ホーム > ブログ・SNS > 八木山動物公園スタッフブログ「八木山ZOO通信」 > アフリカゾウ 基本と応用〈前足編〉(6月20日)
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八木山動物公園スタッフブログ「八木ZOO通信」
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アフリカゾウは、毎日室内に収容後、トレーニングを行っております。
何のためにトレーニングを行っているのかというと、飼育員や獣医師がゾウの体に直接触れ、安全に健康管理を行うためです。
ゾウは体が大きいので、飼育員が体を保定(体が動かないようにおさえること)することはできません。このため、ゾウに協力してもらい、体のケアや治療を行う必要があります。
トレーニングでは、飼育員がゾウに号令をかけ、ゾウを動かします。様々な号令がありますが、今回は前足を上げる号令とケアをご紹介します。
「足上げて」と号令をかけて、飼育員が足を上げると、ゾウも足を上げてくれます。
鼻も足も上げている「ベン」
この動作を応用して、ゾウに協力してもらって行っているのが、前足の手入れです。
台や張ったロープに前足を乗せてもらい、蹄を削ったり、足の裏を削ったりします。
ロープに右前足を乗せる「花子」
獣医師に消毒してもらう「花子」
獣医師に削蹄してもらう「ベン」
ゾウも飼育員が何をして欲しいかを理解しているので、号令をかける前に自分から進んで足を乗せてくれたりします。
微妙な調整も言葉を理解しているかのように動いてくれます。
最初からこのように動いてくれたわけではなく、日頃のトレーニングを継続し、ゾウとのコミュニケーションを図ることで、ご紹介したケアができるようになったことから、毎日のトレーニングが大事なのです。
次回は違った号令を紹介します。
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電話:022-229-0122
ファクシミリ:022-229-3159
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