ページID:69963

更新日:2023年8月2日

ここから本文です。

その他質疑応答(令和5年8月1日)

令和5年8月1日

 

市議会議員選挙について

Q1

仙台市議会議員選挙について、投票率が非常に低かったというところで、昨日の(囲み取材時の)お話では(その理由として)暑さというところを1つ挙げていらっしゃいましたけれども、それ以外に市長としてお考えになっているような低さの原因については何かありますか。

A1

昨日少し申し上げましたけれども、期日前投票が初日、2日目と大変好調だったということもありまして、投票率が伸びるのではないかとも期待していたところでしたけれども、やはり真夏日、そしてまた猛暑日になって、投票率が期日前(投票)においても落ちていったということもございました。そして連日やはり大変な暑さでしたから、そういう意味では暑さの影響というのがまず1つ大きな要因として挙げられるのだろうとも思います。投票所までの距離、近い方もいらっしゃれば相当歩かなくてはいけない方々もいらっしゃるということもあって、やはり外出を控えてほしいという危険な暑さという中で投票日を迎えたということもありました。ここはやはり大きな要因だったのではないかと思っております。その他につきましては、私自身はさまざまな課題について議論が活発になされていたと思っています。連日政党の幹部の方々が来仙をされるなど、そういう状況も目にさせていただきましたし、それなりに関心は高まったのではないかとも期待していたのですが、残念ながら過去最低の投票率になったということについては真摯(しんし)に受け止めなくてはいけませんし、そしてまた投票率を上げていく試みというのもさらに必要になってくると思っています。

 

Q2

投票率を上げる試みというのが各地でいろんな取り組みをされていますけれども、その中で仙台市選挙管理委員会としての取り組みというのが他の都市と比べて少しやっていないことが多いのではないかという指摘もあるわけですけれども、その点についてはもっとこういう部分もやっていくものがあるのではないかと(いうところ)、どういうご認識でしょうか。

A2

真夏のこの時期の選挙で、それこそ12万年ぶりの暑さという記事も何かで見ましたけれども、要するに地球の温暖化がそういうふうに進んでいるということもあっての記事だったかと思います。これから先、やはり温暖化を防止していくための取り組みというのも進めていくわけですけれども、しかしこういう状況というのはしばらく続くのだろうと思うわけでして、そういう中での選挙、候補者の方々も大変でしょうし、それを支える皆さんたちも大変でしょうし、そしてまた有権者の方々も投票行動にやはり影響するということを考えますと、いろんなことを考えていかなくてはいけないことは幾つかあるのだろうと思っております。具体的には今ここで申し上げることはできませんけれども、投票率を上げていく仕組みというのをもう少し真剣に、これまでも広報等ではいろいろとやってはいるものの、期日前投票の会場について、あるいは投票日当日はこれでいいのかですとか、いろんなことを考えていくべきだろうと思っています。そのように選挙管理委員会にも今回のことについては重く受け止めなくてはいけないということはやはり申し上げたところです。

 

Q3

秋には県議会議員選挙もありますしいろんな選挙が続いていきますけれども、これは選挙が終わったタイミングですけれども、すぐに次の選挙に向けてまたいろんな工夫をしていくということになるのでしょうか。

A3

県議会議員選挙は、特に仙台市の場合ですとまた投票率がこれも低くなっている傾向が顕著でございます。ここについても上げていく仕組みというのは必要なことと思いますけれども、秋に向けてこれまでやってきたことをさらに何か新しくというのはちょっと難しいところもあるのだろうと思います。けれども中長期的に何ができるのか、今回の投票行動も詳細分析してみないといけないと思っています。それらも含めて考えたいと思います。

 

Q4

先ほどの投票率の話をもう少し具体的にお伺いしたいのですけれども、期日前投票の場所の話は変えると(いうこと)か、あともう一つ、投票所をどうするのかみたいなところで、そのどうするのかというのを具体的に、例えば(投票所について)もうちょっと場所を増やすとか、スーパーとかそういう場所に置くとか、そういうことを考えてのどうするかという話なのか。

A4

今のままでいいのかということについては、これはなかなか厳しいのではないかと思っているということです。

 

Q5

厳しいからどうするのかというところはちょっとまだ具体的には(ないですか)。

A5

この間も他の自治体がどのような取り組みをしているのかなど、さまざまな例がございますけれども、本市として本市に合った形で何が可能なのかということについてはやはり追求していくということだろうと思います。

 

