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更新日:2022年6月1日

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発表項目以外の質疑応答(令和4年5月31日)

令和4年5月31日

新型コロナウイルス感染症関連

Q1

新型コロナウイルス(の新規陽性者数)について、先週1週間、また先々週と比べると減少しましたけれども、市長としてはどのように受け止められていらっしゃいますか。

A1

少しずつ(感染者)数が少なくなってきているように感じるところは感じますけれども、今日も200人前後ということでこの数のボリュームについてはやはり決して少なくない人数の方々です。ですからやはり基本的なところはしっかりと予防対策を取っていただきたいということは重ねてお願いをしたいと思います。

 

Q2

一方で政府の方は来月10日から外国人観光客の受け入れを再開しますけれども、今のところ那覇空港とかそこの辺りの国際線が再開する予定ですけれども、仙台空港をどうするかというのは市長としては何か考えていらっしゃるのでしょうか。

A2

今回6月10日からも観光客の受け入れが拡大をされることになります。水際対策の緩和ということが言われますけれども、しかししっかりとした対策を取った上での訪日客の受け入れというふうに理解をしております。というのも比較的感染状況が落ち着いている国ということですし、出国前の72時間以内の検査証明を求めているということですから、これらについて可能になるということはそれはウエルカムだろうというふうに思っています。コロナ禍で外国人の方々のインバウンド需要が大変落ち込んでいる中で、ぜひとも東北の良さをまた味わっていただきたいという思いもありますので、本市に来られている外国人の方々のおよそ4割は仙台空港を利用されているというふうに聞いておりますので仙台空港の国際便の再開ということも強く望むところでもございます。ぜひ仙台空港の国際線の再開に向けて、県や商工会議所の方々、あるいはまた仙台空港株式会社など関係機関の皆さま方と連携しながら、国や航空会社などに働きかけも行っていく時期だなというふうに思っているところです。こういう対策を取っているということがあっての前提ですけれど。

 

Q3

ゴールデンウイーク明けぐらいにインバウンドの受け入れ緩和の話を記者会見で出たときは、市長、比較的消極的なご意見があったと思います。ただ一方最近市長がふれあいトークを2年3カ月ぶりに再開されたりですとか、記者会見での発言でもだいぶ以前よりも観光とか経済を回すほうに軸足が移られているように思うのですが、ゴールデンウイーク明けもしくは青葉まつり前後に何か心境の変化があったのでしょうか。あったとすればどういったことだったのでしょうか。

A3

現実問題として新規の感染者の方々が本当に大きく減っていない状況には変わりはないところです。本市の保健所も本当に厳しい状況も続いています。全庁挙げて応援(体制)をしている、この体制は変わっていません。ただ一方でしっかりとした基本的な感染対策をした上でできることをやはり始めていきませんと、世の中やはり回っていかないというふうにも思うところです。心境の変化というよりもこれまでの知見を重ねた上でやれるところはやっていこうという、そういうふうな思いでいるところです。

 

Q4

そうしますと特段、例えば青葉まつりがきっかけだとかゴールデンウイーク後の思ったより(新型)コロナ(ウイルス)の感染者数の伸びが思ったより伸びなかったとかという具体的なそういった出来事で少しずつ経済とか観光を回す方にお気持ちが変わったというわけではないという理解ですか。

A4

実際問題は感染されている方々の数は若干ですけれども減ってきているのも事実だというふうにも思いますし、感染対策として多くの方々が3回目のワクチンの接種にも臨まれておられるし4回目のワクチン接種についても早晩始まるわけですね。そういうことや治療薬の話、これらもありますし、そういう意味ではそれぞれの方々が対応した上でやはりできることを広げていくということはあるのではないかというふうに思っているところです。

 

Q5

今市長のお話にあった4回目のワクチンの件だったのですが、これはもう始まるとおっしゃっていますがまだ始まってはないのでしょうか。

A5

ワクチンの接種券を送付させていただきました。

 

(新型コロナウイルスワクチン接種推進室長)

今市長が申し上げたとおり接種券を先週の金曜日に送らせていただきました。いつから一斉にスタートというようなことでやっているわけではありませんけれども、接種券が届いて個別接種をやっている医療機関などで予約を受けたりしているようなところもあるかと思いますので、そういったところでは今週あたりから始まってくることはあり得るというふうには思っております。あと県がやっております大規模接種につきましては、6月1日から4回目接種を実施するということでこれも募集をしております。私どもの集団接種につきましても接種券のご案内の中に書かせていただいておりますけれども、6月4日から集団接種の受け付け、4回目の受け付けが始まりますので、それ以降の集団接種の会場において恐らくは具体的には接種がスタートするだろうというふうに考えているところでございます。

