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更新日:2023年1月16日

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ヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチンの定期予防接種(子宮頸がん予防接種)について

ヒトパピローマウイルス(HPV)とは

 ヒトパピローマウイルス(以下「HPV」と言います。)は、性的接触のある女性であれば50%以上が生涯で一度は感染するとされている一般的なウイルスです。

 子宮頸がんを始め、肛門がん、膣がんなどのがんや尖圭コンジローマ等多くの病気の発生に関わっています。特に、近年若い女性の子宮頸がん罹患が増えています。

 HPV感染症を予防するワクチン(以下「HPVワクチン(子宮頸がん予防ワクチン)」と言います。)は、小学校6年生から高校1年生相当年齢の女子を対象に定期接種が行われています。

 詳しくは接種対象者及び保護者の皆様へに掲載の厚労省作成リーフレットをご覧ください。

 

9価ワクチンの定期予防接種について

  9価ワクチン(シルガード9)の定期予防接種については、令和5年4月1日から開始する見込みとなりました。現在、開始に向けて厚生労働省で検討を進めております。

  詳しくは決まり次第お知らせいたします。

  9価ワクチンについての情報は、厚労省ホームページ「9価ヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチン(シルガード9)について」(外部サイトへリンク)もご覧ください。

 

キャッチアップ接種を実施します

 HPVワクチン(子宮頸がん予防ワクチン)は、平成25年6月14付け厚生労働省通知に基づき積極的な接種のお奨めを差し控えておりましたが、令和3年11月26日付けで同通知が廃止されました。

 詳細は以下「HPVワクチン定期接種についての大切なお知らせ」をご覧ください。

 この間、積極的な接種のお奨め差し控えにより接種機会を逃した方(平成9年度から平成17年度生まれの女子)に対して公平な接種機会を確保するため、令和4年4月1日から令和7年3月31日までの3年間、本来の定期接種の対象年齢を超えて公費の助成により接種を行う「キャッチアップ接種」を実施します。

 詳しくはHPVワクチンのキャッチアップ接種を実施しますをご覧ください。

(医療機関の方は上記リンク先の「医療機関の方へ」をご参照ください)

 

HPVワクチン定期接種について

対象者

 仙台市に住民票のある小学6年生から高校1年生相当年齢の女子

接種期限

 高校1年生相当年度の3月31日まで

接種回数 間隔等

接種回数:3回(※途中でワクチンの種類を変えることはできません)

接種スケジュール

ワクチンの種類

定期接種となる接種スケジュール

標準的な接種スケジュール

2価ワクチン

(サーバリックス)

【2回目】

 1回目の接種から1月以上の間隔で接種
【3回目】

 1回目の接種から5月以上,かつ,

 2回目から2月半以上の間隔で接種

【2回目】

 1回目を0月として1月後

【3回目】

 1回目を0月として6月後

4価ワクチン

(ガーダシル)

【2回目】

 1回目の接種から1月以上の間隔で接種
【3回目】

 2回目の接種から3月以上の間隔で接種

【2回目】

 1回目を0月として2月後

【3回目】

 1回目を0月として6月後

 

※)原則として、新型コロナワクチンとそれ以外のワクチンは、同時に接種できません。

  互いに、片方のワクチンを受けてから2週間後に接種できます。

  詳しくは厚生労働省ホームページ「新型コロナワクチンQ&A」(外部サイトへリンク)をご覧ください。

接種費用

 上記の対象者が接種期限までに規定の回数と間隔で接種する場合、接種費用は無料です。

接種場所

 HPVワクチン定期接種登録医療機関名簿(PDF:746KB)(PDF:744KB)

 上記リンク先の名簿より登録医療機関をご確認のうえ,事前にお問い合わせください。

持ち物

  • 受診券(予診票・個人票)
  • 母子健康手帳
  • 健康保険証 等(住所,年齢が確認できるもの)

