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更新日:2025年11月19日
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ご体調を崩されていたということで、ご復帰おめでとうございます。
ありがとうございます。心配かけました。ご迷惑かけました。
それについてなのですけれども、病気による療養が今年度3回目ということだと思うのですけれども、市長の健康状態を、本当に大丈夫なのかというところでおっしゃっている方もいらっしゃったものですから、現在の健康状態というのはいかがでしょうか。
本当にご心配かけました。3回というのは、まず1回はコロナに感染をしたということでして、これは申し訳ないのですが、そのほかの2回については、肺炎を患ってしまいまして入院療養ということになりました。1回目の入院の後、順調に回復していて、私も、何でしょうか、取り返さなくちゃいけないぞというような強い思いもあって、少し頑張り過ぎたところもあったのかもしれません。フランスに出張に出て、長い飛行機の旅というのもあったせいか、また体調が芳しくなくなりまして、それで帰国をしてそのまま入院という形になりました。今は本当にもう順調に回復をしております。まだ服薬はしているところではありますけれども、息苦しさなどはございませんし、通常どおり食欲もございますし、元気で活動を再開させていただいております。
宿泊税についてお尋ねしたいのですが、今日、村井知事が予定どおり1月13日に宿泊税を導入開始すると、事業者たちの理解も準備も順調に進んでいるということでした。仙台市としては、当然それに足並みそろえて同じタイミングでという認識でよいのかということがまず1点と、あともう一つ、徴収した税の活用としてどういう施策をするのか。これは会議体が立ち上がっているかと思うのですが、今現時点でどんな活用があるのか、お伝えできる範囲でお聞かせいただきたいと思います。
まず1点目でありますけれども、(宿泊税の導入開始は)同じタイミングです。県と足並みをそろえましょうということで、本市においては、ある意味少し準備を先駆けてさせていただいていたところではありますけれども、足並みをそろえてやるということで、1月13日から徴収をさせていただきます。いろいろとご迷惑もおかけするかもしれませんけれども、よりよい観光・MICE都市仙台の実現のためにも有効に活用させていただきたいと考えているところでございます。実際に、初めに徴収はもっと前倒しで考えていましたものですから、いろいろとやりたいことは皆さま方にもお示しをするところもございました。また、実際に宿泊事業者を含めた観光関連事業の皆さま方にもご議論をいただきまして、使途についてもいろいろとお話をいただいているところでございます。その中で、秋保大滝の滝見台について造っていこうということでまず充てさせていただこうと思っております。当初いろいろなことを考えておりましたけれども、1月13日からということになりましたものですから、本格的にこれを活用させていただくのはもうちょっと先、来年ということになりましょうかね。いずれにせよ本市の魅力アップのために活用させていただこうというふうに思います。
ちなみに県では、来年度の当初予算案に一応数億の規模で活用策を、宮城県のほうは出すというお話でした。仙台市はどんなご予定(ですか)。
そうですか。具体的にまだその辺のところは担当に聞いておりませんけれども、既にいろいろな案はもういろいろな方々から伺いながら出ているはずだと思っておりますので、それについてはしかるべき時期に皆さま方に明らかにさせていただくことになろうかと思います。
先週に、旧さくら野の建物と土地の多くの部分を取得していた運営会社が、活用を事実上白紙化ということで発表されたのですけれども、その白紙となったことについての市長の受け止めをお伺いできますでしょうか。
建設費の上昇ですとか開発コストの増加に見合う賃料の上昇が見込めないということで、再開発事業については非常に事業化が難しいというお話なのだろうと思います。これは、今回の件だけでなくて、皆さん同じようなことでお悩みになっていらっしゃる方々も少なくないのではないかというふうに思います。今回の旧さくら野の跡ですけれども、建物の解体後の事業計画については、事業者でもある株式会社PPIH(パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス)として、これまで検討してこられた法定再開発事業は断念するということでしたけれども、今後の土地利用については検討を進めていくというふうに伺っております。仙台にとっても、とても重要な場所でございます。皆さんの共通した思いだというふうに思いますけれども、本市としてもできる限り早期の再整備を望んでいるところでございまして、民間事業者による経営判断等もありますが、引き続き事業者の皆さま方や地元地権者と丁寧に意見交換を行ってまいりまして、解体後少しでも早く開発に向けて話が進むように努めてまいりたいと思います。