 

Q6

接種の対象となる方々が今回60歳以上の方もしくは18歳以上の基礎疾患をお持ちの方などに限定されたわけですけれども、それ以外で対象から外れてしまった介護従事者であるとか医療従事者の方々への説明とかそういったものというのは今現状であまりないように感じられるのですが、そのあたりその方々への丁寧な説明とか、4回目のワクチンとはこういうものだよというご説明を必要かなとは思うのですけれども、そのあたりいかがでしょうか。

A6

私もせんだいTube(外部サイトへリンク)で市長メッセージという形で4回目の接種券の送付についてのお知らせを動画でいたしました。そこではこういう対象者の方々ですということもお話をいたしました。加えてなのですけれども、やはりソーシャルワーカーの方々、医療従事者ですとかあるいは介護従事者ですとかさまざまな方々もできればというようなご要望もあり、これも市長会としても要請を上げているところです。そういう意味では18歳以上60歳以下の基礎疾患をお持ちの方々については基礎疾患がこれだということで接種が可能な方がいらっしゃるわけですけれども、そうでない方にも(接種券を)送らせていただきました。いつどういうふうになるか分かりませんけれども、できればその接種券は大切に保管してくださいということについても広報させていただいたところです。

 

Q7

送付して(接種券が)手元にあってもやっぱり打ちたいけど打てないという現状もあるかと思うのですけど、そのあたり全国市長会としても国の方に要望を出されてはいるとは思うのですけれども、もう少し丁寧な説明といいますか、4回目の接種の効果ですとかそういった数字なんかを用いながらご説明してもいいのかななんて思うのですけれどもいかがでしょうか。

A7

今回は感染予防というのではなくて重症化予防であるということが4回目のワクチン接種の主な趣旨なものですから、そういう意味でいうとなかなか医療従事者の方々、介護従事者の方々にというふうなところは少し難しいところがあるのだと思います。そこの穴をこじ開ける、まずそこのところからやっていかなくちゃいけないでしょうし、自分がワクチンを接種したいのだけれどもというようなご要望がある場合はコールセンター含めて、医療従事者の方々、接種をしてくださる医療機関の方々にも、そこではしっかりと(現状では接種できないと)説明をしていくということで徹底はさせていただいているところです。ですから予約を取るときにいろいろ確認をさせていただいておりますので、その中でということになるのだろうと思います。

 

Q8

そうしますと基礎疾患をお持ちでない18歳以上の方でも、医療従事者ですとかそういった介護の現場にいる方は医師の判断で打てる(ということですか)。

A8

いや、受けられません。

 

Q9

受けられないですね。ただコールセンターの方にと。

A9

そうです。なのでそういう方々は(接種を)受けられないのですよということをコールセンターなりなんなりでお話しされるというふうに思います。

 

Q10

マスクの緩和の関係です。一部の自治体、例えば兵庫県ですと屋内での会議でも換気などをしていれば、発言者でなければマスクは不要とかの独自基準を設けたりですとか、または入院施設や宿泊療養施設の段階的縮小についても踏み込む自治体が出てきました。仙台市としては今現在どのようなお考えなのか改めてお伺いしたかったのですが。

A10

もちろんこれからますます暑くなってまいりますと熱中症のリスクも高まるということで臨機応変にすべきだということも私は申し上げたところですけれども、基本的なところはやはりマスクの着用によって感染を予防するということはあるわけだと思うのです。発言する場合もそうでしょうし、そしてまたマスクをしていることによって、発言しなくても予防するという効果、うつさない効果とうつらない効果を両方兼ね備えているわけですから、そういう意味では基本的にはマスクの着用というのは基本的なところでお願いするということに変わりはないのだと思うのです。国の方の通知もそういうことだというふうに理解しています。

 

Q11

その上で先週もお話に出た例えば図書館ですとか、あと保育園ですとか、あと学校とか、市としての周知ですとか具体的なアクションというのはその後1週間たってどのような形に、お話をお伺いして必要だったら対応するというお話があったと思うのですが、どのようなお考えになったでしょうか。