  受診券(予診票・個人票)は接種当日に医療機関にてお渡しいたします。

  また、お問い合わせ先窓口にて母子健康手帳を確認のうえ、事前に受け取ることもできます。

保護者の同伴について

 接種当日は保護者同伴が原則となりますが、13歳以上の方の場合は、保護者が同伴しない場合であっても保護者が署名した「同意書」と「受診券(予診票・個人票)」を医療機関へ提出することで接種が可能です。

 同意書はダウンロードしていただくか、お問い合わせ先窓口でも配付しております。

 13歳以上で保護者が同伴しない場合の同意書(PDF:131KB)

 

HPVワクチンの接種による効果と副反応

効果

 HPVワクチン(子宮頸がん予防ワクチン)については世界保健機関(WHO)が接種を推奨し、多くの先進国では公的接種されています。

 HPVワクチン(子宮頸がん予防ワクチン)については、子宮頸がん全体の50~70%の原因とされる2種類(16型・18型)のHPVに予防効果があります。

主な副反応

発生頻度

ワクチン:サーバリックス

ワクチン:ガーダシル

50%以上

疼痛・発赤・腫脹、疲労感

疼痛

10~50%以上

掻痒、腹痛、筋痛、関節痛、頭痛など

腫脹、紅斑

1~10%未満

じんましん、めまい、発熱など

掻痒・出血・不快感、頭痛、発熱

1%未満 注射部位の知覚異常、感覚鈍麻、全身の脱力 硬結、四肢痛、筋骨格硬直、腹痛・下痢

頻度不明

四肢痛、失神、リンパ節症など

疲労,倦怠感,失神,筋痛・関節痛,嘔吐など

  • その他、接種部位のかゆみや出血、不快感のほか、疲労感や頭痛、腹痛、筋肉や関節の痛み、じんましん、めまいなども報告されています。

 まれですが、以下のような重い症状が報告されています。

  • 呼吸困難、じんましんなどを症状とする重いアレルギー(アナフィラキシー)
  • 手足の力が入りにくいなどの症状(ギラン・バレー症候群という末梢神経の病気)
  • 頭痛、嘔吐、意識の低下などの症状(急性散在性脳脊髄炎(ADEM)という脳などの神経の病気)

 

 HPVワクチン定期接種についての大切なお知らせ

 平成25年6⽉14⽇に厚生労働省の検討部会において、ワクチンとの因果関係を否定できない持続的な疼痛がHPVワクチン(子宮頸がん予防ワクチン)接種後に特異的に⾒られたことから、同副反応の発⽣頻度等がより明らかになり、国⺠に適切な情報提供ができるまでの間、定期接種を積極的にお奨めすべきでないとされ、同日付けで積極的な接種のお奨めを差し控えるよう厚生労働省より通知がされました。そのため、仙台市においても、定期接種対象者への個別通知等による積極的な接種のお奨めを差し控えておりました。

 その後、令和3年11月12日の厚生労働省の検討部会において、最新の知見を踏まえ、改めてHPVワクチン(子宮頸がん予防ワクチン)の安全性について特段の懸念が認められないことが確認され、接種による有効性が副反応のリスクを明らかに上回ると認められました。

 また、安全性評価を引き続き行っていくことや接種後に生じた症状の診療に係る協力医療機関の体制強化等を行うという、今後の対応の方向性も踏まえ、積極的な接種勧奨を差し控えるという当該状態を終了させることが妥当とされたところです。

 以上を踏まえ、令和3年11月26日付け厚生労働省通知により、前述の平成25年通知が廃止され、個別通知等を含めた接種勧奨の再開に向けた接種体制の整備等を進めることとされております。

 仙台市では、接種をお勧めするための個別通知(住民登録のある対象者の方あて)を再開しており、令和4年度は5月から6月にかけて発送を完了しております。

 R031126_ヒトパピローマウイルス感染症に係る定期接種の今後の対応について(PDF:168KB)

 【廃止】H250614_ヒトパピローマウイルス感染症の定期接種の対応について(勧告)(PDF:69KB)

