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更新日:2025年5月28日
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昨日、地域FM局のエフエムたいはくの野田紀子さんが、仙台市長選への出馬を正式に表明いたしました。報道各社の取材にはこれまでも意欲は示していたのですけれども、今回初めて正式に表明ということで、改めて、現職の市長としてのお立場から、どういったお受け止めになっているかというのをお聞かせください。
報道で拝見させていただきましたけれど、被選挙権を行使するというのは、それぞれの方々のご決断だと思います。思いや考えをお持ちになって昨日の表明ということにつながったのだというふうに思います。私からは何も申し上げることはございません。
野田さんの会見の中で、これまでも1期目、2期目と郡市長を応援してきたと。ただこれまでのいじめの問題に対する対応だとか、そういったところにまだ不十分なところが大変多くて、市政を変えたいという思いで決断されたということでした。そういったこの2期8年のところについての、応援してきた方の中でも不満だったり、そういったところがあるという現状について、そういった声についてはどのようにお受け止めでしょうか。
ご発言になった内容の詳細を存じ上げませんので、私からは何も申し上げることはございません。
ちなみに、市政課題として、一丁目一番地としていたいじめ対応というところについてが一つの取っかかりになったというふうにお話しされておりました。この辺については、具体的なところは存じ上げないということですけれども、いじめ対応についてのこの2期8年を振り返っての、まだ残り期間ありますけれども、市長の自己評価であったりだとか、こういった声についての受け止めというところをお聞かせください。
私自身はこのいじめの問題について、野田さんがどのようにご発言されたのか分かりませんけれども、私の中では、各学校にいじめ対応の教職員を配置をするということ、全国でも例のない取り組みをさせていただきながら、いじめの端緒(たんしょ)を早いうちに発見をして速やかに対応するということについて、教育委員会、教育局とも連携をしながら取り組んできたというふうに思いますし、市長部局としても相談窓口としてS-KET(エスケット)を設置させていただきました。このS-KETにもさまざまなご相談が寄せられていると承知をしております。それぞれの専門家の方々の力を借りながら、全市を挙げてこの問題に取り組んできていると私自身は思っております。
これまで応援をしてきた方という、これまで草の根選挙という形で1期目も含めて、市民の力という形で市長を支持されていた方たくさんいらっしゃったと思うのですけれども、そういった中からこういう不満というかですね、評価に対して厳しい声が出ているというところについて、どのようにお受け止めでしょうか。
野田さんがどのようなご発言(をされたか)、詳細については存じ上げないので、コメントは差し控えたいと思います。
旅行業者のハローワールドの件でお伺いいたします。市内の旅行業者が、そういった国際交流イベントの中止を受けて参加費の滞納があった問題がありまして、その相談が相次いでいる状況にあります。さまざま報道でも取り上げられていますけれども、実際にこの一連の報道についてどのように見ておられたかということをお聞かせください。
お子さんたちに関わるイベントでのトラブルでございます。大変残念に思っています。主催者や、宮城県から行政指導のあった旅行会社には誠実な対応というのが求められますし、返金についても速やかに進めていただきたいと思っております。
そのイベントのチラシの中の後援の欄に仙台市教育委員会が入っていたということで、市教育委員会の方で承認がないままそういった後援として使われていたということもありましたけれども、なかなか承認がない中でそういう掲載になるのは、全て把握するのは難しいかと思いますけれども、その取り扱いについて見直しなり確認なり、これからの検討の方針をお聞かせください。
まず、その募集案内のチラシに本市教育委員会の後援名義が無断で掲載をされていたということについては、大変遺憾に思っております。名義後援の場合、どのようなルールになっているのかということを改めて聞いたところでもございますけれども、実は各部局でいろいろまちまちだったということもございました。そういう意味では、制度をより適正に運用できるように全庁的に統一の基準を作っていかなければならないのではないかというふうに思っていまして、これについては検討を進めたいと思います。
そういった統一の基準について、具体的な検討というのを今後着手されるということでしょうか。
そうですね。いろいろな名義後援というのはあるわけでして、そこに統一のルールがありませんと、実際に本当に許可をしたのかですとか、一体これはどこの部署が許可を出したのかということについても分からなかったりする場合もあります。そういうことのないように、統一的な見解をまとめていくべきだというふうに思っています。
具体的に、どういった方向性なり、どういった項目についてというのは。
それは今後ですけれども、総務局の方でしっかりとしたルールを作るように伝えているところです。
この名義後援のルールというか、現状だと市民を広く対象にしているとか、各部局で何となく似たようなルールにはなっているような気が私はしていたのですけれども、そのルールを一つ一つ全部局で合わせるということなのでしょうか。
それぞれいろいろな種類の依頼があるわけですよね。そういうものに対して、どこがそれぞれの内規でもって、これだったら趣旨にかなっているので、趣旨は本市の行政の目指すところにかなっているので、それでは許可を出しましょうとしたとしても、それがどこの部署なのかということも全て把握し切れないのですね。名義後援はものすごくたくさんありますものですから、そういう意味では、今回のこのチラシに全く無断でそういうふうに掲載をされていたということについても、確認が取れたからよかったのですけれども、分からないと、またこれがトラブルになったときに大変だというふうな思いが強うございます。そういう意味で、しっかりと把握できるようにしておきましょうということです。
今回のハローワールドのチラシというのが、学校を通して保護者に毎年のように送られていたというところで、その学校の配布物というのを市教育委員会としてどういうふうな今把握になっていて、今後その検討をされるとかという見通しはあるのでしょうか。
私が教育局に確認をいたした際には、似たような事業のものはあったようですけれども、しかし当該宮城復興支援センター主催のこの国際交流イングリッシュキャンプというものについてのチラシはなかったということです。
(教育指導課長)
現在、学校から当該チラシが配布されているという報道もありまして、こちらで今確認を行っているところでございますけれども、本件に関するチラシが(学校に)直送されているのかどうか。学校には本当に年間を通して非常に多くのチラシ等が持ち込まれております。本件に関するチラシは昨年度のものでありまして、年度末に学校で処分されている可能性もあるものですから、現在のところ確認ができていない。もしかしたら確認がちょっと取れないというふうなこともあり得るかなと認識をしているところでございます。
なかなか学校の配布物が確認し切れないという状況があるのかなとは思うのですけれども、こういう名義が無断で使われていたりする場合が今回あったわけなので、学校の配布物をどういうふうにチェックしていくかとか、市教育委員会でどういうふうに統制を取っていくかなど、今後の対応がもし検討しているものがあれば教えてください。
(教育指導課長)
各種団体から直接学校へ案内資料等の配布の依頼があった場合については、内容が有益なものか、あるいは配布することが妥当なものかなどを確認して判断をするように、現在も学校の方には伝えているところでございます。また、判断に迷うような場合につきましては、教育委員会に問い合わせるように、こちらも併せてお願いをしているところでございます。
仙台市長 郡 和子
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