更新日:2016年9月20日
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平成27年3月14日(土曜日)~18日(水曜日)に仙台で開催される第3回国連防災世界会議に先立ち、子どもたちに会議について知ってもらうとともに、災害や防災について改めて考える機会とするため、平成26年12月7日(日曜日)に、中学生を対象とした「国連防災世界会議 ジュニアカンファレンス」を開催しました。
当日は仙台市内の中学生約50名が参加。ニュージーランドと韓国出身の講師から、外国人ならではの震災体験の講演があり、参加者は震災後も仙台で仕事や支援活動を続けた2人の話に真剣に聞き入りました。また、国際会議で使用される同時通訳のブース見学や、機器を使用しての同時通訳体験も行いました。
講演後のグループディスカッションでは、防災対策や災害対応、海外への災害支援について班ごとに分かれて話し合いました。東日本大震災のことを思い出すきっかけともなり、参加者の皆さんはそれぞれ自分の体験を元にしながら白熱した議論を交わしました。ディスカッションの内容はページ下部のpdfファイルからご覧いただけます。
3月の会議期間中は、仙台市内の各会場で一般の方々も参加できる「パブリック・フォーラム」が多数開催されます。皆さんもぜひ足をお運びください。
ジュニアカンファレンスは、第3回国連防災世界会議の会場ともなっている仙台国際センターで開催されました。国際会議を模した会場に、中学生の皆さんははじめは緊張気味でした。
同時通訳の体験中です。韓国語のスピーチが日本語に通訳されるのを聞いています。本番の会議では、会議の内容が6か国語で同時通訳されます。
ニュージーランド出身の講師 ナロマ・ライリーさんです。震災発生時は仙台市教育委員会でALTのサポートをする仕事をしており、震災後もほとんどのALTが母国に帰らず仕事を続けたことなどを語りました。
韓国出身の講師 カン・ジョンミンさんは、震災発生後、多言語支援センター等で外国人被災者を支援するボランティアに従事。情報不足やデマ、母国との震災に対する意識のギャップなど、外国人被災者が抱える課題を語りました。
ディスカッションの様子です。どの班もとても盛り上がり、「こんなにレベルの高い話ができるなんて思わなかった!」という感想も聞こえてきました。
奥山市長より、「中学生の皆さんには、今回の経験を活かし、将来は国際的な場面でも自分の意見を堂々と述べられるようになってほしい」とのあいさつがありました。
ジュネーブにある国連本部で国連防災世界会議を担当するニール・マクファーレン氏もサプライズで登場。会議への期待を語っていただき、あらためて世界中の方々が関わる重要な会議であることが伝わりました。
奥山市長とマクファーレン氏、講師の方々と一緒に記念撮影。参加者の皆さんには、ぜひ今後も防災対策や世界での出来事について関心を持ち続けてもらいたいと思います。
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