ページID:70263

更新日:2023年8月23日

ここから本文です。

その他質疑応答(令和5年8月22日)

令和5年8月22日

 

市長2期目の折り返しにあたって

Q1

市長、今日で2期目の任期の折り返しを迎えられたと思うのですけれども、就任から丸6年たったというところについて率直な今の思いをお聞かせください。

A1

この間、2期目は新型コロナウイルス(感染症)の対応に明け暮れたと言っても過言ではないような前半だったというふうに思います。そういう中でもワクチンの接種等々も進めることができました。それから、さまざまな経済支援についても取り組むことができました。一方で、コロナ禍で顕在をしたさまざまな課題もございます。そうした課題に向けて取り組みを進めることもできたというふうにも認識をしております。また、コロナ後を見据えた都市間競争の中で、仙台の何が魅力発信になるのかということで、この間、取り組みも進めてまいりました。そういう意味では、(新型)コロナ(ウイルス感染症)の状況も一段落したというか区切りがついたということもあってか、新たなまちづくりというのでしょうか、これについても歩を進めることができたなというふうに感じているところです。

 

Q2

2年前の仙台市長選挙でさまざまな公約を掲げられていましたけれども、残り2年の任期の中で特に道半ばといいますか、これから特に力を入れて道筋をつけたい課題であったりテーマというのがあれば教えてください。

A2

今年に入って、国際社会でさまざまな発信の場をいただく機会もございました。そういう意味では世界に選ばれる都市というこのキーワードの中では、本当にいい滑り出しができたのではないかというふうにも思っているところです。今後、先ほどもちょっと話をしましたが、防災環境都市づくり、これをなお世界に、内外に向けて発信を強化していかなくてはいけませんし、また課題として残っている、このところ多発している風水害にどのように対応していくのかも含めて、しっかりと取り組みを進めていかなくてはいけないというふうに思っています。それから青葉山(エリア)の整備について、これもまた今年、全国都市緑化仙台フェアが開かれたり、G7仙台科学技術大臣会合で次世代放射光施設ナノテラスを見ていただいたりなど、青葉山(エリア)にもずいぶん注目が集まったというふうにも思っています。これからさらに国際会議の誘致ですとか交流人口の拡大に向けて、この青葉山(エリア)というところを起点に取り組みを進める必要があるのだろうというふうに思っております。また、(せんだい)都心再構築プロジェクトもしばらく時間がかかりましたけれども目に見えてまいりました。これも仙台がこれから世界から選ばれるまちになるための大きな力になるというふうに信じています。世界に通ずる「”The Greenest City” SENDAI」になるように、なお取り組みを進めてまいりたいと思います。

 

 

仙台育英学園高校の甲子園大会決勝進出について

Q3

昨日、仙台育英学園高等学校が決勝に進み、市長も応援に行かれるということですが、あしたの決勝に向けて何か一言ございましたら伺いたいなと思います。

A3

本当に連日素晴らしい試合運びで、本当にうれしく思います。2年連続で決勝戦に進出ということを決められたということ、とても素晴らしいなと思います。また私たちに幾つもの試合を通じて元気を与えていただいたことにも感謝したいと思います。ぜひ、決勝戦、思い切ったプレーで決勝戦でもぜひ勝利をしていただいて、深紅の大優勝旗を持って仙台に帰ってきてもらいたいなと思います。そのためにも私も一生懸命スタンドで声援を送ろうと思っています。

 

Q4

市長、甲子園、去年も行かれたと思うのですけれども、今回は出張自体は日帰りなのですか、泊まりになるのでしょうか。

A4

公務の日程の調整がつきましたので行かせていただきますけれども、1日、日帰りの日程です。

 

Q5

去年のチームもご覧になって、今年のチーム、そこまで詳細にはもしかしたら見る時間はないかもしれませんけれども、今年のチームの何か特徴であったりとかこれまでの戦いぶりについて何か感じるところがあれば教えてください。

A5

昨年度、東北初の優勝をプレゼントしてくれたあの仙台育英学園高等学校の皆さんたち、経験者が今年もまたずいぶん多く残っているので、その皆さんたちの経験がすごく生かされているなというふうにも見ているところです。プロ顔負けのあのピッチャーたち、そして打撃陣たち、いずれをとっても本当に素晴らしいと思って見させていただきました。それから須江監督のお話が去年もずいぶんと話題になりましたけれども、やはり須江監督は子どもたち、高校生の皆さんたちがプレーをするに当たってモチベーションを上げる言葉の魔術師でもいらっしゃるのかもしれないなとも思ったりして、試合後のインタビューのコメントなどを拝見いたしますと、やはり素晴らしいなというふうに思うところでした。やはり人を動かす力というものをお持ちになっている監督と、そしてまたいろいろ経験を積んだ若いプレイヤーたち、とても明日の決勝戦も期待をさせていただきたいと思っています。

 

 

福島第一原子力発電所ALPS処理水の海洋放出について

Q6

今まさに関係閣僚会議が行われている処理水の関連だったのですけれども、まだ会議中なので明確なことは言えないのですけれども、早ければ今週中、24日という数字などの報道も出ております。改めてこのタイミングでの放出が見込まれていることについて、どの程度理解が深まっているかなどについて、市長のご見解を改めてお聞かせいただけますでしょうか。

