アドバンス・ケア・プランニング(ACP)とは
- 高齢化が一層進む中にあって、ご自身が、あるいはご家族が病気になった時どうするか、人生の最期をどのように迎えるのか、などについて考える機会はどなたにでもあるかと思います。
- 人は誰でも、いつでも、命に関わる大きな病気やケガをする可能性があり、命の危険が迫った状態になると、約70%の方が、医療やケアなどを自分で決めたり望みを人に伝えたりすることが、できなくなると言われています。
- もしもの時に、どのような医療やケアを望むのか、前もって考え、家族や医療・介護などによるチームで繰り返し話し合い、共有する取り組みを「アドバンス・ケア・プランニング(ACP)」と言い、「人生会議」という愛称でも呼ばれます。
- 周りの信頼する人にご自身の思いを共有しておくことで、もしもの時に、希望する医療やケアを受けられる可能性が高くなります。
人生会議(ACP)普及・啓発リーフレット(PDF:842KB)
もしもの時の意思表示シート
- もしもの時にどのような医療を望むのかなど、意思表示をしておく一つの方法として、本市が事務局を担う仙台市地域医療対策協議会において「もしもの時の意思表示シート」が作成されました。
- このシートは、ご自身の身にご自分で意思表示ができないような事態が起こった際、ご自身の気持ちを周囲に伝えるための文書で、かかりつけ医などと十分に相談して作成することが重要です。
- このような書式は、従前「事前指示書」などの名称で呼ばれたこともありましたが、決してその後の治療方針を縛る指示ではなく、その後の治療方針を拘束するものではありません。また、治療に携わる方にとってもこのシートに記入されたとおりにしたからと言って、免責になるものでもありません。
- シートにはご自身の考え、希望を記入していただけるほか、事前のACPなどでご自身の病状やお考えを理解して、相談できる方々を記入できるようになっています。しかし一般的に、もしもの時、すぐに連絡がつく場合は多くないと思われます。関係者のお名前を記入する際にはその方と十分にご相談ください。
- シートは下記からダウンロードいただけるほか、各区役所や地域包括支援センターにお問い合わせいただければお渡しすることも可能です。シートの書き方や保管方法などはリーフレットに記載しておりますので、こちらもご覧ください。
もしもの時の医療リーフレット(PDF:1,431KB)
仙台版もしもの時の意思表示シート(PDF:1,093KB)
※シートに医療機関名等を記載する場合は、当該機関と十分に相談の上、記載ください。
本市では仙台市医師会と共催で、誰にでも訪れる最期の時に人生をどう終えるのか、どのような医療やケアを受けたいかなど、最期の時に必要な準備や心構えなどを市民の皆さんと一緒に考える「終末期医療を考える講演会」を開催しております。
令和5年12月3日開催「住み慣れた地域で最期まで良く生きるために必要な医療のことを学びませんか?―もしもの時の意思表示書と人生会議(ACP)について―」
開催概要
- 日時:令和5年12月3日(日曜日)14時から16時
- 会場:仙台市中小企業活性化センター 5階多目的ホール(青葉区中央1丁目3-1)
演題
- 住み慣れた地域で最期まで良く生きるために必要な医療のことを学びませんか?
―もしもの時の意思表示書と人生会議(ACP)について―
講師
講演会チラシ
令和5年1月28日開催「人生の最期ってどんな感じ?―自分らしい最期を迎えるために―」
開催概要
- 日時:令和5年1月28日(土曜日)14時から16時
- 会場:仙台市中小企業活性化センター 5階多目的ホール(青葉区中央1丁目3-1)
演題
- 人生の最期ってどんな感じ?―自分らしい最期を迎えるために―
講師
講演会チラシ