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更新日:2023年9月4日
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史跡仙台城跡整備基本計画および仙台城跡災害復旧事業等の広報誌「仙台城Now」について
史跡仙台城跡の整備および災害復旧事業等の進捗状況をお伝えするための広報誌「仙台城Now」を随時アップしていきます。ぜひご一読ください。
仙台城Now第6号【令和5年7月】(PDF:2,592KB)
仙台城Now第5号【令和5年6月】(PDF:1,406KB)
仙台城Now第4号【令和5年5月】(PDF:1,542KB)
仙台城大手門跡の北側にある土塀は、仙台城の中で江戸時代から唯一残る建造物です。令和3年・4年の地震により、漆喰にひび割れが生じる等の被害がありました。令和5年10月からは、この被害を受けた箇所の復旧工事に入ります。今回の「仙台城Now」では、土塀内部の様子を、東日本大震災時の修復の様子と共にご紹介します。ぜひご覧ください。
仙台城本丸跡には、仙台城見聞館というガイダンス施設があります。館内は仙台藩の儀式や政務を執り行った本丸大広間に関連した展示を中心に、仙台城跡の見どころについてパネルと映像で分かりやすく展示しています。新型コロナウイルスへの規制緩和により当館への来館者数も徐々にコロナ禍前の水準まで回復しつつあります。仙台城にお越しになった際はぜひお立ち寄りください。
仙台城Now第6号【令和5年7月】(PDF:2,592KB)
中門石垣では令和3年・4年の地震によって、石材のズレや石垣面の変形などが確認されたため、解体・積み直しを行うこととなりました。解体は令和5年3月~4月にかけて実施し、現在は石材が外された石垣の様子を見ることができます。今後は積み直しに向けて周辺の調査や、工法の検討を進めていきます。今回の「仙台城now!」では石垣の背面の状況や、石垣解体の手順について、中門石垣の解体時の様子とともにご紹介します。ぜひご覧ください。
仙台城Now第5号【令和5年6月】(PDF:1,406KB)
仙台城内には、サインが多く設置されています。石垣や遺構(昔の建物の痕跡など)に関する説明が書かれたサインを、全部で22箇所設置しており、仙台城の歴史を学ぶことができます。現在開催中の「全国都市緑化フェア」期間限定で設置しているサインもあります。また、お城らしい姿となるように植物をきれいに整備し、本丸跡の石垣が追廻の方から見えるようになりました。よく見ると騎馬像を確認することもできます。是非、仙台城に足を運んでみてください。
仙台城Now第4号【令和5年5月】(PDF:1,542KB)
令和4年3月に発生した福島県沖地震によって、中門石垣が被災し危険な状況となったため、大手門跡からの登城路を車両・歩行者ともに通行止めをしておりましたが、令和5年4月に中門石垣の解体が完了したため、4月25日より歩行者通行を再開しました。これからは、巽門登城路と合わせて二つの登城路にて本丸跡までアクセス可能であるとともに、普段見ることのできない石垣の解体した状況もご覧になれますので、是非大手門登城路を歩いてみてください。
仙台城Now第3号【令和5年4月】(PDF:500KB)
仙台城跡では令和3年3月に作成した『史跡仙台城跡整備基本計画』をもとに、よりお城らしい姿となるように整備を進めています。仙台城跡の整備の進み具合については、本誌「仙台城Now!」で発信していきます。植生修景とは、植物をきれいに整備して景色を整えることを言います。仙台城跡では植生修景によって、石垣や土塁、平場などが見えるようになることを目指しています。令和4年度は、東丸(三の丸)跡を囲む土塁と、本丸跡の石垣がよく見えるように草刈りや木を切る整備を行っています。令和5年度以降も、続けて植生修景を進めます。東丸(三の丸)土塁は、これまでたくさんの植物で隠れており、形が見えませんでした。今は草刈りが進み、もとの形がはっきり確認できます。今後は一部の木を切って、さらに形が見えるようにしていきます。高さ10mをこえる土塁からは当時の仙台城が持っていた防御力の高さが伝わってきます。土塁はお城を守るために土を盛って作られたものです。仙台城跡では一部の土塁の上で、昔のお城の絵にも書かれている土塀と呼ばれる壁の跡が見つかっています。
仙台城Now第2号【令和5年1月】(PDF:850KB)
令和4年3月16日に発生した福島県沖地震によって仙台城跡の本丸北西石垣や酉門石垣が崩落した他、その他の石垣の変形や土塀の亀裂など多くの被害が出ました。また今回の地震によって、令和4年度に復旧予定だった、令和3年2月13日の福島県沖地震によって被災した石垣や土塀への被害も拡大しました。仙台城跡は、国指定史跡となっているため、国の現状変更許可を得ずに石垣や土塀などを復旧することができません。有識者で構成される仙台城跡調査・整備委員会や文化庁の指導の下で復旧する必要があります。東日本大震災によって被災した仙台城跡の復旧には約4年を要しました。今回の復旧事業では、過去に記録した復旧のデータを活用することはできますが、少なくとも3年を要することを見込んでいます。ご迷惑をお掛けしますが、ご理解・ご協力をお願いいたします。
仙台城Now第1号【令和4年6月】(PDF:856KB)
場所 |
概要 |
---|---|
1 大手門北側土塀・石垣※ |
漆喰亀裂他多数、石垣変形:約4m |
2 中門石垣※ |
変形:北石垣40m・南石垣22m |
3 清水門石垣 |
変形:約4m |
4 本丸北西石垣 |
崩落:約16m、変形:約105m、石垣に面する市道上に亀裂 |
5 酉門石垣※ |
崩落:約12m、変形:約30m |
6 本丸東側崖面 |
巽櫓跡付近で複数個所に地割れ、崖面で複数個所が崩落 |
※1、2、5は令和3年2月の福島県沖地震による被害を含む
仙台城跡の被災状況と今後の見通しについて【報道発表資料:令和3年3月24日】
史跡仙台城跡整備基本計画とは、仙台城跡を整備するために令和3年3月に策定された長期計画です。この計画では、伊達政宗が「仙台」と名付けた場所である仙台城跡を城郭らしく整備することで、より地域の人々に誇りや愛着を持ってもらうことをコンセプトにしています。そのために重要なのが、「“政宗ビュー”の実現」です。「“政宗ビュー”」とは、かつて伊達政宗や代々の藩主が城下を見下ろした場所である、仙台城本丸跡からのながめをよりよくすることと、仙台城が本来の地形や石垣など自然と調和した状態で市街地から見えるようにすることの両方を示しています。現在、仙台城本丸跡からの市街地の眺ながめは一部確保されていますが、市街地からは草木が繁茂し城郭らしくみえません。江戸時代の城郭は、城下の人々からその形がはっきりと見えるように、草木がありませんでした。そこで仙台市教育委員会文化財課では、仙台城跡の草木の状況を確認し、これらを管理して景色をより良くするための計画(植生修景計画)をつくり、「政宗ビュー」の実現を目指していきます。
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