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更新日:2025年10月22日
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知事選に関してお伺いします。各紙の情勢記事なども出てきておりまして、一部報道によりますと、村井氏と和田氏が競る情勢になっているということが明らかになっております。参政党の神谷代表は、連日、仙台入りしておりまして、この前の土日も両日、街頭に立っておられました。和田氏が現職の村井氏と競る格好というのは、なかなか想定されていなかった情勢かと思いますけれども、こういった情勢を市長はどのように分析されていらっしゃるかというところをお願いします。
選挙戦に入って、激しい選挙戦が行われているのだなというふうには認識をしているところです。残り5日になりますか。さらに論戦も活発になっていくのではないかというふうに思います。その行方というのをしっかりと見ていきたいと思います。
先週の記者会見でもありましたけれども、村井知事からの応援要請などはありましたでしょうか。
具体的にお話はありません。というところです。
そうすると、先週と同じく3氏に対して、明確な応援であったりとか、為書きは3氏に書かれたという話がありましたけれども、明確にこの人を応援するとか、そういうことは決定していないということでしょうか。
論戦も過熱をしてきているというふうなことだろうと思います。いずれにしても県政の課題、本市にとっても大きな影響もありますし、本市にとってどのように県が考えているのかということ、それぞれの候補者の方々の論戦をしっかりと見ていきたいというふうに思っています。
今回の知事選でも、主に村井知事についてだと思うのですけれど、メガソーラーを推進しているというような、事実に基づかない情報がSNSに流れているところなのですけれども、市長選も同様な状況があったと思いますが、改めてこのような状況をどのように考えていらっしゃるか伺いたいと思います。
その件については選挙戦が始まる前に、それは私が当選をしてごあいさつに行ったときでしょうか。知事には、やはり今のこの選挙というのは、事実に基づかないことも広がるような、そういう個人個人の発信が大きくなっている状況なので、そこのところはこれから選挙戦を迎えられるに当たって、いろいろお考えになられた方がいいのだと思いますということはお伝えいたしましたし、知事もそういうようなことは参議院選挙からの流れもあって、十分にお考えになっていらっしゃったのではないかというふうに思っているところです。
それは市長選の後ですか。
私が当選をさせていただいたごあいさつに伺ったときだったというふうに理解しています。
重ねての確認になりますけども、改めて、先ほども論戦を見守りたいというお話でしたけども、特定の候補の応援に駆けつける予定とかは今のところはないというご認識でよろしかったでしょうか。
そうですね。先ほども申し上げましたけれども、仙台市政を担う私の立場では、県政がどういうような動きになってくるのかというのは大変大きな関心事ではあります。そういう中で、今まさに選挙戦が熱を帯びてきているというところなのでしょう。しっかりとした議論の行方というのを見定めたいというふうに思います。
論戦も最終盤に差しかかってきていますけれども、郡市長ご自身、どういったところを特に注目して見守っていきたいなというふうにお考えですか。
いろいろな課題はあるのだというふうに思います。ワンイシューのものではなくて、多方面にわたって、どのような県をお考えになっていらっしゃるのか、それぞれの候補の議論というのが今、現になされているところだと思いますので、それをしっかりと見定めたいと思います。
(特定の候補の)応援をする、しないという判断というものは、見守った上でですけれども、いつぐらいに。もう残りも本当にわずかになってきている中ですが、どれくらいの時期に判断されることになりますでしょうか。
行方を見守りたいと思います。
見守った上で判断されるということで承知しました。
今回いろいろな論点の中に、水道のみやぎ型の管理運営方式だったり、あと土葬というものを一度、知事は撤回したわけですけれども、そちらについてもまた改めてスポットが当たるような形になっています。この2点についてなのですけれども、市長のお考えを改めてお聞かせいただきたいんですけれども。
これは今まさに選挙中でいろいろな議論があるわけですから、私の方からは差し控えたいと思います。
緊急銃猟について伺いたいのですけれども、先般の緊急銃猟、全国初の実施ということでありましたけれども、市長、どの段階でその事案を把握されて、この緊急銃猟の実施までにどのようにご対応をされたか、簡単にご説明いただきたいのですけれども。
