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更新日:2023年5月8日
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腫瘍やその他の肉眼だけでは判断できない病変について、スタンプおよび組織標本を作製します。
1.薄切 |
2.染色 |
3.診断 |
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迅速診断として、細切した臓器を急速に凍結させ、クリオスタット(凍結ミクロトーム)で薄切します。また必要に応じ、パラフィン包埋の切片を作成します。 |
薄切した切片は目的に応じた染色を行い標本を作製しています。 | 染色した標本は顕微鏡で観察し、診断しています。 |
メイグリンワルドギムザ染色 |
HE染色 |
マッソントリクローム染色 |
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血液塗抹やスタンプ標本などの染色に使用しています。 写真は牛のリンパ節のスタンプで腫瘍化したリンパ球が認められます。 |
組織標本の一般的染色として使用しています。 写真は豚の腎臓で、腫瘍化したメラニン細胞の浸潤が認められます。 |
膠原線維の染め分けに利用し、特に腎臓の糸球体の細胞鑑別に役立ちます。 写真は牛の腎臓です。 |
PAS染色 |
免疫組織化学染色(ミオグロビン抗体使用) |
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細胞内のグリコーゲンや粘液物質の検出に使用しています。
写真は豚の回腸で杯細胞内のPAS陽性(赤紫色)物質が認められます。 |
組織や細胞内の特定物質に対する抗体を反応させて、特定物質の検出に使用しています。
写真は横隔膜腫瘤で、腫瘍細胞は陽性(茶色)を示しています。 |
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