Q6

今ご回答をいただいた中で、今のままでいいのかは厳しいのではないかというお話をおっしゃられましたけれども、この厳しいというのは、少なくとも今回の市議会議員選挙における期日前投票の仕組みというか、体制からは見直しが必要ではないかという、そんな意味合いとして受け取ってよろしいのでしょうか。

A6

いや、期日前投票についてに限定したことではございませんで、投票日も含めた対応というのはやはり必要になっているのではないかと考えるということを申し上げたところです。

 

Q7

全体として見直しというのが、必ずしも変更になるかはともかくとして、今回全体として厳しいというのは何かしら再考をしなくてはいけないのではないかと(いうことか)。

A7

投票行動というのは、市民の皆さま方にとって最も身近な仙台市政の未来を考える上で重要な、それこそ権利を一人一人がお持ちになっていらっしゃるわけです。そういう意味では、議論が活発に行われて、市民の皆さま方一人一人の心に訴求したのかですとか、いろんなことがやはりあるのだろうとも思っておりますし、全体を見た上で、どうすれば皆さんに投票という行動に移していただけるのかを考えなくてはならないと思うところです。(投票率)34.30%でございます。半分、かつては7割、8割の方が投票に足を運んでいた時代もあったわけですし、ここの点については大きな課題だと思っていますので、投票率を上げていくさまざまな方策について、やはりしっかりと検討していかなくてはいけないということだと思っているところです。

 

Q8

(7月)30日の投開票日、開票作業の一部に遅れが出たりですとか、票数のずれなどが起こりましたけれども、そちらについての市長としての受け止めをまずお聞かせいただきたいです。2つ目が、そのような遅れや票数のずれなどを防止するために、今回は遅れの理由として、立会人の方に説明したりだとか、いただいた意見を調整するのに時間がかかったとのことなのですけれども、例えば事前の対策として、よく起こりやすい事例などをケースごとに分けたりして立会人の方に事例ごとの判断の目安として示したりですとか、そのような対策などは今回はしたのでしょうかという2点をよろしくお願いします。

A8

まず時間が長くなったことについてと、それから票数のずれについて、ご質問がございました。やはりこれまでにない(人数の)候補者の方々が立候補されて、それぞれ票数が固まった、そして残余のいろんな疑問票もたくさんあったと聞いておりますけれども、その疑問票について詳細を選挙長や立会人の皆さま方に説明をした上でというので一定程度時間がかかった、これはやむを得ないのではないかと思います。それから票数のずれですけれども、これについて原因は分からなかったということですけれども、後ほど選挙管理委員会からも詳しく説明をさせますけれども、当落に影響する大きなものではなかったということですので、それは了としなくてはいけないのだろうと思います。

その上で、今回の件で対策を取ったかということがありましたけれども、これは開票してみないと、その時々で疑問票についてはさまざまあるのだろうと思っています。立会人の皆さま方、選挙長の皆さま方も、大方のところはこういうものだということは理解はされているのだろうと思いますけれども、非常に微妙なところでいろんなご意見も出てくるのだろうというふうにも私は認識をしているところです。そういう意味で、事前に説明をしていれば時間は短くなるかというとそうでもないのではないかと私自身は思っていますけれども、これも選挙管理委員会にあと詳しく説明させたいと思います。

(選挙管理課長)

事前に立会人の方に説明ということについては行っておりませんでしたけれども、今市長が申し上げたとおり、こういったものは無効ですよとか、そういった分かりやすいものについてはすぐにご理解いただけるかと思うのですけれども、やはり今回は候補者が多かったということで、当然票の中に不明なものとか紛らわしいもの、そういったものも多かったということがありまして、それの審査、どうするということを考える時間が必要であったということがまず1つあります。今度それを立会人の方々に、この票はこういたします、という説明をするに当たって、もちろんそれも時間が一定かかりますし、さらに今回なかなか白熱していたというか競り合っていたということもあるかと思いますけれども、そういったこちらの判断に対していろんなご意見があったと青葉区の選挙管理委員会からは聞いておりますので、そういったところで一定こういった必要な作業でございますので、これに関して時間がかかったのはやむを得ないと考えております。

 

Q9

今おっしゃっていた、やむを得ないというところについて、事前に例えばよくある事例とかを共有するというのは、効果についてはちょっとそこまでかなと認識されているということでしょうか。

A9

(選挙管理課長)

今ご意見をいただいたので参考にさせていただきますけれども、感覚として一番分かりやすいのが白票は無効ですよと、そういったことについてはもうお分かりだと思います。ただ今おっしゃったような中で、いろんなパターンというのがあるかもしれませんので、そういったことをやるというのも一つ手かもしれません。参考にさせていただきたいと思います。