引き続き地元の方だったり事業者の方からお話を伺いながらというところもありましたけれども、仙台市として何か具体的に手を打つというか、何か対応するご予定とかは今のところありますでしょうか。
この間もさまざまな本市の都心再構築プロジェクトで支援策を掲げて、皆さま方の支援を行ってまいりました。この間も何件か、その施策を活用してビルの更新をしていただいている事例も出てきているところでございます。ここに来ていろいろなご意見があるわけですけれども、本市としてもさらなる拡充をしていかなくてはいけないということで準備を進めているところでもございます。そういう意味では、とてもこれからのまちづくりにとって重要でありますし、もったいないところでもございますので、本市としてやれることはしっかりとやってまいりたいと考えています。
知事選について伺いたいのですけれども、村井知事、再選されましたけれども、その点に関する受け止めをまずお願いいたします。
6選を果たされたこと、まずはお祝い申し上げたいというふうに思います。東北地方は人口減少がほかの地域よりも著しく進んでおりますし、さまざまな課題に直面をしているところでございます。本市および宮城県の持続的な成長というのが不可欠、東北の全体の維持というのでしょうか、活性化のためにも重要だというふうに思っておりまして、そういう意味では、村井知事の豊富な経験というのをこれからも発揮していただきたいと思いますし、私どももしっかりと連携をできるところは連携して取り組んでまいりたいと考えております。
参政党の支援を受けた和田候補が仙台市(の開票区)で全て村井知事の票を上回って、全体としても僅差に迫ったと思うのですけれども、この結果についてはどのように見ていらっしゃいますか。
仙台市域では、村井氏の得票率は、前回の選挙のときよりもかなり低下しています。特にですね、4病院の移転ということがあったことも大きな影響が出ているのではないかと見ております。特に太白区では、仙台赤十字病院が移転決定しているということで、県内で最も低い得票率になっているというのはその表れであって、村井氏の対応に対する市民の反応もあったのではないかというふうに認識をするところです。県においてもさまざまな整理が進められていると思いますけれども、村井知事におかれては、その結果というのもしっかりと受け止めていただきながら、次期医療構想については仙台市の意見をしっかり聞くのだということを公約で掲げてもいただきましたので、それをしっかり対応していただくということ、また、改めて病院が移転した後についてもしっかりと対応していただくよう求めたいなというふうに思っています。
今回の村井知事の選挙戦の中で事実と異なるような主張がSNS等で拡散したことを受けてだと思うのですけれども、県がファクトチェックの実施に向けて、県が自らファクトチェックを行っていくということについて検討に入ったということで、自治体がファクトチェックを行うということで、表現の自由とか独立性の確保とか、いろいろ課題はあると思うのですけれども、この行うという、その検討に入ったということについてどのように考えていらっしゃいますか。
これはなかなか私もコメントしづらいなというふうに思います。本当であれば、やはり国として何か対応するというのが筋であって、自治体としてどうなのかという、もちろん私どももチェックをされる側でありますし、そしてまた、いろいろな意見を聞かなくてはいけない立場でもあります。そういう意味で、権力を持ったところが権力でということも議論の中には生じてくるのだろうというふうにも思っておりまして、ここは知事も本当に大変な思いをされたと思います。私自身も、本当に苦しい、なぜこんなふうに言われなくてはいけないのだろうと思うこともありましたけれども、それについては自分たちで何とかするということがどのようにすると可能なのかどうか、そこについてはちょっと私自身はなかなかコメントしづらいなというふうに思っています。
仙台市として、例えばこの取り組みに協力するとか、同様のことを考えていらっしゃるということはないと(いうことですか)。
知事から何もそういう話はいただいてはいませんので。