A6

岸田総理も現地に入られていろいろ福島の方々とお話をされた。また、全国漁業協同組合連合会の幹部の方々ともお話をされたということでございます。そういう意味合いでは、丁寧に説明をしてもらいたいということ、このことについては応えていただけているのではないかというふうにも一定程度評価をするものでございます。一方で漁業関係者の方々は、理解はしても納得をしていないということをお話になっておられるようです。ここのところはなかなか難しいところだと思うのですけれども、昨日の総理のお話にもあるように、長くかかるのであれば長く、ぜひさまざまな声に応えて支援をしてもらいたいというふうに思うところです。

 

 

市議会議員選挙について

Q7

市議会議員選挙の関連でお話を伺いたいのですけれども、今回、女性議員が過去最多ということになりましたが、こういった女性議員が増えることについての受け止めをお願いします。

A7

政治分野での女性の参画が少ないということ、国際社会の中ではいろいろ指摘をされて、女性の政治参画を進めましょうというふうに取り組みが始まっている中でこれは望ましいことだというふうにも思いますし、多くの方々がチャレンジしてくださったというのは評価したいと思っています。

 

Q8

政令指定都市の中で唯一の女性市長ということでもあられると思うのですけれども、そういったところが今回の市民の投票行動の後押しになったのかなというような考え方もあると思うのですが、そのあたりについてはどうお考えでしょうか。

A8

市民の皆さま方のご判断ですから、私はそのことについては自分で評価するものではないと思っています。

 

 

村井知事の全国知事会会長内定について

Q9

村井知事が全国の知事会長に無投票で当選されました。どのような役割を期待するのか教えてください。

A9

まだ就任前ということですけれども、本当におめでたいなと思います。心からお祝いを申し上げたいと思いますし、私自身もうれしくニュースを拝見しました。知事にも早速お祝いの言葉はお伝えしたところでもございます。特に東北地域からは本当に久々の知事会長ということになります。東北は全国の中でも課題先進県と言われている地域でして、この地域の実情を踏まえながら地方自治の持続的な発展、進展に向けた取り組みに力を発揮していただきたいと、このように思っています。

 

 

財政健全化法に基づく健全化判断比率の算定誤りについて

Q10

昨日、財政健全化判断比率の一部指標が誤っていたということを発表されましたけれども、市長としてのこの件に関する所感を教えてください。

A10

健全化判断比率のうち、令和元年度から2年度の実質公債費比率、それから平成29年度から令和3年度の将来負担比率、この数値が誤っていたということでございます。毎年度、法律に基づいて算定をした上で監査委員会の意見を付して議会の皆さま方に報告をし、そして公表するというものでございます。今回のような事態を招いたこと、遺憾でございます。市民の皆さま方にまたおわびをしなくてはいけないということでじくじたる思いもございますけれども、担当部署には改めて再発防止の徹底を指示いたしました。

 

Q11

昨日、(担当部署に)どういう事務手順なのかと伺っていたところ、決算の資料の中から幾つかの数字、必要な数字を拾っていくというような作業で、国からもその作業のマニュアルというのが示されているというふうに伺ったのですけれども、これは他の都市でも同じ作業をやっているのに、なぜ仙台だけがこういうミスが起きてしまうのか。そしてそれが確認されているだけで5年間続いてきたのかというところ、どうお考えになるのでしょうか。

A11

事務ミスが相次いで起こっているということについては、市民の皆さま方に大変申し訳なく思いますし、私自身もじくじたる思いでいるということは先ほど申し上げたところです。改めて、このように相次いでミスが発覚しておわびをするという事態を止めなくてはいけない。小さなミスに気がついたらば、それをすぐさま是正できるような体制をつくっていかなくてはいけない。職員一人一人が法令など根拠のあることにのっとった形で業務を遂行していくという公務の原点ですね、これに立ち返って、一人一人が市民の皆さまに対して職責を全うできるように、また改めてこれはしっかりと職員たちが胸に刻まねばならないことだと思っております。そういう意味で、研修等々も重ねながらあるいはそれぞれの組織の風通しをよくするような仕組みづくりですとか、あるいはまた人材育成や組織体制の見直しなども含めて、市民の皆さま方の信頼回復、そして信頼を勝ち得るために努力を続けていかなくてはいけないと思っています。

 

Q12

担当レベルのミスというものが、人間なのでミスは起こり得るというお話も以前あったと思うのですけれども、それを同じ部署の例えば上司なり他のメンバーがダブルチェックをするようなところについて少し弱いのでないかなという気もするのですけれども、その点はいかがでしょうか。

A12

今回もご指摘のように、(公営)企業会計の中での数字等と財政局内でのチェックというのがしっかりと2つ行われていなかったということですので、そこについては早速是正をするようにしてもらうということを指示したところでございます。おっしゃるように、先ほども申し上げましたけれども、組織の風通しのよさというのはまさにそういうチェックを気がついたところでやっていくということにつながるのだろうと思います。そういう意味で、いろんなことを取り組んでいかなくてはいけないと、まさに今いろんなアンケートやヒアリングなどもさせていただいているところです。

 

 

仙台市長 郡 和子