 

Q10

今質問させていただいたのは、事例の共有などは結構具体的な話かなと思うのですけれども、それに限らずこの開票作業の遅れとか票数が合わないなどのミスを防止するために、全体を通してもっと対策強化しようというような方向性というのはあるのでしょうか。

A10

(選挙管理課長)

もちろんこれまでも行ってきておりますけれども、それは引き続きやる部分と、これから従事した職員の意見とかも聞きますのでそういったことを参考に、何か改善の余地は必ずあると思いますので、そういったことは引き続きやっていきたいと思います。

 

Q11

2年前の市長選挙も過去最低の投票率でした。今回の市議会(議員選挙)も過去最低(の投票率)です。過去最低の(投票率の選挙で選ばれた)市長さんと議会の方々って、市民の信任を得た方々になると思いながらこの後二元代表制としてやっていかれるのでしょうか。

A11

厳しいご質問だと思います。そういう認識を有権者の方々お一人お一人が持っておられれば、投票行動に結び付くのだろうと思います。そういう意味では、市政課題を市民の方々へどのように説明をしていくのかということについてもうちょっと頑張らなくてはいけないという、その気持ちは確かにそのとおりだとは思いますけれども、政治は皆さんの遠くにあると思っておられるかもしれませんけれども、実は仙台市政、生活の身近なところ全てが関わっているのだということです。誰しもが政治に関わらずに生活はできないということを市民の皆さま方に知っていただく努力もしていかなくてはいけませんし、市政の今後の未来を考える上で、市民の皆さま方が主役なわけですから、市長としてもそうですし、それから市議会としても議員の皆さま方もその辺の訴求力というのを高めていく必要はあろうかと思います。今の質問にお答えするとすれば、そうした中で選任をいただいた議員の皆さま方、そして首長でございます。市民の皆さま方の幸せのために双方で力を尽くしてまいりたいと思っています。

 

Q12

市長が政治を志したところに非常に重なると思うのですけれども、生活に身近な政治に関わりのない市民はいないはずなのに、皆さん投票行動に結び付かないというのはやはり、毎日水道を使っていますでしょうし、多くの人がバスだったり地下鉄を使っている、ガスを使っている方もいるでしょうし、下水道なりなんなりも、だいぶ生活に身近で切っても切れないはずなのに、投票行動に結び付かないというのはどういったところだと思いますか。暑さであればもう4年後も確実に影響すると思います。

A12

どうでしょうか、国政も含めてなかなか投票率が上がらないというのはそのとおりだと思いますが、一番身近な自治体への選挙でこういう低投票率というのは、やはり何かしら問題があると思っています。そういう意味では、(2年前の市長)選挙の低投票率だった時にもいろいろと精査をしてもらいましたし、見てまいりました。今回もぜひ選挙管理委員会に詳しいデータをまとめてもらって、その上でどういうような訴求の仕方が有効なのか、やはり共に考えていかねばならないはずだと思っておりまして、そのことについては既にもう、詳しいデータを集めてとお願いしたところです。

 

Q13

今回の市議会議員選挙で、投票率についてと選挙の開票作業について、これまでは時間が例えば朝方まで結果が分からなかったりだとか票数が合わないということもあったと思うのですけれども、今回は大体40分の遅れにとどまったということですとか、1票の票数の差というのもすぐ対処したという点はあると思うのですけれども、市長と市選挙管理委員会それぞれの受け止めをお伺いしたいのですけれども、今回の選挙に開票作業、投票率含めまして対応としましてご自身の自己評価といいますか、これまでのミスとかトラブルに比べればよくできた方だというようなご認識なのか、それともまだまだこれから改善していかなくてはいけない点があると受け止めているのかをそれぞれお伺いしたいのですがよろしくお願いいたします。

A13

選挙事務というのは、それこそ自治体職員にとっても基本的な業務でございます。そういう意味で、いろいろこの間研修も重ねてきたと承知をしておりますし、またいろいろ有権者の皆さま方、投票においでになられた方々の受付で少し列ができてしまうというようなことも改善させるべく、システムを導入させていただいたりいたしました。そういう意味ではずいぶんとスムーズにいったのだろうと思います。また開票作業でも計算機を大々的に導入いたしまして、使い方についても研修を重ねたり、あるいは当日においても比較的スムーズにいったのだと思っております。そういう意味では上出来ではなかったかと私は思ってはいるところです。ただ投票率をアップさせる取り組みというのは、もう少し、もう一段上げていかなくてはいけないだろうと、そういう認識です。