(選挙の)最終盤に郡市長は村井知事の応援に回りました。仕事上の旦那さんというかなり踏み込んだお話で、親密さがうかがわれるような表現で応援されたわけですけれども、この辺、応援に回ったというところの真意というか理由を改めてお聞かせください。
村井知事には私の選挙でもマイクを握っていただいたということもございました。今回は、いろいろ、どのような県政が望ましいのか、そして市政にとってどうあるべきなのかということもいろいろと考えた上での判断でございました。村井知事とはもとよりいろいろなことを言い合える仲であるというのは、会見の場でも申し上げてきたというふうに思っております。そういう意味で、だいぶ正しくない情報が拡散されているという、そういう状況も間近で見させていただいたということもございましたし、何よりも、医療について、本市の医療需要のピークがこれから先にやってくるということを私も強く申し上げた上で、次期の県の地域医療構想ですか、(医療)提供体制の構想については、仙台市の意見をしっかりと聞くのだということを公約に盛り込んでいただいたということもあって、ぜひまた連携して取り組めればという思いでマイクを握りました。
村井知事はこれが最後の4年ということをすごく強調されておりまして、ゆえに、これまで以上にかなりアグレッシブにというか、村井知事がやりたいという方向性を強く打ち出すようなことが想定されるのですけれども、その上で市と衝突する場面もこれまでどおりあるかと思います。改めてその向き合い方、先ほども言いたいことが言い合える関係ということでしたけれども、こちらの向き合い方について改めてお話を聞かせていただければと思います。
連携して取り組んでいくということは前提としてあるというふうに思っております。ただ、利害関係がぶつかるところもございます。その調整というのが必要になってくるのではないかと思っているところです。加えて、認識に違いがある、そのバックデータについてなかなかすり合わないところがある場合については、やはりもっと情報を開示してもらわなくてはいけないと思っているのです。宮城県の人口の、間もなく過半を占めようという本市でございます。そういう意味では、仙台市のことを抜きにして宮城県のこれからもやはり語れないものだろうというふうに思っておりまして、そういう意味でも、知事には言うべきことはしっかり言う、また、連携すべきところはしっかりと手を組んでやるということに尽きるのだと思います。
先日、高市首相の方から台湾有事をめぐる国会答弁があったと思うのですけれども、それを受けて中国当局の方が反発を強められていると思うのですけれども、仙台市の方でも長春市の方と(国際)友好都市を結ばれていると思います。そういったところで高市氏の発言の受け止めだったり、あとは影響などをどういうふうに捉えているかお聞かせください。
外交に関わる事柄ですから、私から申し上げるべきことではないというふうには思うところでもございます。ただ、外交当局によるこれからのいろいろなお話し合いに期待をするところですけれども、その推移を見守るということはあります。一方で、本市においでいただいているインバウンドの方を見ても、中国の方々も多くなっているということもありまして、これがこのままとなりますと、交流人口の拡大を図っていくのだと、観光・MICE都市を目指すのだと言っている本市でも少し影響が出てくるのではないかと思いますので、一刻も早くこういうことの打開に向けた取り組みというのをしっかり見ていきたいというふうに思っています。
県内の高校サッカーで(仙台)育英(学園高等学校)と聖和(学園高等学校)が度重なる不祥事でということで、仙台市立ではないですけれども、県内の学校でこのような不祥事が続いていることについて、いじめだったりもありましたし、どう受け止めていらっしゃいますでしょうか。
個別の学校のことでございますので、私からその件についてということではコメントは差し控えたいと思います。ただ、こどもたちの健全な育成を担うところ、そしてまた、スポーツをはじめとするこどもたちの精神、肉体の鍛え方というのでしょうか、成長に、影響が出てくるようなことというのは、これはやはりいかがなものかとは思います。
先週の仙台市教育委員会の定例教育委員会で、仙台城の大手門の復元の中間案が示されたということで、具体的なイメージを公表されていますけれども、改めて郡市長はその復元、大手門をどういった場所にしていきたいかというところをお伺いできますでしょうか。
これは本市にとっても長い間市民の皆さま方が望んでおられたと思いますし、私自身も1期目から公約に掲げて取り組んできたところでもございます。2036年の政宗公没後400年の節目までには完成をさせるという思いで、この間、調査も進めてまいりました。ぜひ仙台城跡についてよく知ってもらう、そしてまた仙台に誇りを持ってもらう、そしてまた、多くの皆さんたちに魅力を感じてもらえるような、そんな大手門の復元になるようにしっかりと取り組んでまいりたいと思います。
