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更新日:2024年8月22日
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このたび、仙台市水道局が水道水源の保全を目的として管理している「青下水源涵養林」が、生物多様性保全に貢献している地域として、世界OECMデータベース※に登録されました。本市では初めての登録となります。今後も引き続き青下水源涵養林の保全育成に取り組むとともに、生物多様性保全推進に努めてまいります。
仙台市水道局青下水源涵養林
青葉区熊ケ根字大原道地内 ほか(38ha)
仙台市で最も古い水道水源ダムである青下ダムの水源涵養林として、水道局が保育管理してきた。水源地の保全を目的として1930年代のダム建設時に一部用地を取得、1990年代には用地を追加取得し、現在に至る。
令和2年度から官民連携による水源保全事業「青下の杜プロジェクト」を進めるなど、健全な森林の育成や良好な自然環境の保全を行うことにより、豊富で良質な水道原水の確保に寄与するとともに、多様な生物の生息場所となっている。
仙台市水道局ホームページ「青下の杜プロジェクト」(外部サイトへリンク)
※世界OECMデータベース
国連環境計画(UNEP)と国際自然保護連合(IUCN)が共同で立ち上げた、海洋および陸域のOECM(Other Effective area-based Conservation Measures)に関する最も包括的な国際データベース。世界の30by30目標の達成状況は、当該データベースと世界保護地域データベース(WDPA)の合算に基づいて評価される想定。
【参考】「30by30(サーティ・バイ・サーティ)目標」とその達成に向けた取り組み
「30by30(サーティ・バイ・サーティ)目標」は、生物多様性の損失を食い止め、人と自然の結びつきを取り戻すために令和4年12月に採択された世界目標で、2030年までに陸と海の30%以上を自然環境エリアとして保全しようとするものです。このエリアのうち、国立公園等の保護地域以外で生物多様性保全に貢献する地域(企業有林や里山里地など)については、OECMとして同エリアに組み込むことができます。
環境省では、OECMの登録地域を拡大するため、令和5年4月より、地方公共団体や民間等の取り組みによって生物多様性の保全が図られている区域を「自然共生サイト」として認定する制度を開始しました。仙台市水道局青下水源涵養林は、令和6年3月に自然共生サイトに認定されています。
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