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更新日:2018年6月26日

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東北福祉大学と「地域消防力の向上等に関する協定」を締結します(発表内容)

平成30年6月26日

 

このたび、東北福祉大学と「地域消防力の向上等に関する協定」を締結することになりました。消防業務において大学と連携協定を締結するのは、仙台市では初めてのことでございます。

東北福祉大学は、ご承知のとおり福祉や保健医療など幅広い分野で多くの専門的な人材を輩出している、伝統と実績のある大学でございます。仙台では唯一、救急救命士課程を有していることもあり、これまでも、学生の皆さんに災害や救急に関する訓練に参加していただくなど、消防局のさまざまな事業を通じて連携を図ってきたところです。

高齢化の進展に伴う救急需要の増加、度重なる災害に向けた地域の防災力の強化などは、今後ますます課題となってきます。こうしたことから、学生の皆さんが消防や地域防災の現場を体験することで理解を深めていただくとともに、福祉大学が持つ専門的な知見や若い方々の新しい発想を消防行政に生かしていくために、大学側からご提案をいただきまして、このたび協定を締結する運びとなったものでございます。

協定では、地域消防や人材育成、消防団員の募集に関することなどについて連携を図ることにしています。具体的な連携事例としましては、救急救命士課程の一環として救急車の同乗実習を受け入れること、学生消防団員の活動を認証する制度や応急手当の普及啓発にご協力をいただくことなどを想定しているところです。

来月12日には、東北福祉大学の学長さんと私が出席しまして協定の調印式を行い、連携の取り組みをスタートさせてまいります。

地域の安全と安心を守るためには、消防行政がしっかりと機能することはもちろんですが、消防団をはじめとする市民の皆さまの力が大きな支えになります。未来を担う学生の皆さんとともに、地域の中に確かな消防防災力が根付いていくように取り組んでまいりたいと考えています。

 

仙台市長 郡 和子