(選挙管理課長)

まず投票率についてですけれども、これはこういう結果でございますので、決して万全だったと、大丈夫だったというのは言えないと思います。これから、そういった市民の方の意識の調査であったり、今回イベントで選挙クエストというのをアエルでやったのですけれどもそれの参加者の方の傾向とか、他の政令市の取り組みとか、そういったものを参考にこれから何がやれるかということを考えていきたいと思います。開票作業につきましては、過去今までいろいろ取り組みを行ってきまして、今回につきましては先ほども申し上げましたけれども、予定時間より40分遅れたというのはありますけれども、必要な作業を行った結果ということで、遅れて(対応が)悪かったとは感じておりません。そして全体的には比較的円滑に進めることができたと思っております。

 

Q14

投票率が過去最低であったりだとかということで、今後より市民の意見を反映したような政治を意識されてやっていくかと思うのですけれども、そんな中で市政与党の会派の議席が減ったりなどして議会の運営というのは今後さらに難しくなってくると思うのですけれども、そのあたりの受け止めについて改めて教えていただければと思うのですがよろしくお願いします。

A14

それこそ二元代表制ですから、地方議会と首長という関係は、与党・野党というような国政レベルのお話とはちょっと違っていると思っております。それぞれ直接選挙で選ばれた議員の皆さま方です。さまざまなご意見を背負って議会の場に立たれるわけですから、これまで同様に皆さま方の声を丁寧にお聞きした上で、私どもからも議員の皆さま方のご理解をいただけるように一生懸命に丁寧に説明を続けていくということだと思います。ただ皆さま方がオール与党だとおっしゃる方もおいでになりましたけれども、必ずしもそういうことでもなくこの間やってきたというふうに私自身は思っているのですけれども、闊達(かったつ)な意見交換ができるように、そしてまた真摯(しんし)なやり取りができるように、緊張感を持ってやっていかなくてはいけないなということ、これは改めて肝に銘じたいと思います。

 

Q15

先ほども暑さの話とかが出ていたのですけれども、そもそも(東日本大)震災で(選挙の)日程がずれたという経緯がありました。これまでも市議会と県議会の議長を含めて、ちょっと日程を変えないといけないのではないかとか、投票率向上のためにはやはりそういうことも考えていかなくてはいけないという議論もありました。今回これだけの低投票率となりますと、改めてそういった議論も必要になってくるのかなと、私個人的にも受け止めたのですけれども、市長ご自身、今回の低投票率、あとはこの真夏の暑さ、そこで選挙を行うことのリスク、そういったことを含めてどのようにお考えになるかお聞きしたいのですが。

A15

私も国政にいた頃に被災3県でこのような形の選挙になったわけですね。ここについてはやはり課題だと思っております。当時も市議会からも県議会からも、(日程)統一に向けたご要請というのを国に上げられていたと承知をしております。しかしなかなか難しくてそのままになってしまったわけで、今、私首長としては、この投票率の問題も含め、夏のこの暑さ、炎天下の中での選挙戦ということも含めて、議会の側からも何らか声が上がってきて、一緒にやりましょう、県議会議員選挙と一緒にやりましょうというような声がまとまって、また国に上げられるということ、これは私としては望ましいと思います。ただこれは私個人的な考えで申し上げたところですけれども、やはり今回も地方自治体の選挙が春に統一をされたという意味合い、あれはどうだったのかということをいま一度考えてみることも必要なのではないかとも思います。ただそれぞれの議員の任期の問題がありますので大変難しい課題になるのだと思います。加えてあちこちの自治体(での選挙日程)がばらばらになってしまっている部分もありますので、これを全て統一できるかというと突然のアクシデントで選挙になる場合もございますし、やはり難しいところはあるわけですけれども、ただ少し議会の方からも声が上がるといいなと思います。

 

 

仙台七夕まつりについて

Q16

8月5日に前夜祭で、8月6日から仙台七夕(まつり)が4年ぶりに通常開催されると思うのですが、市長はどれくらい動員されることを予想されているのかなというところをお伺いしたかったのですけれども。観光客とか何人ぐらいを想定しているのかなというところをひとつお聞かせください。

