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更新日:2020年4月15日

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新型コロナウイルス感染症の患者の発生について(仙台市内31~35例目)(発表内容)

令和2年4月11日

 

仙台市におきまして、本日新たに5名の新型コロナウイルス感染症の患者が確認をされました。

仙台市内患者31からの33までの3名の方ですけれども、いずれも小規模保育事業として本市の認可を受けている、いずみ保育園に勤務する保育士であります。

まず31番の方です。仙台市在住の30代女性、日本国籍です。4月5日に咳や倦怠感の症状があり、4月10日に帰国者・接触者外来を受診されました。いずみ保育園では講師の派遣を受けた上で、英会話教室を独自に開催していたとのことです。4月7日に公表いたしました、仙台市内患者の25例目、20代女性、外国籍の患者の方が4月2日にいずみ保育園で行われた英会話教室の講師を務めており、この31番の保育士も同席していたことが判明しております。

次に32番の方です。仙台市在住の30代女性、日本国籍です。31番の患者の同僚保育士で、4月2日の英会話教室には同席していないとのことです。4月8日に咳の症状があり、4月10日に帰国者・接触者外来を受診されました。

33番の方です。仙台市在住の50代女性、日本国籍です。31番、32番の方の同僚保育士ですが、この方も4月2日の英会話教室には同席していないとのことです。この方は4月7日に発熱などの症状があり、4月10日に医療機関を受診しております。

次に34番の方です。20代男性、日本国籍、学生の方です。この方は4月9日に公表いたしました仙台市内患者の28例目、50代男性の同居の息子さんであります。3月27日に発熱の症状があり、4月10日に帰国者・接触者外来を受診されました。

最後に35番の方です。20代女性、日本国籍、無職の方です。4月3日に咳やのどの痛みがあり、4月10日に帰国者・接触者外来を受診されました。3月17日と18日、4月4日に上京されているとのことであります。

5名の方々ともに入院先の感染症指定医療機関等を調整中でございます。いずれも重篤な状況ではないとのことです。

次に、保育士の方3名の感染を受けて、今後の対応についてお話をさせていただきます。まず、いずみ保育園において3名の保育士の感染が確認されたことを受けまして、42名の園児全員と患者以外の職員について、これは症状の有無にかかわらず、速やかにPCR検査を行うことといたします。また、講師を務めた仙台市内患者25例目、20代の外国籍の女性は、市内で英会話教室や学童保育を行うASTER(アスター)に所属しておりまして、4月1日にはアスター新田校、4月3日にはアスター向陽台校で講師を務めていたことが判明しております。これらの受講者に対しましても、症状の有無に関わらず、速やかにPCR検査を行うことといたします。なお、症状の出ている方につきましては本日から順次検査を行っているところです。

最後に、保育園の休園についてでございます。いずみ保育園は4月9日以降自主的に休園しておりましたが、本市といたしまして22日(水曜日)までの臨時休園を決定し、保育園に連絡をしたところでございます。また、市内25例目の外国籍女性は、本市の認可保育所でもございますマミー保育園でも3月31日に英会話講師を務めていたことが判明しております。現在、関係者への聞き取りを進めているところです。マミー保育園も4月9日以降自主的に休園しておりますが、この臨時休園を14日(火曜日)まで延長し、講師と接触のあった方の健康観察を行うことといたします。なお、保育園ということでご不安をお持ちの保護者の方々もいらっしゃるかもしれません。保育園の休園に関しましては、子供未来局運営支援課、電話番号022-214-8179までお問い合わせをいただきたいと思います。

政府による緊急事態宣言、そしてまた本市における対策本部の設置と、新型コロナウイルスの対策というのはさらに厳しい段階へと進んでいます。何としてもこの新型コロナウイルスの広がりをこの段階で食い止めてまいりたいと強く願っております。市民の皆さま方には、手洗いなどの日常的な感染予防策や密閉、密集、密接を避けることなどの徹底とともに、不要不急の外出、その日でなくても別の日に延期することができるような外出は控えていただくこと、さらには緊急事態宣言の対象地域である7都府県への外出を極力お控えいただくこと、これをお願いを申し上げます。本市はこの緊急事態宣言の指定された区域ではございませんけれども、こうした事態を重く受け止めて特に5月6日までの期間においては、さらに皆さま方に徹底をお願いしたく存じます。

人々の移動・往来や、人と人との接触の増加が感染リスクを高めてしまうという認識をいま一度皆さま方に共有をしていただき、ぜひご自身とご家族、そして皆さまにとってかけがえのない人々、そのことはまたこの街、社会を守るということにもなるのだというこのご認識を改めて持っていただいて、お一人お一人の皆さまの賢明なご判断と慎重な行動、これを重ねてお願いしたく思います。


仙台市長 郡 和子