去にあったということもございます。また他の方々も出馬されての今回のこの県知事選です。これは私は議論をしっかりと見ていかないと、何とも自分の立場というものを鮮明にすることは難しいと思っているところです。
今のところ、村井さんの応援に行かれるご予定というのは(ありますか)。
まだ、議論の行方を見てみたいというふうに思っています。
村井知事がかねて土葬の問題について言及されていらっしゃって、先月、撤回を表明された際に、県内の市町村長に土葬墓地を整備する可能性があるか電話で確認したら、受け入れはできないと拒否されたというご説明をされていたのですけれども、郡市長にも確認の電話だったり連絡だったりはあったのかというのと、どう回答されたのか伺いたいのですけれども。
ございました。電話はいただきました。なかなか難しい状況ではないかというふうにお答えしました。
それは直接村井知事からご連絡があったということですか。
ええ、直接でした。
難しいとお考えになった理由と、あと土葬墓地の設置そのものに対するお考えというのはいかがですか。
これについても、私から今この場で申し上げるということは控えたいと思います。
他の候補者のところは分からなく恐縮なのですが、遊佐陣営の事務所の方で郡市長の為書きを拝見いたしまして、そのあたりはどういう経緯で送られた、先ほどおっしゃられた個人的なつながりというものなのでしょうか。
そうですね。私と関係があったものですから送らせていただきました。村井陣営にも送らせていただきました。
お二人に送られたということ(でしょうか)。
和田候補にも送らせていただきました。それは、やはりこれまでいろいろと関わりがあって、エールをそれぞれ送ったということです。
それぞれ3候補からこの後の応援の要請だったりマイクを持たれる予定というのは現状ないという確認でよろしいですか。
議論の行方を見たいというふうに考えています。
中央の状況について伺いたいのですけれども、自民党の高市総裁、選出されましたけれども、ちょっと今自公の連立が崩れて、野党も首班指名で連携を模索していて、この後、自民党の総裁がそのまま総理になるかどうか現状では不透明かなと、割と混迷しているかなと思うのですけれども、政治状況はですね。それについてどう市長は見ていらっしゃるか伺いたいのですけれども。
高市新総裁については、自由民主党初の女性の総裁ということで、新たな一歩を踏み出されたのだなというふうに本当に思いました。今のこの状況は、その後のいろいろな動きによって、公明党が政権から離脱ということになったようですけれども、非常に混沌とした状況なのだなというふうに見ています。ただ、自治体を任されている私の立場とすれば、一日も早く、与野党問わず、国会の場を通して議論を重ねて合意形成を図っていただいて。さまざま課題は山積をしております。特に物価高騰に対してどのように対応していくのかなど、地方自治体の施策、また予算編成にも大きく影響が出てまいりますので、ぜひ早期に国会が開かれ、そして議論がまとまるということを見ていきたいと思っているところです。今の状況については心配をしながら注視をしているところでございます。
防災庁の設置について、現状、高市総裁は継承の姿勢を示している状況でありまして、先日、福島県いわき市がその設置の議論の継続を政府に求めましたけれども、仙台市のスタンス、設置を求めるというスタンスに変更はないかというところと、あと改めて防災庁の設置について新しい政権に求めることを伺いたいと思います。
防災庁の設置、誘致ということについては変わるものではございませんで、なお強く、それこそ現政権には仙台ということについても優位性があるというふうに、直接要請させていただいた折にお話をさせていただいて実感として持っただけに、このまま風に散るというようなことがないように、しっかりとこれからも要請をさせていただきたいというふうに思っています。
国に例えば要望なり陳情をする、首長のお立場で、今の少数与党で、自公がこういった形で解消する中で、要望なり陳情にどういう影響が出てくるのかお聞かせいただきたいと思います。やりにくさは出てくるのでしょうか。
まず、国の体制が整ってもらうことが第一です。
政権が先ほど混沌とおっしゃいましたけれども、陳情なりするときは、これから影響は出るかどうかということはどうですか。
早期に国としての体制を整えてスタートしていただけるように注視をしているところです。
例えば高市さんに関しまして、私の記憶ではG7の科学技術大臣の会合で、当時、科学技術担当大臣でしたね。おそらくいろいろ仙台に誘致ということで要望活動されたのだと思うのですけれども、高市さんとそのときに交わされたやり取りなり、高市さんについての人柄なり印象なり、そのあたり聞かせていただけますか。
高市総裁には、やはりおっしゃられたように、令和5年のG7仙台科学技術大臣会合で議長として大変なご活躍をされたわけです。その折には、いろいろな面でご理解をいただきながら、本市のプレゼンも聞いていただけて、そしてまた当時の高市担当大臣からは、仙台のおもてなしはとてもすばらしかったという評価もいただいたところでございます。そういう意味では今回、新たな総裁に選任されたということについては、同じ女性という立場もありますけれども、G7の仙台の会合のことを思い起こしたところではございました。
今、首班指名選挙で、候補で玉木さんのお名前が出ています。玉木さんに関しては、おそらく民主党時代、ご一緒されていたのではないかと思うのですが、多分、高市さんもご存じですし、玉木さんもご存じだし、どちらかということを聞くわけではないのですが、玉木さんはどんな方でどんなお付き合いですか。
存じております。ただ今、名前が挙がっているということではありましょうけれども、私がここでいろいろ言及する立場にはないと思っています。
人柄とかそういうこともお答えは難しい(ということでしょうか)。
そうですね。
クマの出没、目撃が相次いでいる件についてお伺いします。人身被害も県内では出ている状況ですけれども、市議会の一部会派からも仙台市として関係機関との連携強化であったりとか、早期駆除の体制の構築など要望があったかと思いますけれども、仙台市として今後対応されていく予定などございましたら教えてください。
市街地でのクマの出没ということについては、ここ連日上がってきている状況でして、町内会ですとか教育施設などにすぐさま連絡を入れる、とにかく安心・安全を構築していくということが重要なのだと思っております。専門業者による侵入経路の調査ですとか、それから住民には誘因物、つまり何か食べ物になるようなものを近くに出さないでくださいというようなことは常々お伝えをしているところでございますし、特に、危険が高い場合には捕獲をするということがやはり重要なのだと思っておりまして、緊急銃猟制度がスタートしたということもあり、県や県警察、関係者の方々とも綿密に連携をして取り組んでいかなくてはいけないのだというふうに思っているところでございます。緊急対応ができるような研修というのも重ねているところでして、これも担当に詳しくお聞きいただければというふうに思います。
そういった研修というか、人材の育成というのも今後必要になってくるのかなという気がしますけれども、そういったところも市が積極的に関わっていきたいということでしょうか。
いろいろと今こういう状況、全国的に大きな問題になっておりますので、このことについてもいろいろと関係する部署、連携しながら取り組みを強化していかなくてはいけないのだろうというふうに思っております。
仙台市長 郡 和子
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