そうですね。全国初の緊急銃猟が実施されたということです。クマ被害がいろいろと報じられる中で、本市でもクマの出没というのが、あちこちで目撃情報が上がってきている中でありました。実際にこの緊急銃猟の制度が始まって、それぞれ研修をしたり、連携して取り組みをしたりということを、担当がちゃんと準備してきたのだというふうに思っています。その成果があって、それこそ教科書に書かれたような、そういう全部の条件をクリアして、やれる状況が整ったということで、太白区役所の担当が判断をしたと私は報告を受けました。初めての緊急銃猟だということは、もうすぐさま連絡をもらいましたし、その前日の状況というのも、クマがいるようだというのは、メールでどの段階だったかちょっとあれですけれども、聞いてはいたところでした。実際に銃を撃って捕獲をしたということについて、すぐさまの報告をもらったところです。
今回の緊急銃猟について、一部、やっぱり否定的な意見というか、クマがかわいそうというような意見が仙台市とか太白区に寄せられているようなのですけれども、そのような意見についてどう考えていらっしゃるかというのと、あとは行き過ぎた、そういう長時間にわたって何か主張を述べられるような方も全国ではいらっしゃるようなのですけども、今後、カスタマーハラスメントへの対応というところで何か考えていらっしゃることはございますか。
この件については、ちょうどその翌日、東北市長会がございまして、その東北市長会でも大きな話題には上りました。どこの自治体も厳しい状況で、そしてちょうど北上市長さんは、温泉の清掃をしている職員が行方不明になったというので急きょ、東北市長会を後にして地元に帰られたのですけれども、そういうような緊迫をしている状況、この夏から秋にかけて東北各地の皆さんいろいろ困っているという状況も、いろいろな話になりました。そういう中で、緊急銃猟を仙台が初めてになったのだねということで、いろいろな話に及んだところでもございました。おおむね、それこそ人身に被害を及ぼすような事態になっているものですから、首長同士としては、これは何とか命を守っていかなければいけないねというふうな話をしていて、対応もそうですけれども、その後、市民の皆さま方からどういう声が寄せられているのかということにも関心がやはりございました。そういう中で私自身が聞いているところでは、もちろん愛護団体の方からの声というのもあったのだというふうに思いますけれども、おおむね賛同するご意見が多かったということを話もしたところでございました。これはやはりいろいろな考え方があるのかもしれませんけれども、首長としてはやはり、市民の皆さま方の命に関わることですから、安心して安全に生活できるようにしていかなければいけないわけでして、そういう意味では、やむを得ない対応だったというふうに思っています。
職員の負担軽減みたいなところでいうと何かありますか。
これについてもいろいろと研修を重ねたり、関係する団体といろいろとお話し合いを密にしたりというようなこともあるようです。そういう意味で今回のことについては、おおむねガイドラインに沿ってうまくいったのだというふうに思います。これからもさまざまなケースが考えられますので、そこについてはやはり、区、総合支所、県警など関係各所としっかりと連携して、緊張感を持って取り組んでいかなければいけないのだろうと思っています。詳しくどういうような状況を職員が求めているのかということについては、なおヒアリングしていかなければいけないのだと思います。今回はまずはそういうような状況になったということで、まずはほっとしたところであります。
市民の命を守るためということで今回の措置を取ったということだと思うのですけれども、住民に対しての情報の共有といいますか、クマが出たと、それから緊急銃猟をします、それからしました。これは市の方から何時ごろどういう形で住民に周知が行われたのか、教えていただいてもよろしいでしょうか。
(環境共生課長)
今回の件につきましては、前日の夕方5時ごろ、目撃の情報が寄せられまして、現地でクマがとどまっていることを確認できたのが17時45分ごろになります。その段階で警察や関係者と対応を協議している中で銃猟の可能性というものが出てまいりましたので、前の晩のうちに周辺の住民の方々にはクマがいることを含めて注意喚起を行ってございました。そして実際に銃猟をする前には交通制限をさせていただきましたので、これにつきましては朝の5時40分から6時10分までになりますけれども、早朝でしたので市のホームページで広報を行った形となってございます。また解除についても同じように合わせてご案内をしているように聞いております。
確認なのですけれども、緊急銃猟が行われる前にはどういった形で(住民への周知を)行った(のか)。午前5時40分から6時まで交通規制を行ったというお話だったと思うのですけれども、その前の何時ごろにその周辺の住民にどういった形でお知らせしたかを教えていただけますか。