先日のパリのOECD円卓会議に出席されましたけれども、あと観光セミナーのほうにも同時に出席されたかと思います。成果と手応え等を改めてお聞かせください。
強行日程ではありましたけれども、OECDの円卓会議でパネリストとしてお声がけをいただきまして、本市の取り組みをご紹介してまいりました。スマートシティの推進に当たって、AIをまちづくりにどのように活用しているのかということで、世界からいろいろな話題が出たところでもございます。私からは、AIを活用した自動運転バスの運行、それから東北大学発のスタートアップによる画像分析AIを活用した農業用の運搬ロボットの開発など、地域課題に対応した独自の取り組みをご紹介させていただきました。本市と同様の課題を抱える各国の課題解決にも貢献できたのではないかなというふうに考えています。また、各国が置かれている状況は異なってはいるけれども、AIがさまざまな形で社会課題の解決に貢献しているなということも実感することができました。それから、観光の点でございますけれども、非常にフランスの方々も日本に対して高い関心を持っておられる。とりわけ東北・仙台についても関心を強く持っていただけるようになっているなというふうに実感しました。ガイドブックの紹介とともに、まだ知られていない魅力がこんなにあるよということをご紹介させていただいたのですね。それから、仙台の物産を幾つか持ってまいりまして、玉虫塗の伝統工芸品ですとか、それからまた、着物とか帯とかをアップサイクルしたバッグですとか雑貨なども持ってまいりましたけれども、これも大変皆さま方に喜んでいただきました。引き続き、東北のインバウンド増のために、さらなる取り組みを進めていかなくちゃいけない局面だなというふうにも実感したところです。加えて、もう一つお話をすれば、東北の訪日旅行専門会社を訪問させていただきまして、東北に6月に視察に回られた社長さんとお話をしたのですけれども、その折に、(せんだい)メディアテークの話と、それからまた、藤本壮介さんの話が出まして、今、藤本壮介さんはフランスでもマンション(の設計)、そういうものですとか、それからルーブル(美術館の大規模改修計画)の新たな提案者として最終選考に残っておられるのだそうです。そういうこともあって、藤本壮介さんが今設計をする本市の新しい複合施設についてご説明をさせていただいたところでして、これも観光で行きたいという人たちが増えるのではないだろうかというようなこともお話の中で出てまいりまして、すごく心強く思ったところでもございました。
クマの対策について、環境省は先週、自治体にクマの出没を予防するための専門家を、希望があれば派遣するという意向を示したところでありますけれども、仙台市でも中心部に近いところでクマが出没する中で、仙台市として派遣を希望する考えというのは今のところございますか。
ずっと夏からクマの目撃情報が出まして、いち早くクマ対策講座の機会を増やしたり、それからまた、LINEを使って出没情報をプッシュ型で皆さま方にお知らせをするということ、注意喚起などもしてきたところですけれども、11月になってさらに多くのクマの目撃情報が続いていることもありまして、パトロール兼啓発ということもあってEVスクーターを走らせております。これは、住宅地であったり出没の警戒が必要とされるところを回ってもらっているところです。それから、スーパーなどでもチラシの配布ですとか新聞広告の掲載などもさせていただいている。これは今までずっと独自に取り組んでいるところでございまして、それから、県、警察ともいろいろ連携した取り組みもさせていただいています。今後、国が、予算も含めてですけれども、どういった形で対応していただけるのかは注視して、必要あらば利用できるものは利用するということになろうかと思います。
(環境共生課長)
本市におきましては、専門事業者と年間契約を結びまして、今年に限らず、しばらく前から、出没が起きたときに必要な場合は現地調査をしたりアドバイスをいただいたりということを行ってまいりました。また、昨年度から宮城県のモデル事業と連携して、生息調査とか、それに対するアドバイスといった事業も行っておりまして、それに加えて(専門家の派遣が)必要かどうかということにつきましては、今後、国の制度の詳細を見ながら検討させていただきたいと思います。
仙台市長 郡 和子
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