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更新日:2021年1月29日

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令和3年第1回定例会に提出する議案について(発表内容)

令和3年1月28日

 

令和3年第1回定例会に提出する議案についてお話をさせていただきます。招集日は2月8日(月曜日)の予定です。議案の件数ですけれども、現時点で条例案件が16件、人事案件が3件、その他案件が13件、補正予算が13件、そして当初予算が17件、合計62件でございます。

はじめに主な条例案件等についてご説明をいたします。資料1(PDF:225KB)をご覧ください。まず「1仙台市基本計画に関する件」です。これは21世紀半ばを見据えた目指す都市の姿とその実現に向けたまちづくりの方向性を示すために、計画期間を令和3年度から令和12年度までとする新たな基本計画を策定するものでございます。次に「2仙台市環境基本計画に関する件」であります。これは「杜の都」の良好な環境を将来にわたり保全・継承するとともに、脱炭素社会の構築やプラスチック資源循環等に率先して取り組んで持続可能なまちづくりを進めるため、今後10年間の環境施策の方向性を示す新たな環境基本計画を定めるものであります。次に「3仙台市事務分掌条例の一部を改正する条例」です。これは市民生活や経済活動に広く影響を及ぼす感染症の拡大やまた多発する大規模な自然災害等への危機対応力をさらに強化するために、現在設置しております部相当の危機管理室を危機管理局とする等のものでございます。

続きまして令和3年度当初予算案の概要についてでございます。資料3-1(PDF:3,091KB)に基づいてご説明させていただきます。全体予算規模といたしましては企業会計まで含めますと1兆1,094億円となり、震災以降10カ年度連続で1兆円を超える規模でございます。新年度予算の編成におきましては、新たな基本計画の理念である「挑戦を続ける、新たな杜の都へ―”The Greenest City” SENDAI―」のもと、3つの施策の柱に予算を重点配分しております。

次に主な重点施策でございます。一つ目の柱は「社会変化を力に変えるまちづくり」です。感染症対策としては検査・医療提供体制の確保や感染予防対策等の推進、また事業者等への支援として信用保証料補給などに取り組みます。コロナ禍の経済施策・観光振興としては中小企業のチャレンジ補助金を創設して業態やビジネスモデルの転換などを支援するほか、効果的なプロモーションにより誘客の増加を図る観光デジタルマーケティングに取り組みます。デジタル化推進ではWeb会議システムの機能拡充などを進めます。二つ目の柱は「人のつながりが育む豊かな地域づくり」です。教育環境の充実ではICT教育の推進として指導者用デジタル教科書の導入や35人以下学級の小学校3年生への拡充、不登校対策としてのステーション設置の推進を図ります。子育て応援まちづくりでは切れ目のない子育て支援としてSNSを活用した子育て相談や不育症への支援、またアウトリーチによる子育て支援として支援対象児童等の見守り強化、子育てを応援していく環境づくりとして子どもの遊びの環境に関する調査などに取り組みます。多様な力を活かした地域づくりでは専門人材の地域派遣などにより包括的に地域活動を支援する地域づくりパートナープロジェクトを展開してまいります。安心して暮らせる地域づくりでは民生委員活動等をサポートする協力員制度をモデル事業として実施する民生委員活動支援に取り組んでまいります。最後になりますが、三つ目の柱「杜の都の可能性を広げるまちづくり」です。都心再構築の推進を図るために適正な土地利用や都市機能の誘導を進める立地適正化計画の策定などに取り組みます。また防災環境都市推進では省エネ家電買い替えキャンペーン等を展開することとしております。加えて杜の都の継承・発展では令和5年度の全国都市緑化フェアの開催に合わせた広瀬川親水施設整備、それから大手門復元調査に取り組みます。

次に、令和2年度補正予算案について資料2-1(PDF:351KB)に基づいてご説明をいたします。今回の補正では一般会計において新型コロナウイルス感染症対応分91億円を含む223億円を増額する一方で、今年度の執行状況等を鑑み260億円を減額することにより37億円の減額補正を行うほか、特別会計や企業会計も含めまして補正全体で137億円の減額となっております。主な補正項目ですが、新型コロナウイルス感染症対応としてワクチン接種費や時短要請等関連事業者支援金に係る事業費を計上する等のものでございます。


仙台市長 郡 和子

 

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