A16

200万人を超える皆さま方がお楽しみになるお祭りですけれども、昨年は通常とはちょっと違って、少し(七夕飾りの)高さの切り上げといったらいいのでしょうか、切り下げといったらいいのでしょうか、ありましたけれども、それでも200万人を超える方々においでいただいたと記憶しております。そういう意味では今回4年ぶりのフル開催です。出店もきっとたくさん並ぶことになるのだと思いますし、もっともっと多くの方々においでいただきたいなと思います。(仙台七夕まつり)協賛会の皆さま方、一生懸命に今準備をされていることだと思います。もう目の前に迫ってまいりましたから、ぜひ皆さま方もお楽しみいただけたらと思います。

 

Q17

(人出が)200万人を超えるということで、前夜祭の花火(祭)も通常開催されると思うのですけれども、どういう効果が得られると思っておられますでしょうか。(仙台)七夕(まつり)全体として経済効果ですとか、どういう効果が(仙台)七夕(まつり)をやることによってさらに得られていくのかというところをお伺いしたかったです。

A17

これは本市にとっては夏の一大イベントというのでしょうか、風物詩でもあって、それこそ全国からあるいは海外からもお客さまをお迎えできる素晴らしいお祭りだと思っております。今回、花火は前日の夜にお楽しみいただくもので、これは多分仙台市民の皆さま方が多いだろうと思いますけれども、それのみならず街中で打ち上げられる花火というのは全国的にも珍しいのだろうとも思いますので、ぜひ観光客の方にもお楽しみいただきたいと思います。また併せて、今年は本市の取り組みとして(仙台七夕ナイトフェス)宵灯り(よいあかり)という、(8月)6日、7日、8日、青葉山(公園)を中心にさまざまなイルミネーションやイベントも開催する予定になっております。日中の涼やかな七夕飾りを愛でていただくだけでなくて、夜もこんな楽しみ方があるのだということを存分に味わっていただければと思います。仙台市民の方々はもとより、県内外から、そして国内外から訪れる方々に向けて、本市としてもしっかりとおもてなしができるようにしてまいりたいと思います。

 

 

全国学力・学習状況調査について

Q18

学力テスト(全国学力・学習状況調査)の結果が出まして、仙台市以外の宮城県においては全国平均以下という結果が出たのですけれども、この点についてのご認識をまずお伺いしたいのですけれどもいかがでしょうか。

A18

仙台市以外のことについて、私の方から、結果を見させていただいたというだけで、認識を申し述べるものでもないと思っています。本市については、小学生では全国平均とほぼ同じ、中学生については全国平均を上回っていたということで、とても良かったなと思っています。なおいろいろと詳細を分析した上で、今後、子どもたちにしっかりと確かな学力を付けていく取り組みに結び付けていくと聞いているところです。

 

Q19

教科で言うと英語についてなのですけれども、授業以外で使う機会があったという回答が低く出ているのですけれども、そういった点については何か向上していくようなお考えというのはありますでしょうか。

A19

「話す」ところは全国的に見てもあまり高評価ではなかったようですけれども、確かに日常、それこそいろんな片仮名英語ですとか、もちろん街の中にも英字でいろんなものが表示されているけれども、実際に英語を使ってお話をするという機会はあまり多くはないのだろうとは思っております。ここの詳しいところについて、それぞれの学校で英会話も含めて取り組みは進んでいるものだろうと思っていますが、何かその会話をさらに上げていくための取り組みについて考えているかということについては教育(委員会)の方には確認しておりません。

 

Q20

仙台には数多くの外国人の方もいらっしゃるということもあり、観光客とかいらっしゃるというのもありますし姉妹都市(提携)を結んでいたりとかあるのですけれども、そういったイベントなどを通じて小中学生に英語を話す機会を何か提供するとか、そういったようなお考えというのは何かイメージされているのがありましたら。

A20

どうでしょうか、今例えば海外からの方々の日本語の学習、つまり学校教育の中で母国語しか分からないお子さんたちも増えているという中で、いろいろとその方々に対して日本語を使って教える中でも、例えば英語圏の皆さま方がいらっしゃる場合は英語で、あるいはフランス語圏の場合はフランス語でとか、いろいろボランティアの皆さんたちもいらっしゃることはいらっしゃいます。また言われましたとおり、外国人(で仙台に)お住まいになっている方が多いのも事実だろうと思います。そういう方々と一緒に特段何かというふうなことは今のところあるのかどうか、私の中でもよく分かりませんけれども、教育としてそこのところをもっと力を付けていきたいということであるならば、この間もいろいろやっていたことについてどう強化するか考えていくのだろうと思います。これは本市ということではなくて、民間というか(仙台)青年会議所の方々でしょうか、学生さんを短期留学させるという取り組みも行っておりますし、一部の方々についていろいろやっているのだとは思いますけれども、底上げというか、全体的に英会話をということについて何かビジョンがあるかというと、今言えるものはございません。