A11

改めて先週中、全庁で情報共有をいたしまして、市立学校、保育所に対しては、国からの通知を踏まえた通知文を発出させていただきました。それからホームページにも(マスクの着用について)掲載をいたしまして市民の皆さま方にもお知らせをしたところです。図書館ですとかそれからまたプラネタリウムなどでは、お話をしない、人とずいぶん離れているというところではマスクを外すことも可能であるということについてもお知らせができるように、それも進めたところでございます。学校等にもいろいろと通知を発出し始めているというふうに教育局からも聞いております。

 

勾当台公園における受動喫煙について

Q12

市が昨年調査したものだと平日に勾当台公園を利用する約49%の方が喫煙目的だという調査があったと思うのですけれども、それについて市長どのようにお考えかお聞かせください。

A12

これについてはさまざまな対策、望まない方々の受動喫煙を防止する観点からさまざまな啓蒙活動も行ってまいりましたし、あるいはまた喫煙で訪れる可能性の高い事業所の方々に対しても、さまざま回らせていただきながら喫煙場所を設けていただきたいということなどもお願いをさせていただいているところです。今般勾当台公園の新しい計画の見直しということの中でもこのことについてどのような位置付けにしていくのか、これはまた課題だというふうに思っています。

 

4病院再編について

Q13

先日宮城県市町村長会議のあった際に、名取市さんと富谷市さんが仙台医療圏の4病院再編の中で建設候補地を県の方に提示したということで、市の頭を飛び越えてそういったことをされたわけですけれども、仙台市として今後そういった例えば建設予定地ですとかそういった具体的な代案とかそういうものを出されるご予定あるかどうかを伺います。

A13

今回、富谷市、名取市ということで、知事が2カ所、既にお話をされていてそこに候補地が示されたということだというふうに思います。この候補地につきまして、私どもは初めてそのときに知ったわけですけれども、そういう意味では大切な一つの情報は明らかになったというふうに理解はいたしますけれども、そもそもこれから仙台医療圏の医療をどういうふうにしていくのかという議論の中では、やはりどういう病院でどういう診療科目で、いろんな議論があったわけですけれども、慢性期の状況はどういうふうにしていくべきなのか、あるいは救急医療にしても周産期医療にしても、医療圏全体に資するような形にするにはこういうふうな病院の形が望ましいですよねというものがあって、それで場所がここにはどうだろうというふうな、そういう流れが本来ではないかというふうに私は思いますものですから、そういう意味で今回の件についてはいかがなものかなというふうに思います。

 

Q14

懇話会を昨年度3月までされてその意見も県に上げたと。今仙台市における医療のあり方に関する検討会議もされていてそれも今後県に上げていくと。県の方で仙台市のまとめたものが反映されないといいますか、うまくかみ合っているのかどうか、ちょっとその辺がどういうふうにその意見が活用されるとか受け止められているのかというところが少し不鮮明な感じはするのですけれども、その検討会議の結果を出すまでの間にまたこういうふうに県の方でいろいろ事態が動くということも考えられると思うのですが、そのあたり検討会議とかの兼ね合いとかそういったあたりはいかがでしょうか。

A14

逐次情報公開を求めて、この間市民や医療関係者の方々に真摯(しんし)に主体的に説明を行っていただくように(県には)求めてきているところです。県では今年度、新しい病院についての調査がまさに始まるところだと思うのですけれどもその進捗(しんちょく)状況も見ながら、やはり県にはぜひとも情報公開をしていただいた上で仙台市民の皆さま方や医療従事者の方々が安心できるような説明をぜひともしていただきたいというふうに思います。

 

Q15

市長、この間の特に病院を新しく造るということに関して、先週になって新しい候補の土地の市の市長がここが候補地ですというような提示の仕方がありました。この医療行政の決め方に関して、同じ行政の長として広域自治体と基礎自治体というところで違うのですけれども、この一連の知事のやり方に関して率直にどういうふうにお受け止めになっているか教えていただいてよろしいですか。

A15

今回の再編(の対象)となったそれぞれの病院の状況については、例えば建物の老朽化でありますとかあるいは経営の問題などさまざまあるということも承知をしておりますし、これからいろんな意味で人口の減少が進んでいく中で、また現在でも慢性期のところ、回復期病床の不足などの課題もあるわけですから、そういう意味で懇話会の中でも意見をいろいろお聞きいたしましたけれども、病院の連携再編に向けた検討を行うというこの必要性はあるというふうに私自身も認識をしているところです。そういう中で今回はなかなかその医療体制をどういうふうに構築していくのかというところの議論が進まない中で、今回というか、説明が進まない中での(具体的な)候補地が出てきたということについては私自身もいかがかなというふうに思うところではあります。本市といたしましては、今回一つの情報ができたわけですからそれに基づいて新たなシミュレーションをしながら検討を重ねた上で、こういう場合はどういうふうにお考えなのかということについてもいろいろと県に申し上げていかなくちゃいけないのだろうなというふうに思っています。