 接種対象者及び保護者の皆様へ

 ワクチンの有効性及び安全性等について十分にご理解いただいた上で、接種について判断をしていただきますようお願いいたします。

 なお、ワクチンの有効性及び安全性については、厚生労働省作成のリーフレットをご覧いただくとともに、相談窓口もご活用ください。

 リーフレット

【概要版】小学校6年~高校1年相当女の子と保護者の方へ大切なお知らせ(令和4年2月厚生労働省作成)(PDF:4,155KB)

【詳細版】小学校6年~高校1年相当女の子と保護者の方へ大切なお知らせ(令和4年2月厚生労働省作成)(PDF:5,747KB)

HPVワクチンの接種を受けた方へ(令和4年2月厚生労働省作成)(PDF:1,274KB)

HPVワクチンに関する相談先一覧

 HPVワクチン(子宮頸がん予防ワクチン)に関してのご相談は以下をご参照ください。

接種後に、健康に異常があるとき

 まずは、接種を受けた医師・かかりつけの医師にご相談ください。

 各都道府県において「ヒトパピローマウイルス感染症の予防接種後に生じた症状の診療に係る協力医療機関について(外部サイトへリンク)」を選定しています。
協力医療機関の受診については、接種を受けた医師又はかかりつけの医師にご相談ください。

不安や疑問があるとき

 予防接種問い合わせ先または健康福祉局感染症対策室(022-214-8452)

学校生活に関すること

 教育局健康教育課(022-214-8881)

【厚生労働省】HPVワクチンを含む予防接種、インフルエンザ、性感染症、その他感染症全般についての相談

 厚生労働省の「感染症・予防接種相談窓口」では、HPVワクチン(子宮頸がん予防ワクチン)を含む、予防接種、インフルエンザ、性感染症、その他感染症全般についての相談にお答えしています。

 電話番号:050-3818-2242

 受付時間:平日9時~17時(土曜、日曜、祝日、年末年始は除く)

  ※行政に関するご意見・ご質問は受け付けておりません。

  ※本相談窓口は、厚生労働省が業務委託している外部の民間業者により運営されています。

医療機関の皆様へ

  • ワクチンに関する知識が少ない方、接種すべきか判断できずに困っている方、接種に不安を抱いている方などが多くいらっしゃることが想定されます。接種にあたりましては、接種するご本人(お子さまの場合は保護者も)にワクチンの有効性とリスクに関する十分な情報提供とコミュニケーションを図った上で実施するようお願いいたします。
  • また、ワクチン接種後の体調変化等に関するご相談を受けられた場合には、ワクチン接種との関連を疑って症状を訴える患者様がいることを念頭に置きつつ、受容や共感の気持ちを持って傾聴し、診療にあたっていただきますようお願いいたします。
  • 予防接種後に生じた症状の診療に係る協力医療機関が各都道府県に設置されており、宮城県においては、東北大学病院(電話:022-717-7745)が協力医療機関となっています。
  • 接種をご検討されている方等へのご対応につきましては,以下の各種リーフレット等をお使いください。

  医療従事者の方へ(令和4年2月厚生労働省作成)(PDF:2,351KB)

 

予防接種による健康被害救済制度について

 予防接種の副反応による健康被害は、極めて稀ですが、不可避的に生ずるものですので、接種に係る過失の有無にかかわらず、予防接種と健康被害との因果関係が認定された方を迅速に救済するものです。

 詳しくは「予防接種健康被害救済制度について(外部サイトへリンク)」をご覧ください。

 

子宮頸がん検診について

 この予防接種で全ての子宮頸がんを予防できるわけではありません。早期発見のため、20歳を過ぎたら定期的な子宮がん検診を受けましょう。

 

お問い合わせ先

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お問い合わせ

健康福祉局感染症対策室

仙台市青葉区国分町3-7-1市役所本庁舎6階

電話番号:022-214-8452

ファクス:022-211-1915