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更新日:2016年9月20日

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市政だより2016年5月号・市政トピックス

ふるさとの杜再生プロジェクト―海岸公園で市民植樹を実施

写真:ふるさとの杜再生プロジェクト

市では、市民やNPO、事業者等と協力し、震災で大きな被害を受けた東部地域の緑の再生を進める「ふるさとの杜再生プロジェクト」を実施しています。

3月25日に宮城野区の海岸公園蒲生地区において、市民植樹を実施しました。参加したのは、南蒲生町内会や新浜町内会、高砂中学校の生徒などの地域住民や緑の活動団体、支援団体・企業など約350人。復興支援として、ドングリの実から苗木を育てた向山小学校4年生も参加しました。

植栽された苗木は、ドウダンツツジやコナラなど約1500本。奥山市長は「緑の再生は短時間に実現できるものではありません。ふるさとの杜の再生に向けて、今後も皆さんと手を携え、共に取り組みを進めていきましょう」と式辞を述べました。

今後も東部沿岸地域において植樹等を行い、緑豊かな景観を取り戻し、人々が集う場となるよう取り組みを続けていきます。

仙台市実施計画を策定しました

市では、平成28~30年度を計画期間とする「仙台市実施計画」を策定しました。これは「仙台市基本計画(平成23~32年度)」の目標を着実に実現するとともに、東日本大震災における長期的な課題に対応するため、今後3年間に取り組む事業の概要をまとめたものです。

実施計画は市ホームページのほか、市役所本庁舎1階市政情報センター、宮城野区・若林区・太白区情報センター、区役所総合案内、総合支所でご覧いただけます。

事業の重点化

新実施計画では、3月に計画期間が終了した「仙台市震災復興計画」の理念を継承しつつ、人口減少などの社会情勢の変化を踏まえ、今後5年間本市が重点的に取り組む政策の方針をまとめた「仙台市政策重点化方針2020」に基づき事業を重点化しました。また、方針で定めている「8つの戦略プロジェクト」に該当する具体的な事業を掲載しています。

主な事業

防災環境都市づくり推進、海岸公園再整備、中小企業経営基盤強化、広域観光推進、起業支援、保育基盤整備推進、いじめ防止対策推進、市民健康づくり推進、東西線沿線にぎわい推進

中野小学校・荒浜小学校の閉校式を開催

震災により被災した中野小学校と荒浜小学校で、3月26日に閉校式が開催され、同校の在校生や卒業生、地域住民の皆さんが参加しました。

3月末で閉校となった中野小学校の閉校式には約400人が参集。学校で受け継がれている伝統の和太鼓演奏も披露されました。

一方、4月から七郷小学校と統合した荒浜小学校の閉校式には約300人が集まりました。式典終了後には、荒浜小学校の歴史を後世に伝えるために設置された閉校記念碑の除幕式も行われました。

参加した卒業生や地域住民の皆さんは、思い出を振り返りながら、最後の別れを惜しんでいました。

写真:児童たちが和太鼓演奏を披露(中野小学校)

児童たちが和太鼓演奏を披露(中野小学校)

写真:復興ソング「希望の道」を歌う在校生(荒浜小学校)

復興ソング「希望の道」を歌う在校生(荒浜小学校)

仙台駅東西自由通路が完成

写真:仙台駅東西自由通路が完成JR仙台駅2階の東西自由通路が完成し、3月18日より利用が始まりました。通路の幅は従来の6メートルから16メートルに広がり、明るく開放感のあるデザインになりました。通路に隣接して、商業施設や医療施設、保育所が整備されたほか、在来線の改札口も新設されました。

県内被災市町への職員派遣を拡大

写真:職員派遣市では、県内被災地の早期復興を支援するため、県内市町へ職員を派遣しています。今年度の派遣数は30人で、昨年度の28人から拡大しました。

派遣先は、本年度から新たに追加された山元町を始め、気仙沼市、南三陸町など県内10カ所の自治体等です。今回初めて派遣される保健師2人は石巻市で仮設住宅入居者への健康支援などの業務に、その他の技術職員28人は区画整理や公共建築、下水道整備などの業務に従事し、沿岸地域の復興に貢献します。

たまきさんサロンがオープンしました

4月5日、環境の大切さや自然との共生を感じ、学び、実践する場として、東北大学青葉山新キャンパス内に「せんだい環境学習館たまきさんサロン」が開館しました。開館イベントとして、映画監督・中村義洋氏と東北大学名誉教授・石田秀輝氏の対談と座談会を開催。環境に関心を持つ市民約150人が参加しました。

サロンでは、図書等の貸し出しを行うほか、市民が利用できるセミナースペースも備えています。今後、環境に関するさまざまな講座などが開催される予定です。

 

イラスト:杜のたより 市長コラム 

みんなでワケよう!WAKE UP(ワケアップ)!!

平成28年度、「仙台市一般廃棄物(ごみ)処理基本計画」の新たな目標による活動がスタートしました。皆さんご承知のとおり、仙台市のごみ総量は、震災以降、高止まりの状態が続いています。

震災前の平成22年度には年間36万7千トンでしたが、平成23年度に41万3千トンを記録し、昨年度は38万1千トン。平成23年度と比較し人口が3万3千人ほど増えたこと等も踏まえ、昨年度、目標を見直しました。

新たな目標では、ごみ総量を平成32年度までに36万トン以下、市民一人一日当たりの家庭ごみ量でみると、平成27年度の476グラムからさらに26グラム減らして、一人当たり450グラムにするという高い目標になっています。

ごみ総量が減らない理由の一つが、若年単身層の分別率が低く、紙類やプラスチック製容器包装等の資源物が家庭ごみに多く混入していること。そこで、平成28年度は、まずはそうした分別苦手世代の方々に気軽に分別に取り組んでもらおうと、全市を挙げてキャンペーンを実施することにしました。それが、「WAKE UP(ワケアップ)!!仙台 めざめよ!ごみ分別都市。」の大作戦。

新年度の皮切りとして、4月8日には、私が東北医科薬科大学の新入生オリエンテーションにお邪魔し、仙台のごみ出しルールについて説明。新入生は、医学部・薬学部合わせて約420名ですが、そのうち市外出身者が約半数。この4月から初めて一人暮らしをするという学生さんもたくさんおり、プラマークの見方や雑がみとはなど、入門編のお話をさせていただきました。

今後は、大学生を中心としたプロジェクトチームによる新たな3R(リデュース・リユース・リサイクル)推進ツールの開発や大学・コンビニ等と連携した紙類分別の推進など、知恵を絞って、若い世代の皆さんがごみに関連した情報に触れる機会が増えるよう努めてまいります。「分別なら任せて」というベテランの方々も、ぜひ、若い世代を巻き込んで、ごみ談義に花を咲かせてください。

仙台市長 奥山 恵美子

 

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