(環境共生課長)
繰り返しになりますが、前日の夕方から夜にかけて近隣の住民に区役所の職員などが説明を行ったと聞いてございます。
緊急銃猟の判断を決めてから、住民に対してはどういう形で何時ごろお知らせしたのですか。
(環境共生課長)
緊急銃猟そのものは国の法令とガイドラインで定められた要件を確認した際に実施することができますので、前日の段階では緊急銃猟を行う可能性があるということで注意喚起をしてございました。翌日5時40分ごろになりましてから、実際に実施することの最終判断、周囲の交通規制などの最終確認を行いまして、確認をできた段階で最終的な判断を行って5時57分に撃ってございますので、順序的には、注意のお知らせをして、最終チェックを確認した段階で判断して実施するという流れになりますので、順番について、あと緊急銃猟をしますと言って前の晩に決めたわけではなくて、ぎりぎりになって、緊急捕獲は別の手法を取る可能性もございますので、最終的に判断できたのは5時57分直前ということでございます。
前日の夜に住民に対して緊急銃猟の可能性があるということは伝えたのだとは思うのですけれども、区の判断で緊急銃猟をしたという判断をした後には住民には伝えているのですか。
(環境共生課長)
それについては伝えてございません。その瞬間のその条件が整ったタイミングで実施する、その瞬間に素早く実施する必要がございますので、判断をしたということを改めて通知するいとまはないものと理解しております。
前日の夕方に住民に対して緊急銃猟する可能性があるというふうにはお伝えしているのだけれども、緊急銃猟の判断をした後は、住民に対してはそういった知らせるということはないということなのですかね。
(環境共生課長)
制度上そのように理解してございます。
私もあまり詳しくないのですけれども、国の法律とかそういうことについて、緊急銃猟の判断をしてから住民に周知するということが決まっているわけではないのですか。そういう定めはない(ということですか)。
(環境共生課長)
判断をしたことを周知するという定めはないように考えてございます。
そこで市長にお聞きしたいのですけれども、今回、市街地で緊急銃猟を行うというのは非常に、市街地で銃を発するということは結構かなり危険を伴うのですけれども、その緊急銃猟の判断をした後に住民に対してそれを周知徹底する必要があるかどうか。ただそういう緊急の場合ですとなかなか時間もないかもしれないのですけど、そこら辺はどうお考えですか。
この点についても、やはり首長たちが非常に関心を持っていたところでもあります。また加えて、何かあったときの、例えば近くの住居に何か被害が及んだとか、いろいろなときに対して、その損害賠償については各自治体が負うことになっているわけなのです。それについても自治体といいましょうか、市長の責任ということになるのだと思います。その点についても首長皆、どういう段階にどのようになっていくのかということについては、もうちょっといろいろと、首長としての要請というのでしょうか、国に対してその点についてもやっていかなければいけないことではないかというふうにみんな考えています。その点については国要望に対しても少し盛り込まれたと、盛り込んだというふうに理解をしております。先ほどの、住民に知らせるかどうかということについても、やはり同じなのではないでしょうか。もちろんうまくいったので、今回はそういうことでうまくいったのねということになったのだと思うのですけれども、これが万が一そうではなかったときのことを考えると、やはりこれは非常にちゅうちょするところでもあって、難しい判断だと思います。また実際に銃を撃つ人がどのように確保できるのかということについても、それぞれの自治体でやはり課題が大きいというふうに、首長たちの中では話が出ていたところでもございました。
そうしますと今回、全国初の緊急銃猟が行われたわけなのですけれども、これで何か見えてきた課題といいますか、国に対して何かこういう経験に基づいて、もう少しこういう形で運用をしていった方がいいのではないかみたいな、自治体としての何かそういうことっておありでしょうか。
今回の例については非常に、ガイドラインも全てクリアできるし、しかも狙うところも安全をしっかりと確保できるような、周りのそういうような状況が整っていたのでそういうことになりました。他はやはりいろいろな苦労をしながら、もしかするとこの緊急銃猟という制度を行使できるのも、もしかするとかなりまれなケースになるのかもしれないなというふうにも理解するところです。いずれにいたしましても、箱わなもそうだと思いますけれども、人々の暮らしの近くに出没しないように取り組むということがまず重要でありましょうし、さまざまな対応を取っていくということに尽きるのだろうというふうに思います。