 

Q16

何か市がいろいろ検討、懸念材料も含めて検討を重ねて県の方にぶつけているのですけれども、それに関して打ち返しがないというか、先ほども質問にあったとおりかみ合ってないという状況がずっと続いているかと思います。このかけ違いというか何が発端だったのかというかどこから元に戻ったらいいやり取りができるのかというふうな点はいかがですか。

A16

これは私も知事ともあの後もいろいろお話をいたしましたし、多分関係の事務方同士でもさまざまやり取りも進められるだろうし、副知事と副市長との間でも話をしたりということは行っているわけです。ですから火花散らして、しかし全然聞き入れてくれなくてというような状況に見えるとすれば、それはそうだとするとやっぱりよろしくないので、県に対してももう少し分かりやすく説明をしてほしいということを申し上げているところです。なかなかその機会が得られていないのも事実ですから、それについては市民の皆さま方、医療従事者の方々、疑念ですとか不安だとか抱かないような形で説明をしてくださいということはお話をさらにしていきたいと思います。そうじゃないとやはり誘致合戦だったり、県対仙台市というようなそういう構図で報じられることは、もとよりこの医療全体を考える上で望ましくないのじゃないでしょうか。

 

Q17

先ほどの質問で富谷市、名取市が候補地を示して、仙台市として候補地を示すお考えはあるのかというところで改めて候補地を示す考えってあるのでしょうか。

A17

今回の候補地は分かりましたけれども、どういう病院にするのかも分かりませんし、どのような影響が及ぶかも、ほとんど分からないわけですね。なので懇話会の中では、場所をそれぞれの市役所(所在地)に置き、おおよそ今の機能を持ったままでどうなるかというような救急のシミュレーションなどもさせていただいたりいろいろ議論させていただきましたけれども仮定の話では何にもなりません。仙台市としてそれではここにというようなこと、いろいろたくさん病院がある中でなぜそこというふうなことにもなりましょうからね、いろいろ難しいというふうには思っていますけれども、今回そういう状況になったので仙台市としてはどういう影響が及ぶものなのかどうかは改めて検討していかなくちゃいけないというふうに思っているところです。

 

Q18

そうしますとそういった影響を踏まえた上で候補地を検討する可能性もあるということですか。

A18

どうでしょうか。今のところそういうふうなことは難しかろうと思います。

 

Q19

今回、(東北)労災病院が富谷市、(仙台)赤十字病院が名取市という、これまで既存の利用者の方々からすると遠い場所になると思うのですが、具体的に明石台という場所が示されたわけですが、この場所自体は市長、率直にどのように思われますでしょうか。議会の中からはどう考えても仙台市民109万の市民からすると、ちょっと明らかに使い勝手が悪い立地だという声もあるのですが市長は率直にどのように思われますか。

A19

ですから場所は分かりましたけれども、そこにどういうような機能を持つ病院を置きたいというふうに考えているのか、それがありませんと何とも判断のしようがございません。

 

参議院議員選挙について

Q20

参議院議員選挙に関することなですけれども、桜井候補を応援する首長の会が29日に発足されたかと思うのですが、郡市長、まずこちら参加は現在どういう状況なのかというのを教えていただきたいのとその理由も教えていただければと思います。

A20

首長の会の参加については私は保留という立場でございます。(理由については)いろいろ考える必要があるなというふうに思っているところです。

 

Q21

今後その保留というのも態度というか立場を明らかにされていく予定もあるのでしょうか。

A21

いろいろと考えていく必要があるなというふうに思います。

 

Q22

今後も今回の首長の会が開催される場合は、郡市長が態度を、参加するかもしくは参加しないか判断するまでは、藤本副市長をオブザーバーとして参加してもらうという理解でよろしいでしょうか。

A22

今回その首長の会、設立総会があるというのは承知をしておりまして、かなり多くの首長さんたちも参加をするということもあって藤本副市長に出てもらいましたけれども、それが継続的にその首長の会が何度も何度も開催をされるというふうには聞いておらないところです。

 

Q23

いずれにせよどこかの段階では、参加するかそれとも参加しないかというのを判断をするという理解でよろしいですか。

A23

いろいろと考えることがあるものですから考え中です。

仙台市長 郡 和子