 

Q21

生活・学習習慣アンケートの結果も公表されているのですけれども、仙台市において、小学生、中学生ともに「自分には良いところがある」と答えた人が81.9%、83.2%とあって、小学生の方は全国平均からするとちょっと低く出ているというのもあるのですけれども、ここについては市長としてどのように受け止めていらっしゃいますでしょうか。

A21

子どもたちが自己肯定感を持って取り組むということはやはり重要だということで取り組みを進めておりますが、昨年度からはこの割合が増加して、小学生もまだちょっと全国平均よりはマイナス1.6ポイントなのですけれども、昨年度よりは上回ったということでございます。それから中学生も全国平均を上回っていて改善傾向が見られていると、そういうふうに報告を受けました。今後とも子どもたちが自信を持って伸び伸びと生活できるようにやはり支援をしていかなくてはいけない、教育委員会とともに力を合わせていかなくてはいけないなと思っています。

 

Q22

市長は市政課題としていじめ対策とか、そういうところに力を入れていかなくてはいけないというご姿勢でいらっしゃるのですけれども、このアンケートの回答について、ことさら何か気になった点というのがもしあれば教えていただきたいのですがいかがでしょうか。

A22

やはり今例を出してくださった、自分に良いところがあると思うかというこの調査が改善してきてよかったなと思っています。伸び伸びと自分らしく生きていくためには、自分のことをやはりちゃんと自分自身が認めるということが大切だと思っておりますので、そういう意味で改善傾向にあることは大変喜ばしいなと思います。

 

 

新型コロナウイルス感染症関連

Q23

昨日県の方で(新型)コロナ(ウイルス感染症)の病床使用率が上がってきているというお話がありまして、これから(仙台)七夕(まつり)と、あとお盆も控える時期になりますけれども、これで仙台圏の状況についてどう認識されているのかというところをお伺いします。

A23

(感染者数について)先週水曜日のデータですけれども、やはり5類移行以来、高い数値でした。定点当たり12.91件、患者数の報告は568件、1週間であったということです。おっしゃるように人の動きが活発化している中ですから、増えてくるということはそのとおりなのだろうなと思います。そういう意味で、今とても暑いのでお部屋の中だとかも窓を開けて空気を入れ替えするということはなかなかしにくい状況もあるかもしれません。ただ定期的に空気の入れ替えというのはやっていただきたいと思いますし、あるいはしっかりと手洗い、うがい等々、励行していただきたいと思います。また少し体調がよくないと思われる方はマスクをしていただく、あるいは病院に行っていただく等々していただきますようにお願いをしたいと思います。これからお盆で帰省される方々も増えてまいりましょうし、多くの方と一緒に会食をする機会も増えてこようかと思います。そういう意味では、少し皆さま方にも感染状況を注視していただいて、引き続きさまざまな対応を心がけていただくよう呼びかけていかなくてはいけないのかなと思っているところです。

 

Q24

現時点では注視というところで、具体的な対策を何かもっと強く発信していく段階にはないというようなご認識でよろしいでしょうか。

A24

どのぐらいになったら注意報とか警報を出していいのやら、これも国の基準もないものですから何とも申し上げようもないですよね。そういう意味では、本市としても何らかというふうなお願いも(国に)しておりますし、県もそのように知事会等々で要請をされているのだと思います。国に、こうなったら少し注意報なりなんなりで呼びかけをしてほしいとか、基準を作っていただけるとありがたいです。

 

Q25

以前この関係でお話を伺った時に、いわゆる医療ひっ迫の状態はないというお話をされました。県全体では病床使用率が6割とおっしゃっていますけれども、今の状況を踏まえて医療ひっ迫はないという認識は今も変わらないということでよろしいでしょうか。

A25

そうですね。本市においてそういうような報告は受けていないですね。昨日宮城県から病床(使用率)の発表というのもありました。確かに感染している方々がリスクがおありだったりご高齢であったりということになりますと、やはり重症化のリスクというのは高くなってまいります。そうしますと医療機関での入院も増えてきて、また医療負荷も高まってくるということですので、他の診療にも関わってくるお話だというふうには認識をいたします。そういう意味では、ぜひ注意をしながらさまざまな取り組みをしていただければと思っています。

 

仙台市長 郡 和子