更新日:2016年9月20日
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初代仙台藩主伊達政宗の命により、支倉常長率いる慶長遣欧使節は1613年に仙台藩領月浦を出帆しました。メキシコ、キューバ、スペイン、フランスを経て、彼らがイタリアのローマに到着したのはちょうど400年前の1615年のことです。
仙台から世界へと旅立った慶長遣欧使節の偉業に触れ、理解を深めていただくため、7月17日(金曜)~20日(月曜)の4日間、「食と旅する支倉フェスティバル」を、エル・パーク仙台6階ギャラリーホールと勾当台公園市民広場で開催しました。
エル・パーク仙台会場では、慶長遣欧使節について学んでいただける場として、慶長遣欧使節に関する講演や、一行が400年前に到着したイタリアから震災復興支援として寄贈いただいたヴィオラを使った演奏、オペラの上映などが行われました。
仙台ジュニアオーケストラの高校生・中学生3名と、仙台フィルハーモニー管弦楽団のヴィオラ奏者が、震災復興支援としてイタリア国立クレモナ弦楽器製作学校から寄贈されたヴィオラを使い四重奏を奏でました。
支倉常長家第十三代 支倉常隆氏や、イタリア大使館、仙台市博物館学芸員による慶長遣欧使節に関する講演が行われ、ご来場の皆さまは慶長遣欧使節に関して理解を深めていました。
支倉常長を描いた「和製オペラの代表作の一つ」ともいわれる作品「遠い帆」の、昨年8月の東京・新国立劇場での公演記録が上映されました。
会場には、慶長遣欧使節に関するユネスコ記憶遺産・国宝の精巧なレプリカや、使節の偉業を紹介するパネル等が展示されました。
勾当台公園市民広場会場では、楽しく見ながら慶長遣欧使節の偉業や関係各国の文化に触れられる場として、慶長遣欧使節がイタリア到着までに訪れた国々の食が味わえるフードコートやステージイベントなどが開催されました。
7月18日(土曜)にはステージにてオープニングセレモニーが行われ、会場にお越しの皆さまで勝鬨(かちどき)をあげました。
会場内には慶長遣欧使節PRブースが設置され、使節の足跡や歴史的資料、慶長遣欧使節出帆400年記念として行った交流イベントなどが紹介されました。
会場は多くの来場者で賑わい、パエリア、ピザ、タコス、アヒージョなど使節が訪れた各国の料理などを楽しんでいました。
ステージでは、慶長遣欧使節や一行が訪れた国々に関する音楽や踊りなどが行われました。
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