令和5年8月22日

このたび、とてもかわいらしいくまの女の子が仙台の子育て応援団長に就任してくれました。世界的な人気を誇る絵本シリーズ「くまのがっこう」と連携したプロジェクトがスタートいたします。

「くまのがっこう」は、昨年6月にご逝去されました本市出身の絵本作家あいはらひろゆきさんが作られた代表作でございます。主人公のジャッキーをはじめとするキャラクターは、小さなお子さんのみならず、子育て世代を中心に幅広く愛されております。

このプロジェクトでは、仙台の子育て応援団長としてジャッキーの仙台オリジナルアイコンを作成いたしました。ジャッキーが身に着けている衣装ですけれども、仙台七夕の吹き流しがモチーフになっておりまして、洋服には「SENDAI」の文字があしらわれております。

また、子育て世帯のSDGs教育として、小さいお子さんでも日常生活の中でできる身近なSDGsの取り組みが学べる冊子を制作いたしました。9月から3歳児健診でお配りするほか、子ども向けのイベント等でも配布する予定です。さらに9月18日に開催されるSDGs Week2023では、ジャッキーと一緒にSDGsを学べるイベントも開催いたします。ご家族そろってのお越しを、ジャッキーと共にお待ちいたします。

そしてこの秋から「くまのがっこう」のアートがラッピングされた移動図書館が稼働いたします。これをきっかけに、ぜひ多くの子どもたちに読書の秋を満喫してもらえればうれしく思います。

東日本大震災後、あいはら先生は、絵本の寄贈やまた保育所訪問などを通じて仙台の子どもたちを継続的に支援してくださいました。そのあいはら先生の思いをジャッキーが受け継いで、仙台の子育て応援団長として、みなさんに笑顔をお届けしていきます。仙台市ではジャッキーと共に、SDGs教育をはじめとした豊かな学びの機会を広げて、「子育てが楽しいまち・仙台」の実現に向けて取り組みを進めてまいります。

 

 

仙台市長　郡　和子