今回、全国で初めて行われたと思うのですけれども、今回実施してみて改めて、自治体によってはやはり住民に危害が及ぶ可能性、万が一当たってしまった場合ということも考えて緊急銃猟を使わないという判断をしている自治体もあると思うのですけれども、今回初めて緊急銃猟を使われてみて、この判断というのが適切だったかどうかというのと、また緊急銃猟制度というものに対してどのような評価をされているかというのをお伺いできればと思います。
これは先ほども申し上げましたけれども、本市においての対応というのは、本当に教科書に載っているようなものだったのだろうというふうに思います。そういう諸条件が整ったので実施をしたということです。こういうケースというのが、それこそ住家の近くで全て条件が整うかというと、これもまた判断は非常に難しいのではないだろうかというふうにも思ったりするところでございます。そういう意味では、今年の人身被害があまりにも大きいということも鑑みながら、国として新しい制度をスタートさせたわけですけれども、そこについてはいろいろな自治体ごとにも意見もあるし、そこについては今回、東北市長会としても一文を加えたというところでございます。
自民と維新との連立合意ということの内容についてお伺いしたかったのですけれども、実際にこの前、公明が離脱しまして早々に維新と合意に至りましたけれども、その件について郡市長はどのように見てらっしゃいましたでしょうか。
自由民主党と日本維新の会による連立政権が樹立される見込みということでございます。そして、高市総裁が憲政史上初めて女性の総理大臣になられることになるわけです。日本維新の会との間で、さまざまな政策課題で合意ができたということですけれども、たくさんある中でしっかりと合意が、協議ができたものもあれば、まだ生煮えというような状況、おおむね一致しているものと、そうでないこれからも調整が必要なものと、いろいろあるようでございます。そういう意味ではしっかりと見ていかなければいけないのではないかと思っておりますし、また新内閣がどのような顔ぶれになるのかも注視をしたいというふうに思っているところです。
仙台市として国に要望活動なり今後やっていく中で、自民と維新が連立したことで何か影響みたいなものは、懸念みたいなものはありますでしょうか。
内閣がどういうような形になるのかですけれども、これまでどおり、国に対して要望をしていくことについては変わりなくというふうなことだと思います。それはそのとおり何も変わることはないと思いますけれど。
高市早苗首相、初の女性首相誕生にということですけれども、同じく女性として首相誕生というのをどのように見ていらっしゃいますでしょうか。あと、期待だったりとかあれば教えてください。
本当に女性の内閣総理大臣が誕生するのは、もうずっと先なのではないかしらと思っておりましたので、そういう意味では、自由民主党、今回、総裁に高市さんが就かれ、そして今般の新たな連立ということで、初めて女性の総理大臣が誕生するということ、これは国際社会の中でも日本の政治分野での女性の活躍が低いという中でいろいろ言われてきたところですから、そういう意味では大きく変わっていくのだなというふうな認識を持っています。さらに、やはり人口減少の問題ですとか地方の抱える課題ということについても、きめ細やかにいろいろな方々のご意見、特に女性、若者、こどもたち、この辺にも目配せをしていただいて、よりよい日本をつくっていただけるように頑張っていただきたいと思います。
来年度から順次、仙台市の小中学校の水泳の授業の民間委託というのが進むということだったのですけれども、これは結構大きな変化になるのかなと思いますけれども、市長としてのご所感をお伺いできればと思っております。
この間、それこそ夏の猛暑、酷暑ということもあったりして、現実問題、水泳の授業をそれぞれの学校で実施できないという状況もあったというふうに聞いています。また水泳の授業を行っていく上でもいろいろな課題があるということもあって、今回、順次、学校のプールについては他の民間の施設を使ってという、その方が現場の専門家の方が指導もしていただけるということもあって、効果的に受け止めておられる皆さんたちもおいでなのだろうというふうに思っているところでもあります。私のときには学校にプールがありませんでしたので、泳ぎというのは私は川で覚えたのですけれども、そういう意味で、水の被害をなくしていくという第一歩のところから泳ぎを覚えていって、そして水泳の選手になろうというふうなこどもたちを応援するためにも、それはそれでいいことでもあるのではないでしょうか。まだ具体的なスケジュールについては教育局の方からしっかりと報告を受けていない段階ですけれども、そういう方向性でいるということの報告は聞いているところでございます。
仙台市長 郡 和子
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