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更新日:2024年3月13日
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令和5年中に仙台市内で発生した火災の総件数は246件でした。これは1日あたり約0.7件の火災が発生したことになります。
そのうち、住宅火災の件数は86件で、昨年より3件増加しました。
全国的に、住宅火災の発生件数は減少傾向にありますが、住宅火災で亡くなる方はなかなか減りません。
ここでは、火災の予防法や、火災が発生したときに、命を守る行動と被害を最小限に食い止める方法を紹介します。
総務省消防庁から発表された「令和5年版消防白書」によると、
全国で発生した火災のうち、住宅火災の割合は、30%でした。
さらに全国で火災により亡くなった方のうち、住宅火災で亡くなった方の割合は、81%でした。
そのうち、65歳以上の高齢者の割合は、75%と非常に高くなっています。
住宅火災による死者のおよそ半数が、「逃げ遅れ」により亡くなっています。
死者が発生した住宅火災の主な出火原因は、次のとおりです。
使わない電気器具のプラグは、抜くように心がけましょう。
また、古くなった電気器具から出火することもあります。古くなったものは、新しいものに更新しましょう。
たばこ火災は、炎をあげずに布団や畳を焦がしながら燃え広がるので気付きにくいのが特徴です。
ストーブ火災は、ちょっとした不注意から発生しています。
着衣着火にも気をつけましょう。
大きな声や音で、周りの人に火災を早く伝えましょう。
安全な場所で、慌てず、正確に通報しましょう。
火災の種類によって消火方法が異なります。
詳しくは下記の「住宅用消火器を備えましょう」をご覧ください。
落ち着いて、姿勢を低く、素早く避難しましょう。
日頃から2方向以上の避難経路を確保しましょう。
こんろに備わっている、「調理油過熱防止装置」「立ち消え安全装置」「こんろ消し忘れ消火機能」「グリル消し忘れ消火機能」の安全装置のこと。
地震などの強い衝撃を受けた時や燃焼中に給油タンクを抜いた時に自動消火する、ストーブに備わった安全装置のこと。
防炎品とは、着火しにくく、また、着火しても燃え広がりにくく加工したもので、火災の発生や拡大を未然に防止することができます。(左は防炎品。右は非防炎品。同時着火50秒後の様子)
住宅用火災警報器とは、煙や熱を検知して、警報音や音声で火災の発生を知らせる装置です。
仙台市では、基本的な設置場所を「寝室・階段・台所」と定めています。
定期的に点検を行いましょう。ボタンを押したり、ヒモを引くと点検が出来ます。
正常の場合、「正常です」等の音声が流れますが、「電池切れです」という音声や反応がなかった場合、交換する必要があります。(音声は機種によって異なります。)
住宅用火災警報器を設置すると、未設置の場合と比べ、住宅火災により死亡するリスクと損害額は半減し、焼損床面積は約6割減少するという調査結果が出ています。
住宅用消火器は、粉末タイプと強化液タイプの2種類があります。
粉末タイプは、噴出された粉末薬剤が広範囲を覆って火勢を抑制するのが特徴です。
強化液タイプは、液体薬剤が霧状に放射され、火を消すのが特徴です。
購入する際は、必ず適応火災をご確認ください。
上記の内容をイラスト付きで分かりやすくまとめた資料がありますので、こちらもご覧ください。
資料 住宅火災をなくそう ~火災を起さない・火災から命を守る~(PDF:2,456KB)
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